私の東北の山百選
やけいしだけ

標高 1547m
中沼登山口→40分→中沼→30分→上沼→30分→つぶ沼分岐→30分→銀明水→1:00→姥石平分岐→10分→横岳分岐→15分→焼石岳山頂→10分→横岳分岐→25分→横岳山頂→35分→姥石平分岐→27分→東焼石岳山頂→20分→姥石平分岐→50分→銀明水避難小屋→20分→つぶ沼分岐→35分→中沼→30分→中沼登山口

2010年、牛形山に登ったときに山頂から焼石連峰を眺めることができた。私が焼石山に登ったのずいぶん昔のことだったので、もう一度登りたいと痛切に思った。再登するのだから横岳・東焼石岳にも登ることにした。
横岳登山道から仰ぐ焼石岳

 登山口から上沼へ 1988年焼石岳登山


中沼登山口


最初は木道を行く


中沼


上沼への登り


上沼

BACK 乳頭山

2012916

今日は焼石岳に登る。この山には一度登っているのだが、それは1988年のことだから、今から24年も前のことなのだ。そのときは夏油温泉から、経塚山・焼石岳と縦走して尿前に下ったのだ。私はもう一度この縦走路を歩きたいと思っていたのだが、尿前のバス路線が廃止になってしまって、縦走は不可能になってしまった。最新のガイドブックでは中沼登山口(三合目)から焼石岳往復を紹介している。このコースを行くことにした。
国道397号線を走ってトンネルを抜けると、行く手に大きなダムの堰堤が見えて、その手前に中沼コース入口の道路標識が立っている。ここから登山口までは7kmなのだが、これがすさまじいガタガタ道であった。
登山口駐車場にはたくさんの車が停まっていた。今日は三連休の中日なのだ。

駐車場から歩き始めたのは625分。登山口には熊出没注意の看板も立っていてドキっとした。
鬱蒼とした樹林の中を緩やかに登って行く。木道が丸太の階段になると傾斜がきつくなる。この丸太の階段が、杭を並べて打ちこんだ階段になるとすごく急な登りになった。段差が大きいので大変である。
30分ほどでベンチのある「中沼」に着いた。登山口の名前でもあるのだが、ここからは沼が見える。霧がうっすらとかかっていて、神秘的でもある。
ここからは沼に沿って歩いて行くのだ。時々、樹木がとぎれて中沼が一望できたりする。
沼が尽きるところに指導標がたっていて、銀明水まで2.7kmと書かれていた。
沼尻はお花畑になっていて、そこに木道が続いている。今の時期、草木は枯れ始めていて、あまり美しくはない。でもトリカブトが異様に鮮やかに咲いていた。
すぐに階段の登りになった。傾斜が緩まると木道で、きれいな林の中を歩いて行く。
やがて沢の流れにぶつかって、これを渡る。このあたりにはミズバショウの葉が大きく開いて群落をつくっていた。花の時期だったらきれいなのだろうが…。
このすぐ先に「上沼」の指導標がたっていた。たしかに沼が見える。ただ水面はあまり大きくなくて、沼を囲む水性植物の方が大半を占めていた。





 上沼から姥石平分岐へ
涸れた沢を登る


林道が咲く道


銀明水


涸れ沢を登りつめると正面に焼石岳


姥石平


右に上沼を見ながら歩いて行く。

沼尻から先は岩だらけの涸れ沢のような道になって、苔むした大きな岩がゴロゴロしている。この急な登りを終えると、木道になって草原が広がった。お花畑と思うのだが、いかにも草茫々で、花もほとんど見えなくい。時期が悪いのだろうか。
この頃、ようやく空を覆っていた灰色の雲が晴れて青空が見えるようになった。よかった。
すぐにつぶ沼・中沼の分岐に着いた。昔、私はここからつぶ沼に下って、尿前からバスに乗って帰ったのだ。

樹林の中に木道が続いている。小さな流れを渡ると頭上にかぶさる樹木が少なくなって、やがて左に高く連なる稜線が見えてきた。これが焼石岳かと思ったのだが、本当は横岳の稜線なのだった。
少し行くと樹木に囲まれた広場があって、ベンチが横一列に置かれている。ここが「銀明水」であった。湧き出している水を飲んでみたらすごく冷たくておいしかった。暑いときに冷たい水は天の恵みである。何杯も飲んでしまった。
銀明水から山の斜面を登って行き、ふと振り返ると避難小屋が見えた。銀明水のすぐ上の丘に建っていて、すごく新しいように見える。帰りに寄ってみようと思う。
背丈の高い草が茂る斜面を登って行き、樹木から抜け出すときれいな草原が広がった。その草原の中に木道が続いている。この草原もお花畑だと思うのだが、花はほとんど咲いていなかった。
木道を緩やかに上って行くと、行く手にすごい崩落地が見えてきた。木道はこの崩落地で途切れている。どうするんだ…と焦ったら、左に新しくつけられた道があった。ピンクのビニール紐を目印に急斜面を登る。

登山道にすぐに合流して、再び木道を行くが下りになって沢に降り立つ。ここからは岩だらけの涸れ沢を登って行くのだ。すごく歩きにくい道である。そしてこの岩に埋まった道はどこまでも続くのだ。
樹林から完全に抜け出すと展望が広がって平らかな山並みが見えてきた。左に連なるのは横岳の稜線である。真ん中に坊主頭のように聳えているのが焼石岳山頂、その右の扁平な山が東焼石岳であった。
時々木道になったりするが、岩だらけの道は続き、行く手にようやく指導標が見えてきた。ここが「姥石平分岐」であった。ここから右に行くと東焼石岳に登ることができるのだ。帰りに寄ろうと思う。この指導標の下にはちいさなお地蔵様があった。



