きたまただけ

標高 2091m

御西小屋→1:00→御手洗池→1:40→烏帽子岳→40分→十文字鞍部→30分→北股岳→50分→門内岳→30分→扇ノ地紙→30分→梶川峰→3:00→飯豊山荘

昨日、雷に会って大日岳に登らなかった登らなかった分、今日はたくさん歩かなければいけない。しかも、石転雪渓が通行禁止でさらに遠回りしなければいけないのだ。最終のバスに乗り遅れそうである。最後は走るしかなかった。
烏帽子岳から仰ぐ北股岳.

 御西小屋から梅花皮山荘へ
天狗の庭


縦走路はアップダウンする


御手洗の池に着いた


烏帽子岳山頂

BACK 大日岳

2004年727

大日岳から帰ってきたが、のんびりする暇はない。すぐにテントをたたんで、ザックに荷物を詰め込む。出発したのは6時半。小屋の管理人さんにお礼を言って、梅花皮(かいらぎ)山荘に向かって出発した。
歩き始めた頃は、うっすらと霧がかかっていたのだが、次第に晴れてきて、40分もすると快晴になった。青空の下、すばらしい展望を楽しみながら縦走路を行く。
行く手の山の頂きにかかっていた雲がすっかりとれると、北股岳と烏帽子岳であることがわかる。そして、稜線が緩やかに下った鞍部には池が見えた。これが御手洗…と思ったらそうではなくて、「天狗の庭」の池塘であった。
飯豊は雪渓が豊かで、沢筋に残る白い雪が陽に輝いている。高山植物も豊富で、登山道の両脇にはきれいな花々が咲き誇っている。
何かしら、雲上の楽園を歩いてゆくような気分である。飯豊山って本当にすばらしい山である。
縦走路を振り返ると、右に大きな山塊が聳えている。地図で確認したら大日岳であった。御西小屋から見た姿は鋭い三角峰であったが、ここからは頂稜が平坦で見違えてしまった。でも、堂々とした山容で、やっぱり飯豊山塊最高峰の風格に間違いない。振り返る縦走路の左には飯豊本山が見える。あそこから縦走してきたんだ。大満足の山旅である。
御手洗池に着いたのは7時25分。
御手洗の池からはきれいなお花畑のなかを行く。きれいな花にカメラを向けていると時間がどんどん過ぎてしまう。
お花畑を過ぎて10分ほど登ると、稜線は平坦になるが大きな雪渓があった。その向こうに双耳峰の烏帽子岳が聳えている。広い稜線になって、そこから烏帽子岳の右を巻くように登って、ようやく山頂に着く。
到着は9時少し前であった。山頂には三等三角点があった。山頂からは行く手に聳える梅花皮山と北股岳の眺めがすばらしい。



 梅花皮山から北股岳山頂へ
梅花皮山への道


梅花皮山山頂


梅花皮小屋が見える


北股岳山頂

烏帽子岳から梅花皮山へ向かう。展望の稜線を30分ほど登ると梅花皮山山頂に着いた。山頂は裸地の広場になっていて、そこに山名を書いた木柱が1本立っているだけであった。目指す北股岳には雲が湧き上がっていてよく見えなかったが、石転雪渓を見下ろすことができた。この長さ2.8km、標高差1000mの大雪渓を下りたい…、なんとかならないのだろうかと思ってしまう。
梅花皮山から下り始めると鞍部に小屋が見えてくる。梅花皮小屋である。その向こうに大きな山がどっしりと聳えているのが北股岳なのだ。

ジグザグの砂礫の道を下ってゆく。
ほぼ下りきったところで、登山道の左の草原に道が平行してある。その道の先に水場が見えた。草地を横切ってその道にでたら、そこは高山植物を守るために入ってはいけなかったのだ。自然破壊をしてしまった。
ここで、さっき汲んだ水は捨ててしまって、新しく水を汲みなおした。
小屋に行って管理人さんに訊くと、やはり石転び雪渓は立ち入り禁止で、その理由は落石の恐れがあるからなのだそうだ。
諦めて、北股岳を登ることにした。
急な道を登って行く。
さっきまで青空が見えていたのだが、空は灰色の雲に覆われていた。
北股岳の山頂に着いたときは、周りの山々には雲がかかり始めていて、また雷が来そうである。まったく雲の中で何も見えないのだが、山頂にはトンボがいっぱい飛んでいて、異様なほどであった。



