広島の記念公園から原爆ドームへ歩く。その悲惨さに私は耐えられない。
下関では壇ノ浦古戦場跡に立ち寄った。平家一門はここに滅亡する。人はいつの世にあっても殺戮を繰り返す「業」を背負っているのかも知れない。今も、世界ではテロが頻発し殺し合いを続けている。


下関散策
ノ浦古戦場跡→赤間神社→耳無し芳一堂→平家一門の墓→日清講和記念館→亀山八幡宮→旧下関英国領事館


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24

ホテルのチェックアウトは11時なので、それまでの間、広島の観光をすることにした。
ホテルから平和公園は近い。
元安川にかかる平和大橋を渡ると広島平和記念資料館の前に出るが、まだ8時なので開館していない。そのまま通過。
資料館の建物を潜って歩いて行くと、原爆死没者慰霊碑が立っている。広島の原爆投下の日の慰霊祭でかならずTVに写されるオブジェである。その向こうに「平和の灯」が赤く炎を上げていた。
そこを過ぎると原爆の子の像があって、その前には千羽鶴がたくさん懸けられた建物がある。みると、全国の中高校から寄せられたものである。修学旅行できたときに、これを供えるんだろうか。
ここから川をはさんだ向うに原爆ドームが見える。
この原爆ドームも世界遺産に登録されているのだ。

本川に沿って歩いて行くと中国庭園の「渝華園」がある。9時開園とあるのだが、まだ10分早い。でも、門が開いていたので、そのまま中に入ってしまった。入園は無料なのだ。掃除の人が一人、箒を動かしていた。
次に向かったのが広島城。
今回の旅では、お城ばかり巡っている。
名古屋城、犬山城、姫路城、岡山城、そしてこの広島城。
広島城は大きな掘りで囲われている。橋は2つしか架かっていないのだ。
私は表御門から入った。この門も再建されたものなのだが、りっぱなものである。
本丸に入ると左に大きな神社がある。広島護国神社なのだ。
急な石段を登ると天守閣の下に出た。
板塀の目立つ城で、でもそれが白壁の城とは違った、なんともいえない目新しさを感じる。
この城も戦後に再建されたもので、中は鉄筋コンクリートである。

広島を出発したのは11時頃。
下関に立ち寄ろうと思っている。広島から下関までは270kmほどあるので、高速を使うことにした。
下関ではまず「壇ノ浦古戦場跡」に行った。
この古戦場跡は、中国自動車道が関門海峡を渡る大吊橋の下にあるのだ。
ここには源義経と平経盛の像がたっていて、その横で紙芝居をしている人がいた。壇ノ浦の合戦の紙芝居である。ボランティアの人らしい。
今年のNHK大河ドラマは義経である。この壇ノ浦にもたくさんの観光客が訪れることになるんだろうと思う。
車で移動して、赤間神社に行った。まるで竜宮城のような赤い門があって、この本殿後ろには耳無し芳一の像まであった。そしてひっそりと平家一族の墓もあった。
赤間神社の隣に日清講和記念館がある。
日清戦争の講和を結んだのがこの下関なのだ。
この時は伊藤博文、陸奥宗光が出席している。清国からは李鴻章が出てきているのだ。
なんか歴史を感じてしまう。
ここからさらに歩いて亀山八幡に寄って、旧下関英国領事館まで行った。下関は古い洋館がたくさん残っていて、レトロなムードがいっぱいだ。
下関からは関門トンネルをくぐって九州にわたった。このトンネルの通行料は軽自動車だと100円なのだ。
長崎の手前の諫早に着いたのは10時半であった。さすがに疲れてしまって、ここで泊まることにした。


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平和公園


原爆ドーム


原爆ドーム


赤間神社


赤間神社の平家一門の墓


日清講和記念館





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