 焼石岳山頂へ
泉水沼と焼石岳


焼石岳への登り


山頂直下の登り


焼石岳山頂


姥石平分岐から岩がゴロゴロする道を行くとベンチが見えてきた。ベンチの向こうには沼がある。これが泉水沼であった。今の時期、水が涸れてしまっていて、水面は小さかった。沼の奥には焼石岳が大きく聳えている。ここから焼石岳山頂までは
900mとなっていた。もうすぐである。
泉水沼から岩だらけの道を上って行くと平坦地について、そこに横岳分岐の指導標がたっていた。横岳山頂まで1.8kmと書かれていた。ここから見る横岳は切り立っていてすばらしい山である。東焼石岳に登るよりは横岳のほうがはるかにおもしろそうである。登るべきか…と迷いながらも、まずは焼石岳山頂を目指す。
ここからは急な登りであった。登るにつれて横岳の山容がすばらしい。そして、下には泉水沼が見える。水が涸れているせいか沼は二つに分かれていた。
急登は一旦緩やかになるが、すぐにまた急登になる。広いザラザラの道を登って、ようやく山頂に着いたのは1015分であった。焼石岳山頂にあるのは一等三角点であった。
山名の標識は二つあって、三角点のそばに一つと、そこから少し離れて白い角材の高い標識がある。この下には錆びた宝剣の鉄板が置かれていた。
山頂からの眺めはすばらしい。東には東焼石岳、さっき見たのと違って、ここからは堂々とした山に見えた。北に見えるのは南木内岳らしい。そして西には横岳の山稜がすごい。この眺めに、横岳へは絶対に登りたくなった。
まだ
11時前である。時間の余裕はあるはずだ。登山地図を首から提げた登山者登ってきたので、横岳のことを訊いてみた。ところが、登山地図には横岳への登山道は記載されていなかった。なんか心配になってきた。



 焼石岳から横岳へ
横岳の稜線を行く


横岳山頂が見えた


横岳山頂にて


山頂から登って来た道を引き返して、横岳分岐に着く。ここから横岳を目指す。最初はほとんど平坦な道なのだが、道がはっきりしない。地図に道が記載されていないはずである。どんどん歩いて行って、傾斜がきつくなると、ますます道がわかりにくくなった。灌木が道を隠しているのだ。それでもかすかな踏み跡がとぎれることはなくて、急な斜面を登って行く。傾斜が緩まると、もう横岳の稜線で、大きな岩が点在している。振り返ると焼石岳が目の前に大きく聳えていた。すばらしい眺めである。

巨岩の横を通ってさらに進むと、緩やかな下りになった。その先に横岳の山頂が見える。稜線はすごく広くて、そこにびっしりと灌木が茂っている。これでは踏み跡がますますわからなくなくなる…と不安だったが、何とか道をたどって行けた。
横岳山頂へは、右から巻いて行くのだ。直角に左折して、ひと登りすると山頂に着いた。でも、標識などは一切なかった。山頂の少し手前に昔は小屋だったのかと思う石垣があって、その中に古い材木が積まれていた。
標識が何もないのだが、とりあえず記念写真を撮った。山頂からは焼石岳と東焼石岳が見え、その中間に泉水沼の水面が青く輝いていた。



 東焼石岳経由で下山
姥石平の東焼石岳登山口


鉄の棒が並ぶ道


東焼石岳山頂


登山口に戻った


靴が壊れてしまった


横岳山頂から登って来た道を引き返す。

横岳入口に戻って、泉水沼を過ぎ、姥石平分岐から東焼石岳を目指す。
ガイドブックにはお花畑が広がっていると書いてあるのだが、草原ではあるが花はほどんと咲いていなかった。広大な草原を緩やかに登って行くと、黒い看板が立っている。ここが焼石岳
8合目との分岐であった。直進して東焼石岳を目指す。行く手に指導標が見えてきて、ここで右に折れると傾斜が増した。でも、そんなにきつい登りではない。
すぐに傾斜は緩まって、道の両側に鉄の棒が並ぶようになった。この柵から外れるなということらしい。
行く手に白い柱が見えてくると、そこが山頂であった。まったくの平坦地で、山頂という感じはしない。でも、360度の展望である。この山頂から初めて経塚山が見えた。昔、この焼石岳を登ったときは、夏油温泉から経塚山を経由して焼石岳山頂に縦走したのだ。横岳、そして焼石岳、すばらしい展望で、ここまで足をのばして本当によかった…と思った。
山頂からの絶景に満足して引き返した。
姥石平分岐に戻って、今朝登ってきた道を下山する。

銀明水に戻ったのは14時頃で、休憩する前に避難小屋に行ってみた。石段を上って小屋の前に着く。小屋はすごく新しくて、これなら快適に泊まれそうである。この小屋も二階建てである。
銀明水で長い休憩をした。ともかく水が冷たくてすごくおいしいのだ。
上沼と中沼は、朝は霧にかすんでいたのに、日が当たってすごくきれいであった。
登山口に戻ったのは1540分。
無事下山、さて明日は…と思ったところで大変なことに気がついた。靴が壊れていたのだ。靴のかかとが完全に剥がれていて、これでは登山を続けることはできない。
あきらめて家に帰ることにした。


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