2010年春 関東登山 
やぐらだけ

標高 870m
足柄峠→45分→地蔵堂バス停→(バス)→矢倉沢バス停→10分→本村→20分→金網柵→1:00→矢倉岳山頂→15分→山伏平→45分→足柄万葉公園→15分→足柄峠

矢倉岳はおにぎりを立てたような山容で、山頂からは富士山の眺めがすばらしくて、箱根の山や金時山の連なりも眺めも展望できるのだ。
矢倉岳

 足柄峠から地蔵堂バス停へ
道の駅ふじおやまに三連泊した


足柄峠に車を停めた


足柄古道入口


車道を何度か横切る


見晴台のバス停


車道を歩いて行く


地蔵堂バス停

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2010524

道の駅ふじおやまには三泊もしてしまった。昨日・今日とずうっと雨で、ここに居続けたのだ。この道の駅は自販機を置いた部屋が24時間開放されていて、ここで本を読んだり、充電したりしていた。おかげで読書も進んだ。
道の駅には「おやまの水」という湧き水があって、たくさんの容器をもって汲みに来る人が行列していた。
そして、ここは車がすごく多い。特にここに泊まる大型トラックが多くて、小型車のスペースまで割り込んでくるのだ。

525

今日はやっと晴れてくれて、道の駅から富士山を眺めることができた。
道の駅を520分に出発して足柄峠に向かった。
今日は矢倉岳に登るのだが、縦走しようと思っている。ガイドブックに紹介されているとおり、矢倉沢から歩き始めて、矢倉岳に登ったあとは足柄峠に縦走して、足柄古道を歩いて地蔵堂バス停に下るつもりなのだ。
足柄峠に着いたのは6時少し過ぎた頃。峠に駐車場があるので、まずここに車を置きにきたのだ。身支度を終えて歩き始めたのは615分である。
私が車をおいたのは峠の三叉路で、ここには「新羅三郎の笛笙の石」とか、足柄城跡などの標識がある。どっちへ行ったらいいのかわからなくて困ったが、聖天堂をさす指導標があったので、これをめざして歩いて行く。車道を緩やかに下って行くと、すぐに聖天堂があった。入り口には熊にまたがった金太郎の石像があった。
この向かいには足柄関所跡があって、木戸門が復元されていた。ここから少し行くと足柄古道の降り口があった。古道はコンクリートで石を固めて、石畳のようにしてあった。これをどんどん下って行く。私は地蔵堂に下って、そこからバスで矢倉沢まで行くつもりなのだ。道の駅に連泊していたときに、マクドのネットでバス時間を確認している。715分なので、間に合うように下らなければいけない。
峠から地蔵堂までは
45分ということなのだが、1時間のつもりで下っている。でも、けっこう気は焦るのだ。鬱蒼とした樹林の中を急下降して行くと、右に車道が見えてきた。古道はこのヘアピンが続く車道を何度も横切って行くのだ。途中、車道を少しだけ歩くのだが、そこには「見晴台」のバス停があった。再び古道に入って、檜林を急下降する。次に車道に出た時には、すぐに古道の指導標がなくて、仕方がないので車道を歩いて行くと、左に新しい石段があって、それを登るように指導標がたっている。でも、方向としておかしいので、そのまま車道を歩いて行くことにした。これは正解だった。
大きなヘアピンを過ぎると、あとは比較的まっすぐに道が続いている。緩やかに下って行くと、相の川橋というバス停があり、さらに車道を行くと、行く手に集落が見えてきた。道の下には茶畑が広がっていて、これを眺めながら行くと民家の前にバス停という標識を見つけた。危うく見逃すところであった。
広い車道から民家の間の細い道に入ると、行く手にお堂が見えてきた。これが地蔵堂であった。このすぐ傍にバス停があった。
650分であった。バスが来るまで25分も待つことになった。
バス停の前に腰掛けてのんびりしていたら、出発の5分くらい前にバスがやってきた。よかった。
倉沢までは
2区間で220円であった。



 矢倉沢バス停から矢倉岳山頂へ
前田橋を渡る


金網のゲートがあった


木の根が張り出す尾根


矢倉岳山頂


矢倉沢バス停から山に向かって歩いて行くと、すぐに切り通しのような狭間があって、このすぐ先に橋がかっかていた。橋のすぐ手前には公民館があった。この前田橋を渡ると、本村バス停があった。ここまでバスに乗ってもよかったのだ。すぐに十字路に着くが、この角にたつ家の壁に矢倉岳ハイキングコースの表示がった。これに従って十字路を左折する。

