BACK 下田散策
2010年5月17日
今日は長九郎山に登る。この山は標高が1000m近くもあって、最近ずうっと500mほどの低山を登っていたので、少し覚悟をして登らなければいけない。時間も5時間半かかるのだ。
この山は田中澄江の花の百名山の山で、伊豆半島にしか咲かないアマギシャクナゲの群落があるのだ。私は花の時期には無頓着な登山をしているのだが、今はちょうとシャクナゲが咲く季節なので、けっこう楽しみである。
6時20分、道の駅「花の三聖苑」から歩き始める。国道を少し行くと大沢温泉の入り口がある。すぐに大沢橋を渡ると、橋のたもとにバス停があって、それによると12時37分のバスがある。もしかしたら、下山した池代でちょうどこのバスに乗れるかもしれない。ここで12時37分なので、池代へは12時頃に下れたらバスで帰れそうだ。
川に沿って歩いて行くと、5分ほどで登山口に着いた。このすぐ傍の川岸に不思議な神像がたっている。よく見たら依田佐二平翁と書いてある。道の駅にあった銅像の人である。
簡易舗装の道を緩やかに上って行くと、すぐに「長九郎山登山道」という標柱があって、それには47と番号が振られていた。山頂までこの標柱が続くらしい。
すぐに土の道になって、網のフェンスに沿って行く。イノシシよけの柵らしい。
鬱蒼とした照葉樹林の中に入って、緩やかに登って行く。
竹藪を過ぎて、切り通しのようなピークを越えると、樹林から抜け出して展望が広がった。下に林道が見える。でもすぐに再び樹林の中に入って、濃い緑の林の中を登って行く。道には岩がゴロゴロしていて、すごく歩きにくい。
道は山の斜面の左をトラバースするようになって、左はすごい谷である。道も不安定で、足を取られないように慎重に歩いて行かなければいけなかった。登山口か40分ほど来たあたりでは、道が雨水で削り取られて裂け目ができていた。このあたり、道の状況がすごく悪い。アマギシャクナゲで有名な山なので、きちんと整備されていると思ったら、間違っていたようだ。照葉樹の中をひたすら登って行く。照葉樹の林はけっこう好きなのだ。
ようやく前方が明るくなって展望の尾根に着く。7時48分、登山口から1時間15分かかっている。ガイドブックでは45分とあるのだが、今日はずいぶん遅い。
ここからは海を眺めることができるので、ベンチで休憩した。いい天気なのだが、遠くは霞んでいた。
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