私の東北の山百選
にゅうとうさん

標高1477m
黒湯駐車場→45分→一本松温泉跡→50分→展望休憩所→25分→田代平分岐→15分→乳頭山肩→乳頭山山頂→10分→乳頭山肩→20分→田代平避難小屋→5分→田代平分岐→45分→孫六温泉→10分→駐車場

乳頭山はその姿が乳房のように見えることから名付けられたというのだが、山頂はすさまじい断崖絶壁の上にあるのだ。
私は1989年に秋田駒ヶ岳から縦走して登ったことがあるのだが、今回は乳頭温泉から往復した。
肩から仰ぐ乳頭山山頂

 乳頭温泉から一本松温泉跡へ 1989年秋田駒〜乳頭山縦走

黒湯駐車場


崩落地、白煙が上がっていた


橋を渡る


木道があった

2012915

今日は乳頭山に登る。登山口は乳頭温泉にあって、この黒湯の駐車場に車を停めた。けっこうたくさん停まっている。
さあ、出発…というところが困ったことになった。私は登山ガイドブックをすべて電子書籍化して
iPhonに入れてある。登山中はiPhonで地図を確認しているのだ。ところがこのiPhonが壊れたようで、まったく反応しなくなってしまったのだ。登山を中止するべきかと迷ったのだが、登山道はそんなに複雑ではないので、ガイドブックなしで登山することにした。(あとでひどいめに逢うのだが)

駐車場から坂を下って行くと、川に木橋がかかっていて、その向こうに温泉が見えた。橋を渡るのかと思ったら、その手前に乳頭山登山道に指導標があった。

川に沿って登って行くと、右上に由緒ありそうな建物が何棟か建っているのが見えた。これが黒湯温泉であった。
大きな砂防ダムを過ぎると、対岸は白茶けた崩落地で、そこからもうもうと白煙があがっている。さすがに温泉地である。すぐに橋があって、川を渡る。
川に沿って緩やかに登って行くと再び砂防ダムがあって、そのすぐ先で川から離れて急な登りになった。傾斜が緩まると木道があって、それから緩やかな下りになった。
さっき、川から離れたと思ったらそうではなくて、流れに沿って高いところ登っていただけなのだ。下って行くと、沢の流れに降り着いた。
巨岩が累々とする沢で、ここにあった指導標には「一本松沢」と書かれていた。巨岩を乗り越え乗り越え、沢をさかのぼって行く。沢の岩床は白くなっていて、硫黄がへばりついているのだ。川の流れは温泉なのかと思った。

沢を対岸に渡ると、広場があって、そこに水の噴き出し口がいくつかあった。ここが一本松温泉跡であった。



 乳頭山山頂へ
岩がゴロゴロする登り


山頂まで1kmの指導標


花が咲く尾根を行く


Y字路に着いた


乳頭山山頂


山頂から眺める秋田駒ケ岳


一本松温泉跡からは、岩がゴロゴロする涸れ沢のような道を登って行く。傾斜が緩まると木道になって、また岩だらけの涸れ沢になる。傾斜はどんどんきつくなって、木道が段々になっていた。

