東北本線(仙台→福島→黒磯→宇都宮→大宮)
京浜東北線(大宮→南浦和)
武蔵野線(南浦和→西国分寺)
中央線(西国分寺→立川→高尾→岡谷)
飯田線(岡谷→辰野→伊那市)

つい10日前に南アルプスの大縦走をしたばかりなのだが、青春18切符がまだ残っているので、再び信州に出かけることにした。前回は甲府までだったが、今回は岡谷まで行って飯田線に乗り換えることになる。ただ、心配なのは伊那市でどこに泊まるかということなのだ。


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2007824

今日から中央アルプス全山縦走の山旅に出かける。
もちろん、青春18切符で行くのだ。切符は南アルプスの縦走登山で2日分を使っただけで、まだ3日分が残っているのだ。
各駅停車で伊那市まで行くと、11時間以上かかる。

仙台11:03→ラビット(快速)→12:15福島12:2014:23黒磯14:3615:27宇都宮15:39→湘南新宿線快速→16:44大宮16:53→京浜東北線→17:05南浦和17:10→武蔵野線→17:38西国分寺→17:4417:50立川17:5418:12高尾18:1721:09岡谷21:4422:26伊那市

私は各駅停車の旅がけっこう好きなのだ。仕事を持つ人はタイムイズマネーで、ともかく速いことを第一とするのだが、無職の私には急ぐ必要はまったくないのだ。のんびりと各駅停車の列車に揺られて行くのは本当に楽しい。
考えて見て欲しい。普通、仙台から信州まで行こうとしたら、東北新幹線に乗って、そして東京駅から中央線で新宿に行き、そこから特急あずさに乗るのが一般的であろう。そうすると約6時間で伊那市に到着することができる。でも、新幹線や特急というのは本当に味気なくて、途中、列車の旅の風情を味わうということはほとんどできないのだ。学生が騒々しく乗り込んできたり、疲れた感じ勤め人と席を隣り合わせたりというのは、本当にローカルな鉄道の旅をしているという感じで楽しくてたまらない。

仙台から福島行きの快速ラビットは快適で、予定通り福島に着いた。待ち時間がほとんどなくて、すぐに黒磯行きの列車に乗る。
この列車にはかなりの車両がついていたのだが、郡山で切り離されて2両だけになってしまった。このため、車内がものすごく混んできた。この前、南アルプスに行ったときは、夏休みのせいもあって学生がほとんどいないため、けっこう空いていたのだ。でも、夏休みが終わったようで、通学の学生がたくさん乗っているのだ。
こうした通学の学生たちを見ているのもけっこう楽しくて、福島や郡山という都会が近づくと学生が増えてくる。そしていつのまにかいなくなってしまう。
時間が14時を過ぎるとお腹が空いてきた。駅の立ち食い蕎麦でも食べようと思い、黒磯での13分の停車時間を狙っていたのだが、ここの蕎麦屋さんは改札の外にあるのだ。食べれないとなったら益々腹が空いてきた。
宇都宮で12分の時間がある。ここには駅のホームに野州蕎麦という立ち食いがある。
宇都宮に着いてすぐに食べに行った。でも、蕎麦屋さんは隣のホームだったので、階段を上り下りしなければいけなかった。12分の時間は短くて、掻きこむようにして食べたので、食べた気分がしなかった。
宇都宮から小山までは各停だが、その先から快速になる。大宮で京浜東北線に乗り換えると、首都圏にやってきたという、あわただしい雰囲気になった。すぐに南浦和で下車して、武蔵野線に乗り換える。ここでは東北線と武蔵野線が十字に交わっているのだ。
武蔵野線に30分ほど乗って、西国分寺で中央線に乗り換える。本当に首都圏の電車というのはあわただしい。私はこの乗り換えについて事前にネットで細かに調べてきたのだが、首都圏のダイヤは微妙に違っていて、高尾についたのは10分ほど早かった。松本行きの各停に乗り換えるため高尾のホームを歩いていったら立ち食い蕎麦屋さんがあった。座席を確保してから蕎麦を食べに行った。ようやく腹も落ち着いて、のんびり列車の旅を楽しむことができる。高尾から岡谷までは3時間弱乗っていなければいけないのだ。
さすがに首都圏、高尾から先でも乗客は多い。
外の景色を楽しみたいが日は暮れてしまって真っ暗である。笹子トンネルを抜けて甲府盆地に入ると、どの駅にも風林火山の旗が立っていた。今年の
NHK大河ドラマ「風林火山」ゆかりの地という観光アピールなのだ。
岡谷に着いたのは9時過ぎである。ここで飯田線に向かう列車に乗り換える。待ち時間が35分あるので、改札を出てコンビにを探しに行った。ところが、駅からかなり歩い行っても、コンビニを見つけることはできなかった。岡谷ってこんなに田舎だったのかと思ってしまった。
目的地の伊那市駅に着いたのは22時半くらいである。
今夜はこの駅に泊まらなければいけないのだが、この駅は終電のあとで閉鎖されてしまうので寝る場所を確保しなければいけない。
駅前にバスターミナルがあると思っていたのだが、そんなものはなかった。ターミナルのベンチで寝ようと思っていたのに、困ってしまう。

とりあえず、コンビニを探して夜食の弁当を買おうと思う。駅前から山側に向かって歩いて行くと、すぐにアーケド商店街があって、そこにベンチがあった。最悪、ここで寝るしかないと思った。(その通りになった。)
山側に向かって真っ直ぐに歩いて行くと、5分ほどでコンビニを見つけた。ビールの大缶2本と弁当と山で食べるつもりのロールパン6個入りを買った。(このパンは役にたった。日中の行動食にピッタリだったのだ。)駅に戻って、待合室のベンチで食事をした。
伊那市駅の終電は2340分なので、それまで駅にいてから外に出た。さっき見ておいたアーケドの下のベンチに行って落ち着いた。そこから駅を見ていたら、0時ちょうどに駅員が駅の戸締りをしていた。
ベンチではシュラフなしで、そのまま寝ていたのだが、さすがに真夜中の2時を過ぎたら寒くなった。防虫スプレーをたっぷりかけて寝たためか、幸い、蚊に悩まされることはなかった。


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仙台駅


仙台駅


仙台発の快速ラビット


福島駅のスタンプ


中央線の列車


中央線では「風林火山の幟がいっぱい


中央線の列車


伊那市駅のスタンプ


伊那市駅


伊那市駅前の彫刻「希望」





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