私の東北の山百選
りょうぜん

標高 805m
霊山こどもの村→30分→登山口→20分→日暮岩入口→20分→護摩壇→15分→西物見岩→15分→蟻の戸渡り→30分→日暮岩入口→20分→登山口

霊山はすばらしい山であった。道はすべて遊歩道になっていて、登山しているという感じではないのだが、それでも岩峰の展望堪能しながら巡るのはすばらしく楽しい。お薦めの山である。

2005年1021

今日は5時半頃に家を出た。泉から高速に乗って、国見ICで降りる。しばらく高速を使っていなかったら、いつの間にかハイウェイカードが廃止になっていた。
国見から40kmほど走って霊山の登山口に着いた。

ここには「こどもの村」という施設があって、そのまえの路肩に車を停めた。駐車場はあるのだが、朝早いために開いていなかったのだ。
車道を歩いて行く。山には霧がかかっているのだが、その霧の中に岩峰が浮かんでいる。この山は岩峰の山なのだ。
広い駐車場があって、ここが最後の駐車場雄と書かれていた。ここまで車で来るんだった。
車道は細くなって、曲がりくねって登って行く。10分ほど歩いてようやく登山道入り口に着いた。ここには山全体図の看板があって、山頂部は奇岩がいっぱいで、これを巡って一周することができるのだ。
階段の道を急登する。大きな岩の間を登ってゆく。傾斜がなくなると、すぐに宝寿台でああった。道から少し奥に入ると、巨岩があって長い梯子がかかっている。この梯子を登って岩の上に出ると、ここからはすばらしい展望が広がっていた。岩壁が連なっていて、そこに紅葉が見える。この山ってすごいではないか。
遊歩道に戻って、さらにゆくと見下ろし岩、ここから下を覗いたがたいしたことはなかった。遊歩道を行くと日暮岩との分岐がある。私はそのまままっすぐに進んで護摩壇を目指す。
国司沢に着いた。この沢に下って行く道があったので、少し下ってみたが梯子があって、さらに続いているのいで引き返した。遊歩道に戻ると右には「甲岩」の指導標があるので、この道を行くことにした。急なのぼり。岩の上に出ると、ここからの展望もすばらしい。霊山というのは、ほとんど登りがなくて、ただ遊歩道を歩くだけなのだが岩峰群の展望がすごい。
甲岩から遊歩道に戻ると、そこに天狗の相撲場がある。これも遊歩道から少し崖の方に入るのだが、その崖の縁から岩壁を展望することができるのだ。
相撲場から遊歩道を行くと、護摩壇への分岐がある。そこには霊山が初めての人は是非立ち寄って欲しいと書いてあった。
この護摩壇への道は下りになった。そして、とつぜん絶壁に穿たれた道になる。ここが親不知不子知であった。この絶壁の道を行くと。大きな岩があってそこに穴があけられている。これをくぐったところが護摩壇であった。ここからの景色はすばらしいのだろうが、霧の中であった。ここからは岩場の道を登る。
ようやく平らな樹林の道に出る。
この道を10分ほど行くと草原の広場があって、白い柱立っている。ここが国司館跡であった。どうしてこんな険しい山の上に国司の館を建てることになったのか不思議である。
この草原を回りこんで、緩やかに登るとまた広場がある。これが霊山城跡である。城らしい石垣とか堀とかそうしたものはまったくなかった。
ここからはまっすぐに樹林の道を行く。
突き当たりに小高い岩の山があって、これが東物見岩。霊山の最高点である。
この岩山からは海も見えるというのだが、雲で見えなかった。
この隣に学問岩がある。大きな岩があって、それが真ん中で裂けたようになっている。どうしてこれを学問岩というのか、いわれがわからない。
ここからは樹林の中を緩やかに下って行く。
天の釣り船入り口の標識があって、その向かいが蟻の戸渡り。行ってみた。確かに細い岩稜が連なっていて、この上を歩いて行く。そんなにスリルがあるというわけではない。
蟻の戸渡りが終わったところが望洋台。多分、晴れていたら海が見えるのだろうが、今日は雲で見えない。
ここから少しゆくと猿跳岩。仮設橋がかかっていて、その岩に渡ることができる。その岩の上からの景色もすばらしかった。
さて、ここから少し急な道を下る。
分岐があって、私は日暮岩・登山口をめざす。
大きな岩の間を抜ける。これが五百羅漢岩。羅漢のような岩塔がいっぱい立っているのかと思ったのだがそんなものは見えなかった。さらに下って行くと弘法の突貫岩。白い岩にいくつも丸い穴が深く穿たれていた。
樹林の中を下って行くと弁天岩の分岐があった。今日は何でも見てやろうという気分なので、立ち寄ることにする。
弁天岩の上に出たが、対岸の岩壁がすごかった。
戻ってふたたび登山口をめざす。途中に正面弁天岩の標識が立っていたが、樹林でよく見えなかった。曲がりくねって歩いて行くと、ようやく日暮岩の標識があった。この岩にも梯子で登るのだ。
岩の上からは錦霞渓方面の岩壁の眺めがすばらしい。この景色を眺めていると日が暮れてしまうということかと納得した。岩の上からは最初に登った宝寿台が見えた。
日暮岩から宝寿台まではすぐで、あとは登ってきた道を引き返すだけである。
登山口には1040分に戻ってきた。子供の国から振り返ると、朝は霧で見えなかった岸壁が屏風のように広がっているのが見えた。この山はすばらしい。


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霊山こどもの村入り口


遊歩道の階段を登る


宝寿台へは長い梯子を登る


日暮岩との分岐


甲岩への入り口


天狗の相撲場入り口


護摩壇への入り口


国司館跡


霊山城跡


霊山最高点東物見岩入り口






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