いわいがめやま

標高 1417m
祝瓶山荘→50分→桑住平→2:30→祝瓶山→1:30→赤鼻尾根分岐→50分→桑住平→45分→祝瓶山荘

この山はすばらしい。山頂は大岩壁に覆われ、沢には雪渓は白く輝く。登山道にはきれいな花が咲き乱れ、山頂からは雄大な朝日連峰が手に取るよう。
絶対にお勧めの山である。
祝瓶山

 木地山ダムから祝瓶山荘へ
木地山ダム


木地山ダム湖


祝瓶山登山口に着いた


祝瓶山荘

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2004年6月14日


飯豊町のスーパーで買い物をして、登山口に向かう。

道はどんどん山の中に入って行って、やがてダムにつく。
木地山ダムである。このダムから行く手にすばらし山が見えた。左にはピラミッド型の鋭く切り立った山、右には雪をいただいた山塊である。私が明日登る祝瓶山は左の三角の山である。すごい山である。ワクワクしてくるではないか。
ここからは、カーナビの地図にはない道を行く。
曲がりくねったダートな道で、デコボコの道をどんどん走って行く。パジェロで本当によかった。前に乗っていた車だったら、車の底をガンガンぶっつけていたはずである。
ともかく、この未舗装の道を1時間近く走って、ようやく山荘の前に着いた。
左に広い駐車場がある。小屋は3軒も建っていた、そのうち1軒が長井山岳会の祝瓶山荘である。東北の山小屋は無料が多いのだが、この山荘は有料なのだそうだ。前もって山岳会に申し込みをしなければいけないらしい。鍵がかかっていた。小屋の前には水場もある。

車の横にテーブルを出して、食事の準備をしていると1人のおじさんがやってきた。新潟の人で、下見にきたのだそうだ。話しをしながら、祝瓶山というのはすばらしい山だということが実感されてきた。明日が楽しみである。
焼き肉で缶ビールを2本飲んで、ほどよく酔いが廻ってくる。まだ6時前で明るいのだが、テントに入って横になったら寝てしまった。
目が覚めたのは8時頃である。外に出ると星がすばらしくきれいであった。



 祝瓶山荘から朝日岳縦走路へ
登山口、熊注意の看板も…


いかにも危ない吊り橋


直登コースとの分岐


ブナ林を登る


赤鼻尾根から仰ぐ祝瓶山


赤鼻尾根(縦走路)に着いた


615

今日は祝瓶山に登る。
祝瓶山は朝日連峰の南に位置する山である。もちろんこの山から大朝日岳に向かって縦走することもできる。
目を覚ましたのは4時半。
食事をして、テントを畳んだら出発は6時になってしまった。
林道を歩いて行く。行く手には祝瓶が大きい。
すぐに車の通れないガタガタの道になって、登山道の入り口に着く。ここに大きな注意書きが掲げられていた。
私の予定では桑住平から直登して山頂に至り、帰りは赤鼻尾根を下るつもりだった。ところが、この直登コースの山頂直下の崩落が激しくて、赤鼻尾根を行ってくれと書かれていたのだ。どうしようと思ってしまった。かなり落石を覚悟しなければいけないらしい。潔く直登コースはあきらめることにした。
赤鼻コースを往復することになるが仕方がない。私は臆病なのだ。
登山道に入るとすぐに吊り橋(カクナラ橋)がある。ガイドブックによると、この橋は冬の間、橋に懸けられた板を外しているのだそうだ。板があるかどうか心配であったがちゃんと板は渡してあった。
この吊り橋のところにも看板があって、今度は熊注意とあった。この山域は朝日連峰の深い山のなかである。熊もいるだろうと思ってしまう。
吊り橋は少し傾いていて、いかにも危なっかしい。恐る恐る渡った。
ブナ林の中、真っ平らな道が続く。歩き始めて50分ほどで「桑住平」に着いた。ここが赤鼻コースと直登コースの分岐で、左に沢を渡ると直登コースである。私は直進して、赤鼻コースを行く。
直登コースだと三角形の一辺を行く形なのだが、私が行く赤鼻尾根のコースは三角形の二辺を巡るずいぶん遠回りのコースなのである。
少し行くと沢を渡って、ここから尾根に取り付く。これが赤鼻尾根である。
急登が続く。それでも視界は意外と開けていて、左には高く聳える祝瓶をいつも眺めることができる。つくづく、この祝瓶はいい山だと思う。鋭く切り立った三角形で、山頂直下は切り立った岩壁である。
ようやく傾斜が緩やかになると、大朝日への縦走路とぶつかる。右に尾根をたどると朝日岳に至るのだが、祝瓶山は左である。
稜線に登り着いたところで少し休憩。
それにしても、ここからの眺めはすばらしい。



 祝瓶山山頂へ
登山道に咲くヒメサユリ


鈴振尾根の分岐


雪が残っている


祝瓶山頂、絶景!


これから登る祝瓶は間近に、大きく聳えているし、登ってきた赤鼻尾根を振り返るとその向こうに木地山ダムが小さく見える。
なんか大満足である。
山頂に向かって登って行く。次第に視界が開けていって、後ろには朝日岳の山々が見えるようになってくる。白い雪が残っていてすばらしい景色。
また登山道には高山植物が花を咲かせていて、これがまたきれいである。
登山道はすさまじくきつい登りなのだが、それが苦にならない。さらに圧巻なのは私が登っている尾根の右に見える大岩壁である。すごい迫力である。
なんか楽しくなってしまう。
山頂の肩に着く。道は左に折れて山頂を目指す。ここまできたらもうすぐである。
この最後の尾根道は、すぐ脇に雪を見ながら行く。ビールを持ってきたらあの雪で冷やすことができるのだが。
朝日連峰のパノラマがどんどん広がって行く。
山頂に着いたのは11時少し前。
真っ青な空が広がっている。
山頂には私一人。朝日連峰の山々を眺めながらあれが大朝日、その左が西朝日…と自分が登ったときのことを思い出しながら眺める。
このすばらしい景色を一人占め。最高。
山頂ではコンビニ弁当を食べて、11時半に下山開始。
登山口に着いたのは1時はであった。
結局、今日は誰とも会うことがなくて、たった一人の登山であった。
さて、まだ13時半なので、今日はもう一つ山に登ろうと思う。昨日登ろうと思った白鷹山である。


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