BACK 比叡山
2003年4月13日
ケーブルカーの線路の下をくぐってさらに下ると、広い道路に出た。このT字路を左に行くと日吉大社である。まだ14時、時間も十分にあるので日吉大社を参拝して行くことにした。
日吉大社は大きな神社である。その本殿・拝殿の多くは国宝、重要文化財に指定されているのだ。
日吉大社は大きく西宮と東宮に分けられる。まず、東宮に行くことにした。
拝観の受付で栞をもらったら、そこで今がお祭りの真っ最中であることを知った。
日吉大社へはまず「二宮橋」という古い石橋を渡る。この橋は通行禁止になっているのだが、横から見るとすごく豪華な造りである。豊臣秀吉の寄進によって造られた橋もので、日吉三橋の一つである。重要文化財に指定されている。
この橋から真っ直ぐに続く参道を行くと、正面に東宮楼門が見えてくる。その手前に注連縄が張られた「猿の霊石」がある。猿の顔に見えるからそう言われるらしい。ちなみに猿は日吉大社の神様のお使いということになっている。
楼門をくぐって中に入ると、神楽殿がある…と思ったらこれは拝殿なのだ。神楽殿にしか見えないのだが、これが日吉神社の造りの特徴なのだ。
拝殿の奥にあるのが、重要文化財の東本宮拝殿である。1959年の造営で、この建築様式は「日吉造り」と呼ばれる独特なものだという。
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