私の東北の山百選 東北百名山
がもうだけ

標高 828m
二荒神社登山口→45分→分岐→35分→蒲生岳山頂→25分→分岐→30分→登山口

蒲生岳は会津のマッタホルンともいわれる切り立った岩塔の山である。こんな山にどうして登れるんだと思ってしまうのだが、その通り、すさまじい岩場の連続であった。

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2005年10月26日

さて、次は蒲生岳に登る。ここから只見の町を過ぎて、さらに北上する。車を走らせて行くと、行く手にすさまじく尖った山が見えてきた。これが蒲生岳なのだ。

会津のマッターホルンとも呼ばれる山なのだ。こんな尖塔のような山にどうしたら登れるんだと思ってしまう。
道路沿いに登山者用の駐車場があった。目の前に蒲生岳が聳えている。ワクワクしてくる。
登山口の案内に従って歩いて行く。途中から指導標がなくなって、右に神社が見えたのでそこに向かった。踏切がない線路を渡って石段を登ると二荒山神社であった。ガイドブックにはここが登山口と書かれているのだが、その道がない。仕方がないので再び広い道に戻って、会津蒲生駅にの方に歩いて行くと、踏み切りを渡ったところに登山口の標識があった。ここは久保登山口になるのだ。この登山口には長寿の泉上原清水があった。ここでポリタンに水を補給した。
登山口から樹林の中に入って、緩やかに登ってゆく。山腹を右に巻くように歩いてゆくのだが、途中、柵で通行止めにしてある道があった。このすぐ下に神社が見える。さっき私が登山口を探した神社であった。
樹林の中を急登すると、樹林帯から抜けて、岩盤の上を登る道になる。スラブの上を登って行くのだが、足場がちゃんと刻まれていて心配はなかった。
この岩の道を登って行くと、松林の中に入る。大きな看板で夫婦松と書かれていて、山頂まで550mとある。二本の松が寄り添うように立っている。距離ではここが半分の地点である。ここで少し休憩した。浅草岳の登山で疲れが残っているようだ。
松林から抜けると、行く手にはすさまじい岩峰が聳えている。この岩峰に向かって急な斜面をロープにすがったりして登ってゆく。この岩峰の基部が分岐になっている。左が「岩場コース」、右が「鼻毛通しコース」である。私はガイドブックに従って右のコースに入った。岩場をロープにすがって登ってゆく。登山道は二つの岩峰の間を抜けて行くようである。分岐があって、右に鼻毛通しと書かれている。いって見ると大きな岩の間に穴が開いていて、昔はそこに松が穴を通り抜けるように生えていたのだそうだ。それが鼻毛のようだから「鼻毛通し」というのだそうだ。いま、松はない。
分岐に戻って急登を続ける。ともかくすごい登りである。鼻毛通しから10分ほど登ると「風穴」があった。地元の人がこの洞窟を30mほど下ったことがあるそうだ。すさまじく深い穴なのだ。覗いてみたが、真っ暗で下はよく見えなかった。
さらにロープにすがって急登を続けて、宮原コースの分岐に着く。この道は地震で崩落があって、今は通行止めになっているのだそうだ。
山頂に着いたのは25分であった。やっと着いたという感じである。登山口から1時間15分だけの登りだったのに、なにかしら異様に疲れた。山頂からは下の町並みがいい。ミニチュアのように見える。
私は岩場コースを下ろうと思っている。下山コースの表示がなかった。かなり危ない道のようである。緊張してしまう。
ドキドキしながら下山を始めた。
松が生える、急な道を下る。岩場ではないのだが、すさまじく急な道である。木の枝や根につかまって慎重に下って行く。途中鎖場もあって、かなりすごい道である。一番、怖いなと思ったのは岩壁を横切るところだ。
鎖にすがって、急降下して、斜めに岩場を下ると鼻毛通しとの分岐に着いた。ほっとした。
ここからは登ってきた道を戻るだけである。
林の中に入って、神社からの道の通行止めの柵の前についた。どんなものかこの道を行ってみることにした。道はしっかりしているのだが、草が覆いかぶさっている。それが棘のある藪で、これを掻き分けて下る。神社の前に着く。
石段を下って、駐車場に戻ったのは340分であった。

次の志津倉山を目指す。
登山口に着いたのは、もう薄暗くなっていた。車の横にテントを張った。今日は足を伸ばして眠るのだ。車のガソリンがない。ランプが点っているのだが、明日、大丈夫だろうか。おまけに水も残り少ない。
心配だらけである。


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登山口駐車場から蒲生岳


二荒神社、ここに登山道はなかった


長寿の泉、上原清水


久保登山口


最初は樹林の中を行く


岩盤を登る


夫婦松、ここが中間点


鼻毛通しコースと岩壁コースの分岐






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