岡山の後楽園には30年ぶりに行った。ちょうど芝生を芝生を焼いた後で、黒い芝生が広がっていた。めったに観れない風景である。
倉敷の蔵の立ち並ぶ風景はあまりにも有名である。この「倉敷美観地区」をゆっくりと散策した。





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ホテルを8時頃に出て、後楽園に行った。
日本三名園というのがあって、それは金沢の「兼六園」、水戸の「偕楽園」、そしてこの岡山の「後楽園」なのだ。
昔、会社の慰安旅行でこの岡山に来たことがあるのだが、そのとき後楽園もみている。ところが、30年以上も前のことなので、すっかり忘れてしまっていた。
川の横に細長い駐車場があって、ここは無料なのだ。観光地で駐車料金がただというのは本当にめずらしい。
後楽園に入ると、芝が真っ黒であった。びっくりしたのだが、昨日、芝を焼いたばかりらしい。案内の人が言っていたのだが、後楽園では芝が三色に変わるのだと。春夏の緑、そして秋の黄金色、そして冬は黒なのだそうだ。
ちょうど私はその黒の季節に来たわけである。これはけっこう珍しいことではないかと思うのだ。喜ぶべきなんだろうか。
庭園の真ん中に「唯心山」という築山があって、ここに登ると庭園全体を見渡すことができる。
確かに、後楽園は名園である。

南出口から外に出て、吊り橋を渡って岡山城を目指す。
庭園からもこの天守をみることができたのだが、これが庭園の借景としてけっこうすてきなのだ。
大手門を潜って本丸に入る。
この岡山城は昭和に再建された城である。姫路城と基本的に違うのは内部構造で、鉄筋コンクリートで、中は博物館のように整備されている。
エレベーターもあって、一番上の天守まではエレベーターで登って、それから各階の展示を眺めながら下ってくるのだ。
天守からは後楽園を見下ろすことができた。

岡山を出て倉敷を目指す。
せっかく岡山にきたのだから、すぐ隣の倉敷を訪れないわけにはいかない。
倉敷の有名な蔵が建ち並ぶ一角は「倉敷美観地区」という。
ここに向かう前に、倉敷商工会議所のビルの中にある食堂に行った。昼食をとるという目的もあったのだが、ここにはインターネットのホットスポットがあるのだ。
食事をしながらインターネットをつないで、少しデーターの確認をして、それから今日のホテルの予約をした。
倉敷は蔵の街。川端に柳が植えられていて、その両側に蔵が建ち並んでいる。ただしそれはほとんどお土産屋さんである。
最近は「アイビースクェア」という建築群ができていて、ここにも立ち寄った。レトロな感じがいい。
私が倉敷に寄ったのは「大原美術館」を訪ねるためである。
ここにある絵画にはすばらしいものが多いのだ。
収蔵されている美術品は倉敷紡績の二代目社長、大原孫三郎氏が収集したものなのだ。大原氏がこれらの絵画を買いあさったのは第一次大戦が終わった頃で、今から考えると信じられないような安い価格で買い集めることができたらしい。
おかげで、この日本でヨーロッパの名画を鑑賞できるというわけである。
昔はグレコの「受胎告知」が一番有名な絵だったのだが、今回鑑賞してみると、他にもいい絵はいっぱいある。なんかうれしくなってしまうのだ。

倉敷から広島に向かった。
この間の距離は170km以上あるので、高速を使うことにした。
私は明日、広島を観光してから、尾道に立ち寄ろうと思っていたのだが、尾道というのは広島の手前にあるのだ。大きな勘違いをしていた。おかげで、今回も尾道を訪ねることはできなかった。
広島に着いたのは夜の7時頃である。


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延養亭


花葉池


後楽園から岡山城


倉敷美観地区






大原美術館





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