民家の間を抜けて、さらに歩いて行くと白山神社があった。この前を過ぎると樹林の中に入って、傾斜もきつくなった。廃屋があるところを右にカーブした先は字路になっていて、指導標に従って左を行くと、すぐに金網のゲートがあった。イノシシ除けの柵で、この柵の右には茶畑が広がっていた。
ゲートを抜けて少し行くと、鬱蒼とした樹林の中に入って、舗装はされているものの狭い道になった。傾斜も急である。
小屋が見えてくると、その前が広くなっていて、車道終点のようである。ここからは山道になった。
鬱蒼とした樹林の中を登って行く。檜林を行くのだが、登るにつれて自然林が現れ、檜と自然林の境界を登るようになる。
木の根が張り出す急な斜面を登って行くようになると、落葉樹の鮮やかな緑になった。階段道も現れるが、このころから道には「水源の森」という白い杭が立つようになった。
赤松の林が現れると傾斜は緩やかになって、樹林から抜け出すと、そこが矢倉岳山頂であった。
林から抜け出したところには、ちょっとした窪地があって、ここに石塔と石の祠があった。窪地には黄色い花が一面に咲いていてすごくきれいである。

山頂は広い草地で、展望台もあった。でも、これには階段がついていなくて、どうして登るんだと考えてしまう。
山頂からは、白く霞んだ富士山が見えた。このあたりの山は、富士山が見えるからうれしくなってしまうのだ。
山頂から正面に見える山は金時山であった。金時山から左に伸びる稜線には明神ヶ岳が見える。金時と明神の間の奥に聳えるのは箱根の神山である。なんかうれしうくなってしまう。景色を眺めながら、休憩した。



 万葉ハイキングコースで足柄峠に下山
山伏平


檜林を行く


ツツジが満開だった


東屋に向かって登った


車道を歩いて足柄峠へ


山頂から足柄峠に下る。山頂からの眺めで、金時山から右に上る稜線の途中に赤い屋根が見えるので、ここが足柄峠かと思って下ったのだが、まったく違っていた。金時山は南に見えていたのに、登山路は北の方に下って行くのだ。
登山道は火山性のザクザクした砂地で、いかにも滑りやすそうである。急下降して、傾斜が緩まると、気持ちのいい落葉樹林に入った。明るい緑の中を緩やかに下って行くと、山伏平という標識がたっていた。指導標には右が「
21世紀の森・湎水の滝」で左が足柄峠となっている。ここは、私のガイドブックでは「山伏平」と記載される分岐である。
指導標に従って左に行くと檜林に入って、すぐに再び指導標があった。足柄峠へはここで右折するのだ。直進方向は地蔵堂となっていた。なにかしら複雑な分岐である。
鬱蒼とした檜の植林の中を行く。道は稜線の左をトラバースするようの続いているのだ。山襞に沿って、道はうねるようの続いている。時々樹林が途切れると、今登ってきた矢倉岳を見ることができた。登山道はほとんど水平なのだが、右はかなり高い山の連なりである。稜線を歩いていたらすごいアップダウンをすることになりそうで、トラバース道でよかったと思った。右に連なる山がだんだん低くなってくると、右・万葉広場という指導標がたっていた。万葉公園のことだろうかと思ったが、さらに真っ直ぐに歩いて行った。
再び地蔵堂の分岐があって、その先で檜林から抜け出すと、ツツジが咲く灌木の間を行くようになった。
すぐ上に東屋が見えたので、踏み跡を登って、広場に着く。ここには歌碑がたくさんたっている。樹木の前に万葉歌の書かれた標識がたっているのだ。その木を詠んだ歌なのである。東屋の横には万葉歌を刻んだ石碑があった。これは足柄を題材にした歌であった。
この先の遊歩道にはこんな歌の標識がいっぱい立っていて、確かに、万葉公園なのだ。
樹林の中を緩やかにアップダウンを繰り返して、万葉歌を読みながら歩いて行くと、バス停のある広場に着いた。足柄万葉公園というバス停であった。
ここからは車道を歩いて行く。すぐに静岡県の境界について、足柄明神の入り口を左に見て、5分ほど行くと聖天堂の前に着いた。
車を置いた足柄峠の三叉路はすぐである。105分であった。


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