日本二百名山
もりよしざん

標高 1454m
こめつが山荘→1時間30分→一の腰→40分→森吉神社→50分→森吉山山頂→1時間10分→一の腰→1時間→こめつが山荘

森吉山はなだらか三角形のアオモリトドマツにおおわれた美しい山である。私が訪れたときは、途中から天気が急変して、山頂は濃霧の中であった。
森吉神社から森吉山

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1996年9月23日

さて、明日は森吉山を登るつもりである。

道は雫石まで引き返して、それから田沢湖をめざす。田沢湖からは北岸を通って105号線に出て森吉町に向かう。阿仁町のあたりでは森吉山スキー場の看板がさかんに見られる。自然破壊だと叫びたくなるのだが、町としても観光開発で財政を潤す必要もあるだろうし、異邦人である旅人が勝手なことは言えないよね。
阿仁前田というところで右折して、小又川沿いに山の方へ入っていく。さらに様田というところで右折して細い道に入る。これが少しわかりにくかった。
細い林道をどんどん登って行く。もう9時近くなっていて真っ暗である。
道はスキー場の駐車場と思われるところで行き止まりになった。「こめつが山荘」があるはずなのだが、それらしき建物は灯りがついていない。
この駐車場はひたすら広いのだが、まったくの無人。
しかたがないので、スキー場リフト乗り場の建物の屋根の下にテーブルをセットして、ランタンをつけて食事をした。
山の斜面の途中に異様に明るい光が見える。なんだろう。


924

朝、明るくなってから山のほうを見ると建物が見える。昨夜の灯りはこれだったようだ。
駐車場のまわりをよくみると、左に入っていく少し細い道があって、これがこめつが山荘へ道で、昨夜の灯りの建物がこめつが山荘であった。間違えていたのだ。
7時半に出発。
まずスキー場のゲレンデの中の道を行く。そのうちブナ林の中の道になるが、足元が石で歩きにくい。
ゲレンデの登りきったところが「一の腰」で9時到着。ここには三角点があって、これから登る森吉山もよく見えた。
この森吉山というのは、何かしら北八ヶ岳の森と湖沼の逍遥の道に似ている。森吉山はなだらかな三角形の山で、高原にやってきたという感じである。
9時半頃に森吉神社に着いた。鳥居があって社があるが、その奥にご神体のように祭られた巨岩があった。
私の持ってるガイドに記載はなかったが、この神社の横に新しく避難小屋ができていた。
また、ここは前岳という標識があった。
ここから1311mピークの避難小屋までの間には湿原のような池塘がいくつかあった。
避難小屋には10時前に着いて、ここからいよいよ山頂は間近なのだが、雲が出てきて、その白い霧が風でどんどん流されていく。
森吉山山頂に着いたのは1020分であった。
山頂は霧の中であった。白の四角い杭のような木柱に森吉山と書かれていた。
ここも頂上には自分一人かと思ったら、岩陰に女性二人のパーティがいた。東北100名山を登り始めたところだと言っていた。
風が強くなって、濃い白い霧が流されていく。寒くもあったので、早めに頂上から引き上げた。
12時半、登山口のこめつが山荘前に帰ってきた。


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2009年5月の登山記録


登山口にはキャンプ場があった


スキー場のゲレンデを振り返る


一の腰


森吉神社


神社には巨岩があった


神社の横には小屋があった


神社から少し行くと避難小屋





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