私の東北の山百選
ろっこうしさん

標高 1294m
峠登山口→15分→二合目分岐点→15分→四合目休石→1:00→六角牛山山頂→40分→四合目→35分→峠登山口

この山は、柳田國男の「遠野物語」にもでてくる山である。朝早く登ったのだが、うっそうとした樹林の中を登るいかにも伝説の山であった。
登山口から六角牛山

BACK 鯨山

2004年823

今日は六角牛山に登る。
きのう、鯨山から遠野に向かう途中で登山口の通ったので、、カーナビに記憶させておいた。おかげで、道を間違えることはない。
4時半に道の駅を出発。まだ薄暗い。
登山口への入り口には六角牛神社があって、この横を通って林道に入る。
この距離はけっこう長く感じた。
六角牛と書いて「ろっこうし」と読む。「6人の皇子」ということだったらしいのだが、今は六角牛になっている。この山の名前だけからして、いかにも民話と伝説の遠野にふさわしいではないか。私は六角牛という名前だけで、この山に憧れてしまうのだ。
遠野を世に知らしめたのは、もちろん柳田国男の「遠野物語」である。柳田がこの本を世に出したのは明治42年のことだから、ものすごい昔のことなのだが、この本が日本の民俗学発展に寄与した功績は大きい。遠野物語は柳田が直接取材して書いたものではなくて、遠野出身の佐々木喜善が語るのをまとめたものなのだ。
この遠野物語には「遠野三山」として、早池峰・石神、そしてこの六角牛山が紹介されている。六角牛には猿がいたようで、遠野物語では「猿の経立ち」のことが書かれている。猿が変じたもので、人間に近いものらしい。
こんなことを思いながら、登山を始めた。登山口の前には駐車スペースがあったのでここに車を停める。
樹林の中の道を行く。ほとんど傾斜のない道である。まだ朝早いので、薄暗くて、遠野物語の伝説のことを考えてしまう。
途中には1合目・2合目と書かれた指導標があって、登って行く目安になる。
最初広い林道のような道だったのが、2合目あたりでは登山道らしい細い道になった。
真っ直ぐな道を行くのだが、傾斜がきつくなってきて、4合目に着くと、そこには道の両脇に石が置かれている。これが「休石」であった。
ここからは本格的な登りになる。
30分ほど、この急な道を登ると、ようやく稜線に出て展望が開けた。7合目である。
ここからは、いったん下るのだが、すぐに山頂に着く。
山頂には祠があって、展望も開けている。
遠野の市街を眺めることはできるのだが、期待の早池峰は雲に隠れて見えなかった。
北の方向の丘に、風車がいくつか立っているのが見えた。
昨夜車で泊まった道の駅は「遠野 風の」となっていたが、このことだったのかと思ったりした。
来た道を引き返して、車のところに戻った。

さて今日はこれから早池峰の真向かいに聳える薬師岳に登ろうと思っている。
来た道を引き返したつもりで運転して行ったのだが、まったくわけのわからない林道に迷い込んでしまった。このあたりの道は、私の高性能のカーナビにものっていなくて、適当に方向を定めて車を走らせたら、どんどん変な方向にいってしまう。まるで、遠野物語の得体のしれない妖怪にばかされているような気がした。
やっと、舗装の道に出たときはほっとした。
遠野は今も伝説の生きている街なのだ。

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登山口


初めはこんな道を行く


六合目


九合目


六角牛山山頂


小屋があった


登山口に戻ってきた





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