烏帽子山登山道→展望舞台→青岸渡寺本堂→熊野那智大社→樟御神木→山門→孔子廟→大門坂(唐斗石→楠の巨木→多富貴王子→夫婦杉→鏡石→振ヶ瀬橋)→大門坂入り口→曼荼羅公園

那智の滝といったら、鮮やかな朱の三重塔の奧にまっすぐに流れ落ちる姿が紹介されることが多いのだが、その展望は青岸渡寺から眺めたものなのだ。この青岸渡寺と熊野那智大社は世界遺産に登録されていて、観光客もいっぱいである。



 青岸渡寺と那智大社
青岸渡寺が見えてきた


石段を下る


三重の塔に向かった


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2009年5月13日

烏帽子山の登山道から青岸渡寺の境内に入ると、突然人が多くなった。ここは世界遺産に登録されて大観光地になってしまったのだ。参道を歩いて行くと、青岸渡寺の大きな瓦屋根が近づいてくる。本堂の左に広場があって、そこは那智の滝と三重塔の展望台になっていた。観光案内ほとんどすべてに登載されているのはここから見る景色なのだ。

青岸渡寺本堂の前に着いた。このお寺は西国三十三カ所の一番札所なのだ。せっかくなので、ここで納経帳を買って、読経して朱印をもらった。西国三十三カ所巡礼のためにまた来ることになるだろうが。(結局、熊野古道を歩いてこの地を再訪することになったが…)
納経所のひとに話しをきいたら、歩いて回る人は年に3人か4人くらいのものだという。この一番から二番の間は200kmもあって、それだけで1週間をみなければいけないのだという。西国三十三ヶ所を回るときは方法を考えなければいけない。
青岸渡寺の本堂からさらに進んで朱塗りの門をくぐると熊野那智大社である。境内に入ったところには樹齢800年という樟の巨木がたっていて。
熊野那智大社の境内には展望所があって、ここからは烏帽子山を見ることができた。特徴的な烏帽子岩が見えたので、烏帽子山がわかった。
青岸渡寺の参道の石段を下って山門をくぐる。ここから左に行って三重塔をめざした。もう一度三重塔と那智の大滝を一緒にみたかったのだ。
うまく写真を撮って引き返す。



 熊野古道大門坂
大門坂の降り口


大門坂が始まる


杉の巨木の道


振ヶ瀬橋


あとは熊野古道の大門坂を下って曼荼羅の公園に戻るつもりなのだが、その道がわからない。引き返して行くと、滝道の標識があったのでこれを下った。でも、誰も通っていない。熊野那智大社への石段が表参道だったのだ。

人の通らない道を下って行くと、中国風の不思議な建物があった。孔子廟なのだが色あせてみすぼらしくなっている。ようやく表参道の入口に着くと、この先に大門坂の入口があった。
杉の巨木が聳えるところから石段を下って行く。道の両側には杉が建ち並んでいて、この坂道をけっこう登って来る人がいる。
道ばたに「唐斗石」という標識があった。祈り石だというのだが、その意味がよくわからない。
ここから少し下ると、巨大な楠の木がそびえ立っていた。樹齢800年という古木で、歳を経た巨木には神が宿るというが、いかにも神木らしい神々しいたたずまいであった。
このすぐ先に「多富貴王子」という青い標識があった。その名前が刻まれた石碑がたっているだけで、一瞥して通過した。(この半年後に私は熊野古道を歩くことになるのだが、平安貴族が行った熊野詣というのは、この王子を参拝しながら熊野本宮に至ることだったのだ。熊野古道には九十九の王子があるといわれ、この多富貴王子はその一つである。私が行った熊野古道歩きでは、九十九王子社をひとつひとつ参拝する旅になった。知らないということは、けっこうどうしようもないことなのだ。)

道の両側に杉の巨木がそそり立っている。これが樹齢800年という夫婦杉で、この間を過ぎると杉並木は終わって、さらに赤い振ヶ瀬橋を渡ると「鏡石」があった。これも祈り石なのだそうだ。
坂道を少し行くと国道に出る。この入口には大門坂と刻まれた大きな石碑がたっていた。その横には世界遺産の標石もある。

あとは国道を200mほど歩いて、曼荼羅公園に戻った。155分であった。


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