しらかみだけ

標高 1232m
白神岳は今でこそ、世界遺産として有名になったが、昔はほとんど無名の山だったのだ。
白神岳山頂


山と渓谷社が発行しているアルペンガイド「東北の山々」という本を持っている。ただし、1983年版である。
驚いたことに、この本には「白神山」が登載されていない。今でこそ白神山は、広大なブナ原生林が世界遺産に指定され、一躍脚光を浴びるようになったが、このときはまったく無名の山だったということである。
私がこの白神山に登ったのは、青森に住んでいた1994年のことである。
青森から五所川原を通って日本海側に抜ける。鰺ヶ沢を通って深浦を過ぎ、秋田県の県境に近い黒崎というところが登山口である。この日本海側、海沿いにJR線が走っている。五能線という。五所川原の「五」と秋田県能代の「能」をとって五能線である。すごいローカル線で、ディゼルカーが荒涼とした日本海を背景に走っている姿は絵になる。
黒崎駅を少し過ぎたところから山側に入る。海から一段高いところに登る。このあたりの海岸は海岸段丘になっていて、地質学でいう隆起海岸である。

1994年6月19日

昨日は八甲田山に登って疲れてしまったので早く寝てしまって、3時頃に目が覚めた。
4時に社宅を出た。今日はいよいよ、白神山に登る。
山での食料をコンビニに買いに立ち寄ったら、ちょうど商品の差し替えの時間で、在庫がほとんどなかった。なんか、昨日の売れ残りのようなパンとかおにぎりを買った。
鰺ヶ沢経由で深浦、そして黒崎に向かう。
登山口のは車がたくさん停まっていた。福島からバスで来た一連もいたりして、白神山も有名になったものである。
登山口でこの福島の連中が記念写真を撮っているうちに、先に出発したが、すぐに追い越されてしまった。
二股で追い越して、このチームの先頭を歩くことになった。一緒に歩いたのは「最後の水場」までで、そこからは単独になった。
団体と一緒に歩いていると、騒々しくてたまらない。
昨日の八甲田山はそんなたいしたことはなかったはずなのに、やっぱり疲れが残っているようで、足が重たい。
おかげで、白神山の有名なブナ林を楽しむ余裕はなかった。
まず第1の目標は「蟶山」である。マテヤマと読む。
ここまでもひどく長く感じられた。
このマテヤマに着いて、やっと尾根筋まで登って来たことになる。頂上までは、これからは楽な道になるだろうと思ったのだが、とんでもなくて、ここからさらに1時間40分もかかってしまった。
青森の最近の登った山は、行程が短い山ばかりで、そんなのに慣れてしまったからか、今日はひどく山が遠く遠く感じてしまう。
稜線の十二湖分岐の手前の急な斜面に少しお花畑があった。残念ながら、時期が少し早いせいで、花はほとんど咲いていなかった。
頂上はいろんな登山者の一行がいて、頂上小屋も満員。山頂も人があふれていた。
今日は強い風が吹いていて、団体登山の一行も早々に山頂を引き上げてくれたおかげで、ゆっくりと記念ビデオが撮れた。
昼食を食べて、11時前に山頂を引き上げた。
下りもずいぶん長く感じた。
下山途中で、竹の子がたくさん生えているのを見つけて、少し竹の子採りをしてしまった。そんな寄り道をしたので、登山口に帰って来たのは1時ころであった。
帰りは汗を流すために温泉に寄った。「不老不死温泉」という。名前がすごい。この温泉は日本海に面した段丘の上にあって、温泉に入りながら海を眺めることができる。
お湯は黄土色で、泥水に浸かっているみたいである。
ともかく、不老不死になれる温泉にも入って、満足して帰った。

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2010年十二湖コースの登山記録


白神岳登山口


こんな指導標がたっている


マテ山山頂


山頂まで1000m


展望が開けて海岸線が見えた


山頂が見えた


山頂小屋






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