比叡山登山口→二宮橋→猿の霊石→東本宮→白山宮→宇佐宮→西本宮→京阪坂本駅



日吉大社は2100年ほど前、崇神天皇によって創祀された神社で、全国3800余りの日吉・日枝・山王神社の総本宮なのだ。都の鬼門にあたることから、平安京鎮護社として崇敬され、比叡山に延暦寺が開かれてからは天台宗の護法神ともされているのだ。
日吉大社の神輿..

 日吉大社東本宮
ケーブルカーの線路の下をくぐる


東本宮楼門


東本宮の拝殿

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2003年4月13日

ケーブルカーの線路の下をくぐってさらに下ると、広い道路に出た。このT字路を左に行くと日吉大社である。まだ14時、時間も十分にあるので日吉大社を参拝して行くことにした。
日吉大社は大きな神社である。その本殿・拝殿の多くは国宝、重要文化財に指定されているのだ。
日吉大社は大きく西宮と東宮に分けられる。まず、東宮に行くことにした。
拝観の受付で栞をもらったら、そこで今がお祭りの真っ最中であることを知った。
日吉大社へはまず「二宮橋」という古い石橋を渡る。この橋は通行禁止になっているのだが、横から見るとすごく豪華な造りである。豊臣秀吉の寄進によって造られた橋もので、日吉三橋の一つである。重要文化財に指定されている。
この橋から真っ直ぐに続く参道を行くと、正面に東宮楼門が見えてくる。その手前に注連縄が張られた「猿の霊石」がある
。猿の顔に見えるからそう言われるらしい。ちなみに猿は日吉大社の神様のお使いということになっている。
楼門をくぐって中に入ると、神楽殿がある…と思ったらこれは拝殿なのだ。神楽殿にしか見えないのだが、これが日吉神社の造りの特徴なのだ。
拝殿の奥にあるのが、重要文化財の東本宮拝殿である。1959年の造営で、この建築様式は「日吉造り」と呼ばれる独特なものだという。




 日吉大社西本宮から坂本駅へ
西本宮の参道はお祭りムード


西本宮拝殿


日吉大社の神輿


東本宮の楼門から外に出ると、右の参道を行く。この参道も真っ直ぐに長く伸びている。
この参道に沿って、多くの摂社・末社が並んでいる。その中で、拝殿を持つ大きな社が白山宮と宇佐宮である。宇佐宮の前で左折して、西本宮の楼門に向かう。参道は人がいっぱいで、いかにもお祭りの雰囲気であった。この日は「山王祭」だったのだ。桓武天皇が日吉社に二基の神輿を寄進されてから1200年、この神輿を繰り出すのが山王祭である。
山王祭は西本宮で行われる日吉大社年間最大の行事で、比叡山からも天台座主が参拝し、五色の奉幣、般若心経が奉納されるのだ。すごい時に来合わせてしまった。
拝殿には神輿が置かれていた。
吉川英治の「新平家物語」で、強訴の叡山僧が担いだ神輿に平清盛が矢を放つシーンがある。その神輿がこれらしい。けっこう感動してしまうではないか。
西本宮をあとに京阪坂本駅に向かう。
駅へ向かう道は桜が満開で、人があふれていた。山王祭にあわせて、花見の客もどっと繰り出しているらしい。



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