国東六郷満山

2011年10月3日
曹洞宗の古刹泉福寺から次に向かったのは安国寺である。
安国寺という名前のお寺はけっこう多い。それもそのはずで、足利尊氏が国家安穏のために日本全国に68寺も建立したのだ。この国東の安国寺は68番目の寺であるらしい。
駐車場から貯水池の土手を歩いてゆくと、正面に茅葺の山門が見えてくる。これが安国寺である。土手には曼珠沙華がたくさん咲いていてきれいであった。


貯水池の土手を行くと、正面に山門が見えてきた

土手には曼珠沙華がきれい

安国寺の山門

山門の石造仁王像

昭和12年完成の本堂。堂内には釈迦三尊が本尊として安置され、足利尊氏の木像も祀られている

本堂に安置されている木造伝足利尊氏坐像

天正年間に、大友氏と島津氏との戦があって、そのとき安国寺も類焼したのだが、そのとき、幸いにも焼け残ったのが、この運慶作とされる仁王像である。
運慶の作としてはめずらしい一木造りの仁王像で、安国寺創建時に京都の東福寺から移管されたものだという。

境内にあった地蔵堂

堂内の延命地蔵。足利尊氏像とともに京都から移管されたらしい。

小菊地蔵。小菊ってだあれ?

小菊水という井戸があった

山門に引き返した。国東の観光はこれでおしまい。
BACK 泉福寺

NEXT 杵築城
BACK 九州一周の旅




総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介




メール