私の東北の山百選
とくせんじょうざん

標高 711m
登山口→第一遊歩道→尾根上分岐→徳仙丈岳山頂→防火御帯道→登山口

この山はツツジがすばらしくきれいなのだが、私が訪れたのは季節外れで、残念ながら平凡な山でしかなかった。でも、山頂から眺める太平洋の海原はすてきだった。
徳仙丈山

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2004年821

硯上山から下山して、次の登山予定の徳仙丈山に向かった。
車を海岸線に沿って走らせる。季節感が薄れている。今は8月なのに、なんか夏という気がしないのだ。私が今車を走らせている一帯は海水浴場が連なっている。まだ、海水浴の季節なのだ。でも、今年の夏はいったい何だったんだろうと思ってしまう。
会社勤めのときは、夏休みに集中して山に登っていて、その計画を建てるのが本当に楽しくて、短い夏休みだからこそ、その充実感があった。でも、今は本当に「毎日が日曜日」で夏休みの感じがなくなってしまったのだ。7月はほとんど1ヶ月、北海道に行っていたし、8月の前半は青森に居続けた。
その間に、夏祭りの代表、ねぶた祭りも見たんだが、なんか夏を味わったという気がしない。やっぱり、仕事に追われる中で休みがあるからこそ、それが貴重で、ずっと充実感があるものなのかも知れない。…贅沢な話し…。
気仙沼を過ぎて、本吉町から山の中に入って行く。
林道をどんどん走って行くと、ほとんど行き止まりのところに広い駐車スペースがあった。その一番奥に小さなカードに「徳仙丈山」の書かれていた。
さっそく歩き始める。

この徳仙丈山はツツジで有名な山だったのだ。私はまったく知らなかった。
遊歩道が何本か走っている。いくつかのコースがあるのだが、私はガイドブックに従って第一遊歩道を行くことにした。山腹に沿った巻き道である。
ほぼ水平なこの道を行くと、道の両側にはたくさんのツツジの木が見える。これが満開の時だったらさぞかし見事だろうと思う。でも私が訪ねている今は、夏の終わりで、ツツジの花なんか咲いてるはずもない。
遊歩道といいながら、道は荒れていた。
ほとんど登るということがないままに、尾根道に出た。
ここからは山頂に向かって、切り開かれた防火帯を一直線に登るだけである。
ここで気がついたのだが、私の持っているガイドの地図と、実際の道は少し違うような気がする。はっきり言ったら、地図が間違っている。最近の「山と渓谷社」の編集能力はかなり低下してるのではないかと思ってしまう。
防火帯の道も荒れていて、草が覆い被さっている。しかし、この登りはめちゃくちゃにきつい登りだった。
この急な道を登りきったら山頂。
山頂には三角点だけがあった。さびしい山頂だと思ったら、すぐ隣のピークに石の祠が見える。最近造られたばかりの祠であった。
行ってみると、その祠には徳仙丈山の文字が刻まれていた。そこに立つ碑を読むと、この山は何度も山火事に逢って、樹木を焼失してきているのだ。なんか痛ましい。
下りは稜線の道、「防火帯道」を行く。
この道は草茫々で、これを掻き分けながら下って行く。
けっこう長く感じた。
ようやく道は右に曲がって、急な下りになる。
少し下ったら、もう、最初に歩き始めた道にぶつかった。
所与時間は1時間半ほどであった。
さて、今日最期は氷上山に登る。1日に3つも登るのは邪道なのだが…。


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徳仙丈山入り口


海岸が見える





防火線を登る


徳仙丈山山頂


山頂の真新しい石の祠


稜線から下った道






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