おおふかだけ

標高 1541m
八合目避難小屋→不動平→八つ目湿原→大地獄→笹倉小屋跡→網張温泉分岐→姥倉山→湯の森→松川キャンプ場→源太ヶ岳→大深岳→大深山荘

昨日はすばらしい天気だったのに、今日は一転して雨である。八幡平まで行く予定が、すばらしく新しい大深山荘をみて、ここに泊まることにしてしまった。
松川地熱発電所.

 岩手山から松川温泉へ
霧の中を出発


どんどん下って行く


八つ目湿原に着いた


八つ目湿原を行く


指導標は朽ちて字が読めない


笹倉小屋跡の分岐


黒倉山への道は閉鎖中


網張温泉との分岐


姥倉山山頂


松川キャンプ場、管理棟

BACK 岩手山

2004年629

4時半に目を覚ました。すごい風の音がする。窓から外を覗くと霧であった。
今日の天気はダメか。
昨日は松川温泉まで行くところを、8合目避難小屋に泊まってしまったので、その遅れ3時間半を少しでも取り戻さなければいけない。
出来るだけ早く出ようと思っていたのだが、結局出発は6時になってしまった。
強い風で霧が流れる中、雨具の完全武装で出発した。
昨夜の同宿した人が外まで見送ってくれた。
まず、9合目の不動平まで登りかえす。不動平も霧の中だったが、大きな岩の下に石灯籠や石仏があるのを見つけた。岩手山も修験道の山なのかと思った。
天気が悪いので、岩場の連続する「鬼ヶ城」の稜線は通らずに八目湿原に下って、それから黒倉山に登り返して稜線の道に出るつもりである。
不動平で指導標を探したが、八つ目湿原という案内はなくて、「お花畑コース」というのがある。感じからしてこれだろうと思って、この道を行く。
どんどん下って行く。涸れた沢筋に下るのだがけっこう急な道である。
ようやく傾斜がなくなって平らになると、すぐに木道に出た。
これは昨日、岩手山の山頂から見た道である。そうすると右に行くと御苗代湖があるはずである。雨の中だが、せっかくなのでこの湖を見ていくことにした。
木道を行くとすぐに潅木に覆われた道になった。道を笹が覆い隠して、この笹を掻き分けながら進まなければいけなかった。とんでもない道である。
薮こぎをしてようやく、右手に小さな丸い沼を見た。これだろうか。山頂から見たときはもっと大きいような気がしたが…と、ともかく写真を撮って引き返した。
(後で地図を見て確認したら、どうもこれは御苗代湖ではなくて、その隣にある小さな沼「御釜湖」だったようだ)
分岐には大きな注意書きがあって、有害火山ガスが噴出しているので注意とある。(私は知らなかったのだが、岩手山のこの一帯はずうっと登山禁止になっていて、解禁されたのは私が登った翌週の登山開きの日だったのだ。)
私がこれから向かう道筋も要注意地帯になっている。少しビビった。
鬼ヶ城の山腹の下の方をトラバースしてゆく。
このあたり道標がしっかりしていない。ものすごく古いものが残っているのだが、朽ちてしまっていて文字が読めないのだ。
八つ目湿原から下って行く。右手に沢が流れているのだが、その流れが硫黄を含んでいて、岩が黄白色になっている。本当にこのあたりは火山地帯なのだ。
まず「大地獄」といわれるところの分岐に出た。このあたりは山腹が硫黄質の白い地肌で、白煙があちこちで上がっている。看板にあった危険地帯がここである。
尾根を登って行く。
鬼ヶ城の稜線に出るが、そこは樹林の中である。ガイドブックには「笹小屋跡」とあるのだが、小屋の跡らしきもものはまったく見当たらなかった。
ここから稜線の道を行くが、黒倉山へ至る道は閉鎖されていて、山頂部を左に巻く。
樹林の中から砂礫の道に出た。道にはロープが張ってあって、歩く道を制限してある。この道の両脇は、やっぱりガスが噴き出ているようなのだ。
両側に観測用の機器が据えられた道を少し行くと、網張温泉へ下る道との分岐があった。
霧の中で、小雨も混じっている。なかなか落ちついて休憩ができない。
そのまま先を急ぐことにした。
右に姥倉山の指導標があったので、ザックをそこに置いて登ってみた。すぐに突き当たりになって、標識も何もない広場だけがあった。
どんどん下る。
すぐに樹林の中の道になって、これを急いで下って行く。時間が少しも短縮できない。
道が平らになって、もうすぐ松川温泉ではないかと思ったのだが、そこは「湯の森」であった。がっかり。
ここからさらに急な下りが続いた。
樹林の中を下って行くと下からゴウゴウと音がする。いったい何の音だと思っていたら、後でわかったのだが、これは地熱発電所の蒸気が吹き出す音だったのだ。
どんどん下って行くと雲の下に出て、展望が広がった。
結局、松川温泉のキャンプ場に着いたのは11時頃、
あんなに天気が悪かったのに、ここでは雲間から日がさしていた。
キャンプ場の管理棟の前で休憩。




