2008年3月18日
隅田川に沿ってこのまま千住まで行ってもいいのだが、途中に浅草があるので、浅草寺によって行くことにした。駒形橋で隅田川を渡ると赤い駒形堂がたっていて、右折して広い道を行くと雷門が見えてくる。さすがに観光客がいっぱいで、アジア人が目立つ。雷門は仁王門のようなのだが、門に置かれているのは風神・雷神なのだ。だから雷門なのかと納得してしまう。
門をくぐると、両脇に子店が並ぶ仲見世で人がいっぱいの中を歩いてゆく。時間は9時半になっていて、観光客も多いのだ。
仲見世の尽きたところには大きな山門がたっている。宝蔵門というのだが、これは昭和39年に再建されたものである。門には小舟町と書かれた大提灯がさがっていた。
この門の右には五重塔がそびえている。すごくりっぱなものなのだが、昭和48年に鉄筋コンクリートで再建されたものなのだ。
せっかくなので本堂にお参りした。
浅草寺の歴史はすごく古くて、推古天皇の36年(628)に隅田川(当時は宮戸川)で漁をしていた檜前浜成と竹成の兄弟が網にかかった仏像を引き上げたのだ。これが浅草寺本尊の聖観音像である。この観音像を檜前兄弟の主人であった土師中知が祀ったのが浅草寺の始まりというのだ。
浅草寺の本尊は聖観音像なのだが、これは秘仏で開帳されることはないのだ。
本堂から東に出ると、そこには浅草神社がある。浅草といったら三社まつりが有名なのだが、浅草神社の例大祭が三社まつりなのである。神社の本殿は普通の神社では考えられないギンギラの赤であった。
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