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2005年10月22日
今日は日本300名山の大滝根山に登る。昨日は温泉ホテルのすぐ前に車を停めて寝ていたのだが、真っ暗であった。
今朝、歩き出してわかったのだが、このホテルはすでにつぶれてしまって、営業していないのだ。まだ、施設は新しいようなのに気の毒である。
林道を歩いて行くと樹林の中の道になった。歩き始めて30分ほどでお地蔵様が二体立つ分岐に出る。ここが賽の河原といわれるところなのだが、沢の流れがあるものの川原なんてない。ケルンがいくつか積まれていて、お地蔵様がたっていた。
私はここでは左の道をとって、沢に沿って登ってゆく。鬱蒼とした樹林の中の道で、登りはどんどんきつくなってゆく。沢に沿って急登すると、途中でお苔につつまれた地蔵さまをみた。それが御沢地蔵であった。
ここから傾斜はさらにきつくなって、鎖が下がる斜面を登る。ようやく傾斜がゆるやかになるとブナの林になった。もう紅葉が始まっていて木々がきれいである。
最後に急な斜面を登ると、神社の鳥居の前に着いた。
ここには指導標が立っていて、左・弁天岩、右・ペアラペラ岩鬼穴となっている。どっちが下山路なのだろう。
まず、神社におまいりすることにした。鳥居をくぐると、正面に石の祠が置かれていて、そこに大滝根山山頂と書かれていた。
鳥居から出て、とりあえず弁天岩のほうへ行ってみた。広場があって、その右には金網の塀が続いている。ここは自衛隊の敷地になっているのだ。アンテナドームが見えた。
弁天岩はわからないので、下山する。
神社の前を右に行く。山頂は霧の中だったのだが、下り始めてすぐに視界が広がった。下はけっこう晴れていたのだ。分岐があって、左仙台平・ブナ平、右ファミリータウンとなっている。下山路は右である。
尾根に沿ってどんどん下って行く。樹林の中を下って行くと、白い看板があって、ここが日山権現であった。ところがここには祠もなにもなかった。そこに右に下る道がある。尾根から鎖が下がっているのだ。尾根を少しいってみたが道が見当たらなかったので、この鎖を下ることにした。
すさまじく急な下りで、道は荒れていた。
慎重に木につかまったりして下って行ったが、途中で道がなくなってしまった。道を間違えたみたいである。尾根まで引き返して、尾根に沿って少し行くと、さっき見つけることができなかった登山道が左の木の陰にあった。無駄な労力を使ってしまった。
尾根道をどんどん下る。尾根道とはいいながら、すごく急な下りである。尾根から離れて右に下って行くと、賽の河原の地蔵尊の前に着いた。あとは朝通った道を引き返すだけである。
車の前に戻ったのは9時10分であった。
今日はこれから二ツ箭山に登る。登山口まで車を走らせたが、登山口に着いたところで激しい雨になった。雨の中を無理して登る気はしない。
このあと、いわき市に行って、ロッテリアで3時間ほど読書をしていた。明日は晴れてくれるだろうか。
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道は鎖で閉鎖されている
賽の河原のお地蔵様
御沢地蔵
樹林の中を登る
大嶽根山峯霊神社、ここが山頂
神社の祠 |