 松川温泉から大深山へ
地熱発電所


山道を行く


木道を行く


避難小屋と源太ヶ岳の分岐


突然雪渓が道を阻む


源太ヶ岳山頂


大深岳山頂


大深山荘(避難小屋)


下って行くと広い駐車場に出たが、ここで大深岳への登山口がわからなくなってしまった。
地図と磁石で方向を確認して、とりあえず地熱発電所に向かった。
すごい施設であった。この施設をみて、どうでもいいことを思い出してしまった。昔、大映の怪獣映画で「ガメラ」があったが、確かガメラはこの松川の地熱発電所を襲ったはずだ…。どうでもいいことである。
地熱発電所の手前に、上に行く車道がある。これを登っていった。
登りきったところには温泉旅館があって、その前で登山口の指導標を見つけた。
天気はこの頃になると、青空が見えるようになっていた。
指導標に従って歩いて行くと、すぐに大きな舗装道路を横切る。これは八幡平に至る「アスピーテライン」の入り口であった。
林道をどんどん歩いて行ったが、行き止まりになってしまった。探したがどうしても登山道はない。仕方がないので引き返して、入り口はないか確認しながら下って行くと、…あった。鉄柵に囲まれた施設があって、その横が登山道入り口になっていた。これを見逃していたのだ。
登山道を行く。このあたりは水が湧き出しているところで、いたるところで、斜面の中から水が流れ出ている。樹林の中を行くと、きれいな流れに架かる橋があった。これが丸森川のようである。
ここから急登が始まる。樹林の中を1時間ほど登ると、分岐点があった。右が大深山荘に行く巻き道である。これで自分がいる場所がわかった。
もちろん、私は巻道などは行かず、源太ヶ岳に登って、それから大深岳山頂を踏むのだ。先は長い。
急な道を登って行く。
突然目の前に雪渓が現れた。かなり急な雪の斜面で、登山道はこれを越えたところに続いているようだ。軽アイゼンを持ってくるべきだったと悔いたが、いまさらどうしようもない。ともかく行くしかない。
キックステップで足場を刻みながら慎重に登って行く。雪渓の真ん中まで渡ったところで、登山道は水平方向にはなくて、上にあった。仕方がないので、雪渓を上に登る。
なんかとんでもない。滑落したら死んでしまう。
ようやく、登山道にたどり着いたときは、ほっとした。これだから、東北の山は…
ここからは山頂に向かってひと登り。
源太ヶ岳山頂に着いたのは2時であった。
ここからは稜線の道が続いている。
風が強くなった。
ガスが出てくる。行く手の縦走路が霧で隠される。
ともかく、縦走路を行く。この縦走路は晴れていたらすばらしい展望が得られるはずなのだ。強い風で吹き流される霧の中を行く。15分ほどで「縦走路出合」分岐に着いた。右に行ったら八幡平だが、大深岳は左に行かなければいけない。せっかく来ているのだから、山頂を踏まないわけにはいかない。
距離は200mほどである。ザックを分岐において、カメラだけを持って山頂に向かった。
山頂は際立ったピークではなくて、起伏のある稜線の少し高まったところが大深山の山頂であった。
急いで引き返して、八幡平に向かって下る。時間は15時になろうとしていた。
大深山荘に着いて驚いた。すばらしく立派な小屋なのだ。
その小屋をヘルメットをした人が5人ほど、出たり入ったりしている。訊いてみると、去年この小屋が完成してそのあとの補修なのだそうだ。泊まれるかときいたら問題ないということであった。迷っていたのだが、この真新しい小屋を見て、ここに泊まることに決めてしまった。松川キャンプ場で水も満タンにしているし…。
工事の人は帰ってしまって、私一人になった。
ともかく快適な小屋で、ここに泊まって大正解。


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