追手門→山内一豊銅像→板垣退助銅像→山内一豊の妻銅像→詰門→二の丸→黒鉄門→本丸→梅の段→坂本竜馬生誕地→路面電車→はりまや橋→立志社跡

高知は土佐山内家24万石の城下町である。司馬遼太郎の小説「功名が辻」を思い出しながら高知城を見てまわった。さらに坂本竜馬の生誕地を訪ねることもできた。最後ははりまや橋にいって、よさこい節の「坊さんかんざし買うをみた」を口ずさんでしまった。


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3月30日

今日はこれから高知に行って、高知城の観光をしようと思う。

高知市街に着いたのは1時半を過ぎていた。
駐車場を探しまわって、高知城の近くに停めて城に向かう。
高知県立文学館を左に見て歩いてゆくと追手門前の広場に着いた。黒塗りの大きな立派な門である。ここから見上げると高知城天守閣が見える。ずいぶん高いところにある。
一旦、追手門から出てお堀を渡った左には山内一豊の銅像がある。長槍を小脇に抱えた渦中姿の騎馬像である。山内一豊は関が原の戦いの後に、この土佐24万石の藩主となったのだ。昨年のNHK大河ドラマは司馬遼太郎の「功名ヶ辻」だったが、私は20歳のころに功名ヶ辻や竜馬がゆくの小説を読んで、けっこう感動してこの高知にやってきたことがある。
そのときこの山内一豊の像があったかどうかは記憶がない。
この追手門広場から天守へ向かう石段の横には板垣退助の銅像がたっていた。右手を上前方に真っ直ぐに伸ばしたフロックコートを着た立像である。その横には「板垣死すとも自由は死せず」と刻まれた石柱がたっていた。
石段を登って天守閣に向かうと、その途中の石垣に石の樋が突き出ていた。高知は雨が多いので、そのための雨樋で全国でも珍しいものなのだそうだ。
石段を登ったところが三の丸広場なのだが、そこは起重機がおかれて工事の真っ最中であった。その傍らに山内一豊の妻と馬の像がたっている。山内一豊の妻は千代といわれているのだが、確かな裏づけ資料はないらしい。近江浅井家の家臣若宮友興の娘とされているが、美濃の八幡城主遠藤氏の娘という説もあるらしい。山内一豊の妻として有名なのが、嫁入りに持参した10両の大金で名馬を購入してやったという話である。
さらに石段を登って二の丸広場に着く。ここからはすぐ目の前に天守閣を見ることができる。天守閣の前には白壁の塀が連なっていて、これが「東多門」「西多門」と呼ばれるものらしい。二の丸と本丸の間には堀があるのだが、これを結ぶのは橋ではなくて「詰門」なのだ。門は二階建てで上が廊下になっていて、これが本丸への入り口なのだ。その入り口には拝観受付がある。
中に入らずに二の丸広場を奥に進んで天主を眺めると、すごく高い石垣が組まれているのがわかる。いったん引き返して、天守閣の下の通路を歩いて、黒鉄門に出た。この門をくぐると本丸である。すぐ目の前に天守閣がそびえている。その前は書院造りの建物。でも、ここから先は拝観券を買わなければいけないので、写真だけ撮って引き返した。
広い石段を下って「梅の段」という広場に出る。きれいに桜が咲いていて、ぶらぶら行くと詰門の前に出た。高い石垣を見上げ、花を眺めながら追手門に戻った。

私は、これから国道を西に向かって、坂本竜馬の生誕地を訪ねるつもりだ。国道33号線には路面電車が通っているのだが、1km足らずなので歩くことにする。
国道に出た交差点で「国道33号線起点・国道32号線終点」の石標を見つけた。高知県庁前が国道の分岐になっているのだ。
10分ほど国道を歩いて、坂本竜馬生誕地の石碑の前に着いた。あるのはこの石碑だけなのだ。ビルに狭間にたっていて、あまり目立たない。大昔、初めて高知を訪れたとき、竜馬生誕地がどうしても見つからなかったことを思い出した。

次は「はりまや橋」に向かう。「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た♪」と唄で有名なはりまや橋である。昔、高知にきたときは、川はどこにもなくて、橋の欄干だけが道につくられて、がっかりしてしまったのだが…。でも、せっかくなので「はりまや橋」に行ってみるのだ。竜馬生誕地の前の「上町一丁目」の停留場から路面電車に乗った。はりまや橋の停留場は、路面電車の線路が十字に交差するところである。
電車から降りて少し行くと、国道32号線の広い通りにコンクリートの大きな橋の欄干のようなものがたっている。そして、その左に小さな赤い橋があった。その下には水があった。昔はこんなものはなかったのだが、最近、堀川を再現して「はりまや橋公園」として整備したのだそうだ。
この公園の人工の流れに沿って歩いてゆくと、その突き当りには「中央公園」があって、そこには立志社跡の石碑があった。立志社というのは、板垣退助らによって創設された自由民権運動のための結社なのだ。
はりまや橋公園を引き返して行くと、赤い橋のたもとに、よさこい節にちなんだ人形がたっていた。



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追手門から高知城に入る


山内一豊の像があった


天守閣が見える


石段を登る


二の丸から本丸への入り口


国道の起点と終点


坂本竜馬生誕地の碑


はりまや橋






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