京都一周トレイル.


京阪伏見稲荷駅→伏見稲荷千本鳥居→熊鷹社→四つ辻→三ノ峰白菊社→間ノ峰→二ノ峰青木社→壱ノ峰末広社→御剱社→白滝社→薬力ノ滝→荒神峰社→伏見山展望台


京都一周トレールは伏見稲荷から始まる。外国人観光客にも人気が高い千本鳥居は本当にすごい。異世界に迷い込んだような不思議な雰囲気である。でも、私が訪れたのは正月だったため、初詣客でいっぱいであった。
伏見稲荷の千本鳥居.

 伏見稲荷参拝
京阪伏見稲荷駅


まず疎水を渡る


さすが正月、大混雑


鳥居のトンネルが始まる


一方通行になっている


新池


四つ辻


剱石


展望台があった


2004
14

新年を迎えて、今年もたくさんの山に登るぞ…と張り切っていたのだが、…寒い。
朝も明るくなるのが遅いし、つい出かけるのがおっくうになってしまう。
でも年末年始の休みの残りが少なくなってくると、初登りをしなければという気になってくる。
遠くに出かけると雪山になってしまうので、近くに山に登ることにした。
京都の東山である。
昔、といっても私はしらないのだが、無声映画の頃の弁士は、ちゃんばらといったら「東山36峰静かに眠るうしみつどき…」という出だしで始まったらしい。
その東山三十六峰を縦走してみようと思う。標高は、はっきり言って低い。登山の対象というよりはハイキングなのだが、こういう山に登るというのもけっこう楽しいものなのだ。
東山三十六峰とよく言われるのだが、文献を括ってみても、どの山をさして「三十六峰」というかは明確に定まっていないようなのだ。
これを歩くためのコースを調べると「京都一周トレイル」というのがあって、その東山コースが三十六峰を辿る道なのだ。
京都一周トレイルは、京都の山辺を半周するハイキングコースで東は伏見の稲荷山から始まって、いわゆる東山を縦走して比叡山に至る。比叡山からは東海自然歩道のコースと重なって、大原・鞍馬、京都北山を巡って、高雄まで続いているのだ。
私は東海自然歩道を歩くことによって、この京都一周トレイルの3分の2は歩いてしまっていることになる。
何にしても、このコースを歩くのは、京都の歴史の道を辿ることでもあって、けっこう私の好みにあっているのだ。

朝はのんびりして出かけた。普通、登山に出かけるときはほとんど始発の電車に乗らないと気が休まらないのだが、今日歩くのは京都の市街地に隣接している、ハイキングコースである。
家を出たのは9時半頃。阪急河原町に着いたのは10時で、ここで京阪線に乗り換えて伏見稲荷まで行った。
考えてみたら、まだ12日である。
伏見稲荷は初詣客でごったがえしていた。駅から人の波にもまれながら歩いて行く。
伏見稲荷は、まだ来たことがなかった。
JRの線路を渡る手前に、京都一周トレイルの案内板が立っていた。ここがトレイルの出発点である。
伏見稲荷の山門に続く参道は人の波。
真っ赤な山門を潜って本堂に至る。私は初詣でに来たわけではないので、参拝は省略して、そのまま稲荷奥社に向かった。
この奥社に向かう参道が有名な「千本鳥居」である。
稲荷社の真っ赤な鳥居が隙間なく立っていて、トンネルのようになっているのだ。伏見稲荷の観光ビューポイントである。
奥社から左に曲がって稲荷山山頂をめざす。広い参道にぶつかって、トイレを過ぎるとだんだん登りになってくる。
T字路に突き当たる。その向こうには池が広がっていた。ここが四つ辻だろうかと思って、右折したがどうも違う。再び分岐点にもどって、急な階段の坂を登って行く。
私が今回持ってきている地図は、インターネットで見つけたイラストマップで、距離感覚がよくわからない。急な石段をどんどん登って行くと、途中の踊り場のようなところは京都市外を見下ろせる展望台になっていた。この展望台からみるとずいぶん登ってきているように思えるのだが、この稲荷山の山頂まで行っても、標高は230mしかないのだ。
ようやく四つ辻に登りついた。ここではたくさんの人が休憩していた。
この四辻でトレイルは泉涌寺へと下っていくのだが、私は稲荷山の山頂をめざす。四辻からは二の峰・一の峰と山頂を巡って、ふたたびここへ戻ってこれるのである。
石段を登って行く。ここまで来ると、参拝者の数はぐっと減っている。
途中いくつかの大きな社をみて、最後にたどり着くのが一の峰である。
山頂は、完全に稲荷社の社であって、普通の山の山頂ではない。
ここを過ぎると下りになって、石段をどんどん下って行くと「剣社」に着く。
この剣社には、社の後ろにしめ縄が張られた岩が安置されていた。これが剣岩である。でも、剣のように鋭く切り立った岩ではないのだ。
四辻に戻ってきたのは12時を過ぎたころ。
トレイルの指導標に従って、道を行くとすぐに、荒~峰がある。急な石段を登ってその社の前に出て、その裏に続く道を行くと、山の頂きのようなところに出た。
ここからは、京都市外が目の前に広がっている。すばらしい景観である。


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