私の東北の山百選
あいづこまがたけ

標高 2132m
階段の登山口→1:30→水場→1:30→駒ノ大池→20分→会津駒ヶ岳山頂→35分→中門岳→35分→駒ノ大池→45分→水場→45分→階段の登山口

会津駒ヶ岳はすばらしい湿原の広がる山なのだ。くれぐれも山頂に登ったからといって、そこで引き返さないでほしい。この山の本当のハイライトは山頂から中門岳までの湿原の散策路なのだ。
会津駒ヶ岳は雲に隠れていた

 登山口から駒ノ大池へ 1994年の登山記録

登山口は長い階段


歩き始めて25分、傾斜が緩まった


ヘリポートという広場


ブナ林を登る


水場に着いた


笹原の斜面になった


休憩所があった


草原の木道を行く


駒ノ大池に着いた

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201082

今日は檜枝岐村で停滞するつもりでいた。夜中には激しい雨だったので、今日は無理だろうと思っていたのだ。朝になって携帯の天気予報を確認したら、これから3日間続けて天気は良くないのだ。3日も無駄にするのは厳しい。今日の天気は午前中は曇りで、午後から雨となっている。今日のうちに登ってしまうことにした。
登山口にはたくさんの車が停まっていた。こんな天気でも登る人は多いのだ。身支度を終えて歩き始めたのは65分である。
会津駒ヶ岳の登山口は長い階段である。
この急な階段を上ると、あとはトラバースの緩やかな道なのだが、すぐにターンを繰り返す急な登りになる。でも、道は広くてすごくしっかりしている。雨の後なので、道に草が被さっていたら、びしょ濡れになるかもと思っていたのだが、そんな心配は無用であった。でも、急な登りが続く。ジグザグの登りは、いつのまにか尾根を直登するようになった。
登山口から35分ほど急登を続けると林から抜出して、明るい道になった。傾斜も緩まってほっとした。このままこんな道が続くのかと思ったら甘かった。すぐにまた樹林の中に入って急な登りになった。
樹林の中を登って行くと、ちょっとした広場があった。驚いたことに、そこにヘリポートという標識があった。頭上には木の枝が広がっていて、ヘリが降りれるとはとうてい思えない。なんなのだろうと不思議に思ってしまった。

ヘリポートから少し行くと、山頂まで4.1kmという指導標がたっていた。ずいぶん半端な距離なのだが、この先にも、これと同じ指導標が所々にたっているのだ。
美しいブナの林を登って行くと、今度は山頂まで3.7kmの指導標があった。さっきの指導標から400mを登ったわけだが、17分もかかっている。きつい登りなのだ。
登山者も多くて、追いついたり追い越されたりして登って行く。
山頂まで3.2kmの指導標を過ぎて、5分ほど登ると話し声が聞こえてきた。ベンチが置かれた広場があって、そこで登山者が78人休憩している。ここが水場であった。
ザックには2リットルの水が入っているのだが、コップを持って水場に行ってみることにした。すぐだろうと思ったのだが、すごく急な下りでけっこう遠い。
ようやく水場に着いたら、登山者が二人水を汲んでいた。ここの水は冷たくてすごくうまかった。急な道を下って来たかいがあった。
水場から10分ほど登ると山頂まで2.7kmの指導標があって、このあたりでブナの林から抜出し、頭上が明るくなった。展望も開けたが、雲の中で景色を眺めることはできなかった。
急な尾根を稲妻型に登って行く。山頂まで1.7kmの指導標を過ぎると、道の両側は笹藪で、大シラビソなどの針葉樹が多くなった。赤土の岩がゴロゴロする道を登って行くと雲が途切れて、登山道の右手に笹の絨毯に覆われた山並みが見えた。これが会津駒ヶ岳であった。今日は景色をあきらめていたのだが、これを見れたので満足である。
傾斜が緩まって木道を行くようになると、行く手の丘の上に小屋が見えた。駒ノ大池の畔ににたつ駒ノ小屋のようだ。もうすぐである。
木道を歩いて行くと、ベンチが置かれた展望所に着いた。ここで休憩している登山者もいる。ここからはちょうど雲が途切れて、会津駒ヶ岳が見えた。ここで休んで行きたかったが、さっき小屋見えたので、そこまで行ってしまうことにした。
休憩所から少し行くと小さな湿原があって、池塘も散らばっている。すごくきれいである。
池塘の周りにはワタスゲの綿帽子がいくつも見えた。
灌木の間を緩やかに登って小さな丘を越えると広大な草原が広がった。この草原の中にまっすぐに木道が続いている。すばらしい眺めである。
草原を一旦緩やかに下ってそれから登り返すのだが、上って行く木道は白い霧の中に消えている。

