2010年春関東登山旅行
たかごやま

標高 330m
八良塚登山口→15分→分岐→45分→金つるし→30分→八良塚→20分→八良塚分岐→10分→郡界尾根分岐→30分→高宕山山頂→30分→大滝→40分→八良塚登山口

標高はわずか330mしかないので、里山程度の山…と甘くみたら大間違いで、岩場の険しい道が続くのだ。山頂も巨岩の上で、展望がすばらしい。

高宕山

 登山口から金つるしへ
鳥居をくぐってさらに車を走らせる


登山口から階段道を登る


ここで鋭角に曲がるのだ


崖地注意の標識があった


ベンチのある展望台に着いた


2010
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仙台を出たのは15時半頃であった。東北自動車道を走って郡山へ。ジャンクションで常磐道に入り、ひたすら走り続けて、柏の手前の守谷サービスエリアに泊まった。

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目を覚ましたのは4時頃、空が少しだけ明るくなっている。カーナビのルート設定では、高速で東京都心部に入ってしまって、アクアラインで千葉に渡るようになっている。すごく遠回りなので、柏で高速を降りて、一般道を走ることにした。
国道16号線を走って千葉市街のすぐ近くをかすめて、南下して行く。カーナビにルートは任せっきりで、なんとか三島神社鳥居の前に着いた。ここで鳥居をくぐって林道を走って行く。ガイドブックの通り、トンネルをくぐるとそのすぐ先にもトンネルがあって、その左に登山道入り口があった。
登山口からは急な階段の登りである。段差の大きい丸太を渡した階段道が続き、これをを急登する。5分ほどで尾根の上に着いて、そこからは平坦な道になった。この尾根はトンネルの上を通っているのだ。鬱蒼とした樹林の尾根を10分ほど行くと指導標がたっていて、左から合流してくる道があった。直進方向は探鳥路となっていて、これを行こうとしてふと振り返ると、合流してきた道は関東ふれあいの道八良塚コースとなっている。私は八良塚から高宕山に登ろうとしているのだ。この分岐では鋭角に左折しなければいけないのだ。危うく間違えるところであった。指導標をよく見ると、ちゃんと「八良塚分岐」となっていた。
分岐から先にはツツジがきれいに咲いていた。行く手には樹林に覆われた山並みが見えるのだが、どれが八良塚なのかわからない。
階段道を下って行き、平坦になると「崖地注意」の標識がたっていて、登山道の左は断崖になっていた。
やせた尾根は激しくアップダウンし、登山道は岩盤になった。その岩盤を削って階段にしている。この山は岩でできているらしい。桟が現れ、さらに岩壁をトラバースしたりする。岩を削った階段を登って行くと、ようやくベンチの置かれた展望台に着いた。ここまでの急登を「金つるし」というらしい。たしかに険しい道であった。

展望台は東側が開けているのだが、見える山がなんというのかよくわからない。



 高宕山山頂へ
急な階段の下り


関東ふれあいの道と合流した


ここで右折する


岩屋のような岩壁


高宕山山頂


尾根のアップダウンを繰り返して、さらに急な登りをこなすと尾根の上に出た。左には巨岩がそそり立っていて、登山道は右に行く。丸太の階段を
5分ほど登るとピークに着いて、そこには指導標がたっていた。左が八良塚分岐となっている。さっきも八良塚分岐があったのだが、地図で確認したら二つあるのだ。
ピークのすぐ先に天然記念物と刻まれた石標があった。なんのことだろうと不思議に思った。少し行くと林の中に石の祠があった。なんだろうと思いながらも、尾根を行くとすぐに急な下りになった。急な階段が続いて、時々ジグザグになる。樹林がとぎれると、右に大きな山が見えた。地図で確認すると、これが高宕山のようである。
階段道をどんどん下ると、下にベンチの置かれた広場が見えてきた。ここが八良塚分岐であった。ここで関東ふれあいの道と合流したのである。この休憩所には新しい案内板がたっていて、その地図をみたら、八良塚をすでに通り過ぎていた。さっき林の中にあった石の祠が八良塚だったようだ。ともかく、ベンチもあるので、ここで休憩することにした。
樹林の中のほとんど平坦な尾根を行く。途中には槙の巨木があった。私はこうした森の巨木が大好きなのだ。
ベンチから
10分ほど歩くと指導標の立つT字路に着いて、ここで直角に右折する。指導標には山頂まで1.2kmと書かれていた。左折すると三郡山にゆけるらしい。
ここから
12分ほど行くとベンチがあって、その先は字路になっていた。高宕山へは右の道を行く。Y字路から5分ほど行くと、直進する道はロープが張って通行止めになっていた。なにかしら山頂が近いような気がする。指導標に従って右の道を行くとすぐに大岩壁がそびえ立っていて、登山道はこの下を行くのだ。岩壁はえぐれて岩屋のようになっていた。登山道には手すりが設けられている。ここから5分ほど行くと指導標があって、左が高宕山、右に下る道は林道怒田沢線となっていた。
高宕山に向かう。すごい大きな岩盤の斜面があって、これを慎重に登る。少し行くと、右に長いハシゴ段があって、鎖も下がっていた。これを登ると樹林から抜け出して、右には展望が広がった。再び樹林の中に入ると、左に巨岩が聳え立っていて、この岩の間にはしご段がつけられている。これを登った先が高宕山山頂であった。
山頂の狭い広場には屋根がとれてしまった祠があった。その前には赤く錆びた鉄釜が置かれている。祠の後ろに巨岩があって、その上に高宕山と書いた白い角柱がたっていた。この巨岩の前には岩の裂け目があって、これをジャンプして渡る。巨岩の上からはすばらしい展望であった。



 大滝経由で下山
岩を刻んだ階段




大きな林道に出た


車に戻った


山頂からハシゴを下って、それから左の道を行った。右から来たので左を行ったのだが、どんどん下って行ったら、左に長いハシゴがあった。これは私が山頂に向かって登って行ったハシゴである。この下に怒田沢林道へ下る分岐があった。

指導標のすぐ先には大滝という標識もあった。
滝があるのだから沢に下って行くのかと思ったらそうではなくて、露岩の尾根を行くのである。けっこう痩せた岩尾根が続く。桟などもつけられた険しい岩尾根である。
親子の登山者が右から登ってきた。ここで尾根と分かれて階段道を急降下するのだ。急な階段を
5分ほど下ると、下に林道が見えてきた。林道に降り立つと、そこには高宕大滝コース入り口という標識がたっていた。
林道を少し行くと、大滝の説明版があった。でも、そこから見る滝は水がほとんど流れていなくて、大滝とはとてもいえないものであった。私は滝が大好きなので、すごく期待していたのにがっかりだ。
林道を歩いて行く。大きな林道に出ると、そこには車がたくさん停まっていた。左は通行止めになっていて、右に歩いて行く。500mほど行くとトンネルが見えてきた。これをくぐったら登山口と思ったらそうではなかった。この林道にはトンネルが多いのだ。二つ連続するトンネルを抜けたらようやく登山口であった。朝は私以外に車はなかったのにけっこう停まっていた。到着は1045分である。
次に御殿山に登るつもりで車を走らせたが、三島神社に寄ってゆくことにした。
杉の巨木がそびえ立つ境内には赤い鳥居がたっていて、その奥、高い石段の上に本殿があった。本殿の右にも社が見えた。


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