 門内岳から飯豊山荘へ下山
北股岳から門内岳に向かう


門内岳山頂


扇ノ地神山山頂


梶川峰


五郎清水


湯沢峰


飯豊山荘に着いた


JR小国駅


縦走路を行く。次に目指しているのは門内岳である。
縦走路としては快適である。なだらかな稜線の向こうに小屋が見えた。これが門内小屋のようなので、そうすると、小屋の手前の小さなピークが門内岳山頂ということになる。
門内岳の山頂は巻いて小屋に先に行った。時間は10時半になっていた。
ここに荷物を置いて、カメラだけ持って山頂へ。山頂には小さな鳥居と祠があったが、残念ながら展望は得られなかった。
小屋の管理人さんに、これから梶川尾根を下るつもりで、345分のバスに間に合わせるつもりだと言ったら、ギリギリくらいだと言われた。まだ5時間もあるではないかと思ってしまうのだが…。
一応、急いで梶川尾根の下山口である「扇の地紙」に向かう。
扇の地紙のピークから少しだけ降りると、縦走路と尾根道の分岐があった。
ここに3人連れの登山者がいて、少し言葉をかわした。
私が345分のバスに間に合わせるつもりだと言ったら、それは無理だと言われてしまった。地図を見せてくれて、そこに記載された時間では4時間45分かかるのだという。今は1115分である。げっ、と思った。
私の持っているガイドブックでは下り3時間半と書いてあるのだが。ただし、(いつものことなのだが)私のガイドは古い。1985年発行のものである。その後、道の状況が変わってしまったのだろうか。
ともかく彼らにお礼を言って、急いで下り始めた。
彼らが言っていたように、梶川峰までは平坦な縦走路であったが、ここを過ぎたらすさまじい下りになった。おまけに雨が降り出した。最初は傘をさして歩いていたのだが、道は急になるし、雨はどんどん激しくなる。雨具に着替えた。
この後は壮絶な時間と競争の下りになった。
私は時々こんなことをしてしまう。最後に時間との競争になって、走って下ることになることが少なくないのだ。
ザンザカ降りの中、滑りやすい急坂を下る。気が疲れる。梶川峰が12時少し前、五郎清水に着いたのは12時半。雨も降っているし、のども渇いていないのでそのまま通過。13時、滝見場という標識があったが、雲の中で何も見えなかった。
最後のピーク、湯沢峰には13時半に着いた。これなら余裕でバスに間に合いそうである。
湯沢峰から下って行くと、遥か下に小屋が見えた。あれが飯豊山荘のようだ。でも視線で角度を考えると、ほとんど真っ逆さまといった感じに見える。
ようやく、舗装道路に降り着く。
少し行くと飯豊山荘があった。
時間は15時であった。バスに間に合った…、でもほとんど体はボロボロであった。
バス出発まで30分ほど時間があると分かったので、温泉に入ることにした。飯豊山荘には温泉があるのだ。
湯船に体を沈めると、最高の気分。
やったゼという満足感。
飯豊はやっぱりすばらしい山だと思った。


余談

バスで小国駅に着いたら、駅が騒がしい。電車が不通になっていたのだ。
代行のバスが出るということで、そのバスで今泉まで行って、そこから接続した電車で米沢へ。ここで初めてわかったのだが、山形駅構内に落雷があって、ダイヤがズタズタになっていたのだ。ともかく次はいつ列車が入ってくるかまったくわからないのだ。自分が予定していたJRの計画は一瞬に消え去ってしまった。
1時間待って、ようやく来た山形新幹線に乗って(この便は3時間遅れているのだ)郡山へ。
郡山から東北新幹線で、なんとか仙台に帰ってくることができた。



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