私の東北の山百選
しらじやま

1034m
登山口→1:10→902mピーク→20分→湿原三叉路→25分→997m展望台→25分→湿原三叉路→15分→白地山山頂→15分→湿原三叉路→1時間→登山口

白地山は青森県と秋田県の境にある山で、山頂付近には広大な高層湿原が広がっている。登山口と山頂の標高差はほとんどないので、ブナ林と湿原を楽しむ散策路といっていい。
丘の上が白地山山頂

 登山口から902mピークへ 1994年の登山記録


登山道入り口


道は広いがぬかるんでいた


ぬかるみの道だがきれいなブナ林を行く


笹藪の細い道になった


斜面をトラバースして行く


尾根道を行く


902mピーク

BACK 岳岱

2009629

弘前の道の駅で目を覚ましたのは4時頃であった。すぐに車を発進させる。今日は高層湿原がきれいな田代岳に登るつもりなのだ。道路地図見ると弘前の座頭石から林道が通じているので、これを走ることにした。すごいガタガタ道は覚悟の上である。
すぐに土の道になって、枝が道に覆い被さるようになった。すさまじい悪路をどんどん走って行くと、切り通しがあって、この間は落石で埋まっていた。これを何とか通過して、カーブを繰り返して上って行ったら、再び同じような切り通し。その先は整備したばかりの道になった。傾斜はきつくなったが、ガタガタはなくなった。この調子なら…と思ったら、倒木が道を塞いでいて、車の通行は無理であった。引き返すしかなかった。
目屋村からも林道があるので、こちらにむかった。ところが、林道の入口には通行止めの標識、田代岳へは大館市から入山するしかないようで、今回はあきらめるしかなかった。

仕方がないので、十和田湖の近くにある白地山に登ることにした。この山も山頂付近には湿原が広がっているのだ。
目屋から車を走らせて碇ヶ関に着く。国道から離れて久吉ダムに向かうと、道は舗装されていて快適である。「たけのこの里」を過ぎると舗装道は終わったが、ひどいガタガタの道ではない。普通乗用車でも十分走れる道である。
林道はどんどん山に向かって登って行く。こんなに登ってしまったら、山頂まで行ってしまうのではないかと思うほど高度を稼いでゆく。ガイドブックを見ると、登山口と山頂とはほとんど標高差がないのだった。
尾根を走るようになって、道が左にカーブするところに碇ヶ関村と平賀町の境界標識があった。ここが白地山登山口のはずである。駐車スペースがあるが、登山口の標識はなくて、本当に登山口かどうか不安である。時間は8時になっている。田代岳のために時間をとられてので遅くなってしまったのだ。
登山口らしきところには針金で柵が設けられていて、徒歩以外進入禁止という表示があった。
磁石で方向を確認すると、道は南東に向かっているので登山道に間違いないようだ。道は林道のように広くて、ほとんど平坦である。でも、この広い道のあちこちには大きな泥濘があって、これを避けて踏み跡が続いていた。
それにしても美しいブナ林が続く。うれしくなってしまう…のだが、驚いたことに、道にはゴミがいっぱい散らばっていた。新聞広告のチラシや、ペットボトル、空き缶、コンビニ弁当の空き箱、いったいこれは何ナノだと思ってしまう。山菜採りに来た人が残していったもののようだ。里の人は行楽のようにして、季節に山菜採りにくるのである。ほとんど遊びがてらで来るのだから、マナーがまるでないのだ。
道には一切指導標がなくて、登山者を歓迎していないようなのだが、自然を汚すのは登山者ではなくて、遊びがてらやってくる連中なのだが。
泥濘の中には轍があって、本当に車で入ってくるのがいるらしい。せっかく美しいブナの森なのに、すごく残念である。
平坦な林道を15分ほど歩くとブナ林の中の広場に着いて、その先は細い山道になった。ここからは少し下る。鞍部の先は尾根の左斜面をトラバースするようになる。でも、右の山側から小さな流れがいくつも落ちてきていて、それが道に泥濘をつくっていた。けっこう大きな泥濘が広がっていて、これを通過するのに手間取ったりする。ようやく泥濘を通過すると、道は緩やかな登りになって、尾根の左側を歩いて行く。
尾根の上に出ると美しいブナ林が広がって、その中まっすぐに道が続いている。傾斜はなくて、楽しいブナの森散策路である。
一旦緩やかに下ってから登りが始まる。背の高い笹が生い茂っていて、その間を登って行くのだ。これがガイドブックにある902mピークへの登りである。
でも、そんなに長い登りではなくて、すぐに平坦な尾根を行くようになる。登り切ったところに三角点か標識があるのかと思ったら何もなかった。



 湿原から山頂へ
草原が広がる


草原の木道を行く


碇ヶ関分岐


長引分岐


展望所に着いた


白地山山頂


笹藪の中に道がまっすぐに続く。道端にはゴミがまた多くなった。ネマガリダケという筍採りに来た連中が残していったものだ。

背の高い笹藪の中を行くので展望がない。でも、途中笹が途切れて左に十和田湖が見えた。今日は霞がかかったような天気で、はっきりとは見えなかった。
さらに平坦な尾根を500mほど行くと、ようやく笹藪から抜け出した。その先には草原が広がり、木道が続いている。山の上だというのに、どこまでも草原が広がっている。これが白地湿原なのだが、池塘などはなくて、たんなる草原にしか見えない。でも、緑の草原を木道でたどるのはすばらしく楽しい気持ちになってしまう。小鳥のさえずりが身近に聞こえ、草原の中にはワタスゲの綿帽子が点々としている。花をあまり見ることができないのが残念だ。いったん笹藪の間を通るがその向こうにも草原が広がっていた。こちらのほうが広い。
湿原の木道を10分ほど歩いて行くと、指導標がたつ分岐点に着いた。ここで木道は三角形をつくっていた。右に行くと白地山山頂なのだが、まず三角点がある展望台に行くことにした。山頂はあとのお楽しみだ。
笹藪の間の木道を少し行くと、再び草原に出て、200mほど歩いたところに長引分岐があった。長引山に4.7kmと書いてあった。
さらに木道を歩いて行く。ワタスゲのきれいな群落があった。白い綿毛が密集している。
木道が笹藪の中に入ると、すぐに木道は終わって土の道になった。これを5分ほど行くと指導標が立つ展望台に着いた。目の前は断崖で、十和田湖が広がっているのが見える。霞んでいるのが残念だが、湖に二つの半島が右から張り出している。大満足の展望である。
展望台にはベンチが置かれているので、少し休憩した。展望台には三角点があるというので探してみたが見つけることはできなかった。
展望台から来た道を引き返して三叉路に戻る。ここからは山頂を目指す。
笹藪の間の木道を歩いて行く。行く手には小高い丘が見えて、これが白地山山頂なのだ。山という感じはまったくなくて、ちょっとした台地にすぎない。笹と灌木の茂る中に入ると登りが始まる。でも、そんな急な登りではなくて、ダラダラと登って行くのだ。道端にはイワヒゲがたくさん咲いていた。
山頂到着は1010分である。広場の真ん中にある三角点は一等三角点であった。山頂からは360度の展望なのだが、遠くの山は霞んでいるうえ、十和田湖は尾根に隠れて見えないのだ。それでも、展望が広がっているのは気持ちがいい。
あとは登って来た道を引き返す。
草原のような湿原の写真を撮りながらのんびり歩いて、ブナの森も写真を撮りながら行き、泥濘の道では散らばるゴミに怒りを感じながら歩いた。登山口に戻ったのは1122分である。


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