2000年1月2日
仕事を終えて、家に帰ってから山登りの準備をしたのだが、山の荷物を車に積み込み終わったときはもう9時になっていた。
佐野から東北自動車道に入り、東京の大泉で降りた。
ここからは環八を通って名神高速の東京ICに向かうのだが、この間の約20kmがとんでもなく時間がかった。渋滞である。それに道路工事も重なっている。
大泉ICを出たのは23:10だったのに、東京ICに着いたのは12:22であった。20km走るのに1時間以上もかかった。
東名高速をひたすら走って、足柄ICが1:20、上郷に着いたのが4:10。京都までもう少しのところである。ここで眠くなったので仮眠を取った。
1月3日
6時に目を覚まして、コーヒーを飲んだ。
今回、魔法瓶にお湯を入れてきたのは正解であった。けっこう便利である。
6時半、まだ真っ暗である。京都を通過する頃、明るくなってきた。
吹田通過は8:20頃で、ここから中国道に入る。少し走ったところでさらに山陽道に入る。この道は最近開通した道である。
仮眠を取ったりしていたので、小倉東ICに着くのは14時過ぎになりそうである。もったいないのでどこかで観光することにした。
そこで思い立ったのが、世界遺産に登録された「原爆ドーム」である。ついでに、同じく世界遺産の「宮島」にも立ち寄ってみようと思う。
広島ICに着いたのは12:30。
広島の道は初めてなのだが、カーナビが役に立ってくれる。
ICは広島のかなり北にあって、ICを降りて一般道を長い時間走らなければいけない。
平和公園は簡単にわかった。
しかし、駐車場がなくて、周りを一度グルリと回ってしまった。
タクシーの入っていく駐車スペースがあって、そこに停めることにした。 平和公園はよくテレビに映し出されるところである。
今日も平和の火は燃えていた。
真っ直ぐに歩いていくと、正面に原爆ドームが見えてきた。
この平和公園から河を隔てた向こう側に建っている。
デジタルカメラで写真を撮ろうとしたのだが、この位置からだとドームの全体を写すにはちょうどいい。しかし、周りのビルまでが写ってしまうのが難点。
橋を渡って、ドームの真下に行った。
原爆はこのドームの真上で爆発したらしい。
よくこれだけ残ったものだと思う。
公園から引き上げようと思ったら、正月なのに原爆資料館が開いていて、せっかくなので入館することにした。
入場料は50円であった。
この資料館に入ったのはいいのだが、わずかな時間で出てきてしまった。内容があまりにも悲惨すぎるのだ。
少し驚いたのは、外国人の入場者が多いことであった。それも彼らは真剣に展示されているパネルを見ている。
広島から宮島に向かう。
日本三景の一つ、安芸の宮島を一度は見ておきたかったのだ。
ところが、今日は1月3日、まだ初詣の真っ盛りで、道路は大渋滞。宮島に着いたものの、今度は駐車場が無い。
道路をのろのろ運転していたときに、写真なんかでよく見る海の中に立つ鳥居がちらりと見えた。これで良しとして、今回は宮島参りを諦めることにした。
時間が余ったので、岩国の錦帯橋に行くことにする。 宮島か岩国に向かい、カーナビの通りに走っていったら、無事、錦帯橋に着いた。
錦帯橋では駐車場が河原に作られていて、この駐車料金は無料であった。
錦帯橋を河原から見ると、向こう岸の山の上に岩国城が見えた。これがけっこう絵になっている。
写真もたくさん写したたが、夕方で少し光が足りない。全体的に黒っぽくなってしまったのは仕方が無いか。
岩国からまた高速に入り、北九州の英彦山に向かう。
途中、関門海峡を渡る。
ここから九州だと思うと、ちょっと感激。
高速は小倉東ICでおりた。
途中のコンビニで食料を買い込んで、英彦山の登山口の別所駐車場に着いたのは19時頃だった。
ここで夕食にする。
コンビニで買った肉まんがうまかった。酒は家から持ってきた日本酒の紙パック。これがうまかった。
地図を見ると、キャンプ場があることになっているので、これを見に行ったら、閉鎖されていた。冬にキャンプ客なんてあるはずないから当たり前である。
このキャンプ場の駐車場に車を停めて、酒を飲みながら星空を見上げる。
きれいな星である。オリオンが光っていた。
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平和公園を歩いて行く
川の向こうに原爆ドーム
原爆ドーム
錦帯橋
錦帯橋 |