丸太の階段になるとさらに急な登りである。登るにつれて階段は朽ちて、崩れた箇所もある古いものになった。
背丈の高い笹藪の間を登るようになると、樹林から抜け出して展望が広がった。遠くに秋田駒ヶ岳が見えた。昔、私はあんな遠くから縦走したのかと思うとうれしくなってしまう。
細い道に丸太の階段が組まれていて、これを登って行くとベンチの置かれた尾根の上に着いた。ここからは乳頭山を間近に見ることができる。そして振り返ると秋田駒ヶ岳、目を凝らすと駒ヶ岳の右下に田沢湖も見えた。ここで景色を眺めながら休憩することにした。
この休憩所から山頂までは1kmである。あと少しだ。がんばって山頂を目指す。
展望の開けた尾根を登って行くと、隣の尾根の上に小さく山小屋が見えた。(ガイドブックがないのでわからなかったのだが、これが下山路で立ち寄ることになる田代平避難小屋であった)
登山道は段々に設けられた木道になって、これを登って行くと路傍にはけっこう花が咲いていた。もう9月も半ばで、花は期待していなかったのだが…。
赤土の溝を行くようになって、やがてそれは岩だらけになってすごく歩きにくくなった。再び木道があらわれると、行く手に鋭い三角の峰が見えてきた。これが乳頭山山頂である。
広大な草原の中に木道がうねって続いている。夏だったらたくさんの花が咲き乱れるお花畑のはずである。今はたくさんのリンドウが咲いている。
Y字路に着いた。真っ直ぐに登ると乳頭山山頂で、ここから左に下ると田代平山荘1kmとなっていた。ガイドブックがないのではっきりしないのだが、この田代平経由でも乳頭温泉に下れるはずなのだ。
岩屑のガラガラの道を登って行く。次第に岩の峰が近づいてくる。ベンチのある尾根に登り着いた。この左がすぐに山頂である。ここからは乳頭山の絶壁をみることができた。下には広大な草原が広がっていて、そこに細い登山道が見える。これは秋田駒ヶ岳〜乳頭山の縦走路なのだ。昔、私はこの道で乳頭山までやってきたのだ。この縦走路の先に小高くそびえているのは笊森山である。
山頂を目指す。岩屑のザラザラの道をひと登りすると、たくさんの登山者が休憩する山頂に着いた。山頂には大きな丸テーブルのような方位盤があって、方角だけが大きくて山の名前はすごく小さく書いてある。
岩手山も見えるはずなのだが、雲に隠れて見えなかった。でも、秋田駒ヶ岳はよく見える。山頂の北には扁平な丸い山が見え、その下に広がる草原にはいくつかの池が見える。絶景である。

休憩しながら、山頂をウロウロして三角点を探したが見つからなかった。



 田代平経由で下山
えぐれた道に木道が続く


山小屋に着いた


田代平分岐


小さなコブ、孫六温泉まで600m


孫六温泉から橋を渡る


山頂から来た道を引き返して、分岐から田代平に向かう。ガイドブックがないので、本当にこの道で乳頭温泉に戻れるのか心配である。

分岐からは木道が続く。道は雨水などでえぐれているのだが、その上に木道が敷かれていて、すごくラクである。
どんどん下って行って、振り返ると乳頭山が小さな緑の三角峰となって聳えていた。
行く手には小屋が見えてきた。樹林に入って、木道を行くと小屋の前に着いた。二階建ての小屋である。東北の山は雪が多いので二階建てが多い。冬は二階から入るのだ。一階は土間になっていて、寝るのは二階である。
小屋の前に池があった。花は咲いていなかったが、池に映る乳頭山を見ることができた。小屋の中にあった地図を確認したら、このすぐ先で乳頭温泉に下る道が分岐している。道は間違っていないようだ。
小屋から木道を歩いて行くとT字路に着いた。「田代平分岐」である。ここで左折したら乳頭温泉のはずである。ところが、そこには孫六温泉2kmとしか書いていない。これで本当に乳頭温泉につけるのか心配である。ガイドブックがないと本当に困ってしまうのだ。方角としては合っているので、もし違っていても孫六温泉には人がいるから、そこで尋ねたら乳頭温泉に行くことはできるだろう。自分にそういい聞かせて、孫六温泉に向かった。
木道はすぐに樹林の中に入って、急な下りになった。どんどん下って行くと一人の登山者に追いついた。孫六温泉から乳頭温泉にゆけるかと訊いたら大丈夫だという。安心した。
きれいなブナの林を下って行く。
ひたすら下るだけと思っていたら、小さなこぶを越えるためにけっこう急な登りになった。そのピークには指導標が立っていて、孫六温泉まで600mと書かれていた。もう少しである。
どんどん下って行くと、左下に温泉のものと思われる屋根が見えてきた。ところが登山道はこの屋根から離れて、右のほうにどんどん下って行く。孫六温泉ではなかったのかと思っていたら、登山道はターンするように左折して、水平な道を建物に向かって行くのだった。舗装道に飛び出すと、乳頭山登山口の指導標がたっていた。すぐそばに水場があったのでのどを潤した。ここにあった、周辺のマップを見たら、舗装道を左に行って、川を渡ったら黒湯温泉となっている。

すぐに大きな温泉宿に着いた。孫六温泉である。何棟かある温泉施設の中を行くと、木橋が見えてきた。なにかしら見たことがある…と思ったら、今朝、駐車場から坂を下りながら見た木橋であった。孫六温泉というのは駐車場のすぐ近くだったのだ。(あとでガイドブックを見たら、駐車場は黒湯・孫六温泉の駐車場だったのだ)
坂道を登って、駐車場に戻ったのは1310分であった。


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