BACK 翁山
2004年6月17日
薬莱山のまわりはリゾート開発されていて、いろんな施設が建っている。薬莱山もどちらかというとスキー場と言ったほうがいい。
車を走らせてゆくと、りっぱな温泉施設があった。「薬莱の湯」と書かれていた。
今日はここで汗を流すことにした。
新しい施設で、入浴料は400円。私が入場したのは6時半頃であったため、この料金だが、日中5時までは800円なのだそうだ。
さてどこにテントを張ろうかと思ったが、こうしたリゾート地というのは、勝手に張れるようなところがないのだ。付近をさまよったあげく、薬莱山登山口前の小さな駐車スペースに車を停めて、車の陰に椅子テーブルを出した。
結局、テントは張らずに車の中で寝た。
今日は薬莱山に登る。
この山はそんなに時間がかからない。2時間もあったら登れる山なのだ。
登山開始は6時。
車を停めたすぐ横に鳥居があって、そこから参道が続いている。この参道は桜並木になっていて、春だったらきれいなんだろうなと思うのだが、今は濃い緑の並木である。
この参道のすぐ横に続く遊歩道を行く。
第2の鳥居の直前で参道と合流して、ここから林の中に入る。登山口の指導標が立っていた。
登山道は階段の道である。
その階段の最初に案内があって、この階段は全部で706段あるのだそうだ。そして50段ごとに指導標が立っている。
これは登って行く目安になって便利。
でも、登山ではこの階段登りほどきついものはなくて、できるだけ階段を避けて登って行く。
706段目についたのは7時であった。
ここから少し行くと祠がたっている。これが山頂かと思ったらそうではなくて、ここは南峰で、山頂は北峰にあるのだ。薬莱山は山頂を二つ持つ山なのだ。
ここから右に曲がって、さらに進むと石仏があった。奪衣婆の像で、葉山でみた「うば様」のようなものである。
少し行ったら方向指示盤があって、望遠鏡もあった。いかにも観光地らしい。
山頂には「薬莱山」と書かれた立派な石碑のようなものが建っている。
展望はきかない。
ともかく山頂である。
コーヒーを入れて、パンをかじって休憩。
下山は来た道を引き返さずに、そのまま北進する。
樹林の中を一気に下ると、20分ほどで北の登山口に着いた。
ここからは車道をたどる。
薬莱山をぐるりと廻っている車道なのだ。
車に戻ったのは8時。
これで5日間の登山旅行はおしまい。
あとは帰るだけである。
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登山口
スキー場のゲレンデの横を行く
二の鳥居、ここから登山道になる
登山道入り口
階段登りのスタート点。706段を登る
南峰の社
北峰山頂の三角点 |