木道の回りにはたくさんの花が咲いていて、白や黄色、薄紫の小さな花が見える。チングルマはもう花を終えて綿毛の群落になっていた。
コバイケソウの大群落の中を急登すると、池の畔に着いた。これが駒の大池で、ここから一段上ると駒ノ小屋があるのだ。駒ノ小屋は事前に予約しなければ泊まれないのだという。
池の畔にはテーブル・ベンチが置かれているので、ここで休憩した。あいにく完全に雲の中で、景色は白く霞んでいる。



 駒ヶ岳山頂から中門岳へ
池の左側を行く


山頂へはここで右折する


会津駒ヶ岳山頂


山頂からの下山路


霧の中、木道を行く


中門岳山頂(?)


駒ノ大池から駒ヶ岳山頂までは
20分ほどである。池の左側を歩いて行くと、石の祠がぽつんとたっていた。
霧の草原を歩いて行く。草原の中に木道が緩やかに起伏して続いている。
コバイケソウの大群落の横を急登して、針葉樹の山の左側を捲くように歩いて行くと、突然指導標が現われた。直進方向は中門岳への巻き道で、山頂へはここで右折するのだ。木の急な階段を上ってゆく。針葉樹から抜出して傾斜が緩まると、大きな木の柱が見えてきた。ここが会津駒ヶ岳の山頂である。山名の標識は大きな三本の木柱を組み合わせたものである。山頂は灌木に囲まれているのだが、ここから見える山々の「パノラマガイド」があった。たくさんの山々を展望できるようなのだが、雲の中で何も見えない。残念だ。
山頂には三角点もあったが、それは一等三角点であった。
さて、ここから中門岳を目指す。山頂から木の階段で下って行くと、すぐに木道を行くようになって、さっき見た巻き道が合流してきた。帰りは巻き道を戻ろうと思う。
霧の中の草原を行く。湿原がどこまでも続いていて、池塘がいたるところにみられる。中門岳までの2km余りは、ずうっと木道が続いていて、湿原の散策路なのだ。せっかく会津駒ヶ岳に登ったのにこの湿原散策路を歩かないとしたらたら、それは愚かとしかいいようがない。会津駒ヶ岳登山のハイライトはこの湿原の稜線を歩くことなのだ。
このページを見てくれている人は、駒ヶ岳山頂に登っただけで引き返すことなく、是非、中門岳まで足をのばして欲しい。

池塘の散らばる草原の中をのんびり散策気分で歩いて行くと、コバイケソウの大群落があって、この横を急登する。これで山頂かと思ったらそうではなかった。湿原はまだまだ続くのだ。
道が緩やかな下りになると、下に大きな池が見えてきた。その畔に大きな柱が立っている。ここが中門岳山頂であった。といっても、正確には山頂ではなくて、この周辺一帯を中門というのだそうだ。
山名標識の先にも木道は続いているので行ってみた。緩やかに上って行き、平坦地に着くと、そこには大きな池塘が散らばっていた。木道はこの池塘を一周している。ここが終点であった。

あとは引き返すだけである。
霧が益々深くなって、湿原は白く霞んで幻想的である。帰りにはけっこうたくさんの登山者とすれ違った。駒ヶ岳山頂だけではなく、さらに中門岳まで歩く人は多いのだ。
駒ノ小屋に戻ったのは10時半、休むことなく下山する。午後から天気が崩れるというので、雨が降り出す前に下山してしまいたいのだ。
走るようにどんどん下って、登山口に戻ったのは1155分であった。雨に遭うことなく登山を終えることができた。(ところがこの日は結局、雨が降ることはなかったのだ。どうなっているのだ、天気予報!)


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