関東百名山
さんぼんやりだけ

標高 1896m

朝日岳の肩→15分→熊野曽根→20分→清水平→15分→北温泉分岐→35分→三本槍岳山頂→30分→北温泉分岐→10分→清水平→35分→朝日岳の肩→30分→峰の茶屋跡

三本槍岳という名前からは鋭い岩峰を想像してしまうのだが、広い山頂のどっしりとした山なのだ。雲の中を歩いて山頂に着いたのだが、帰りはきれいに晴れてくれた。
早春の那須連峰

 清水平へ
熊野曽根山頂


ケルンのピーク、この先は急下降


急な階段の下り


清水平に着いた

BACK 那須連峰 朝日岳

2010年9月6日

朝日岳山頂からガラガラの道を慎重に下って朝日岳の肩に戻る。この頃、完全に雲の中に入って真っ白になってしまった。
肩からひとつコブを越えて、それから急な尾根を登って行く。大きな岩がゴロゴロしていて、ペンキ印がかかれていた。ピークに着くと台形の標識があって、ここが「隠居倉」の分岐点であることがわかる。地図で確認すると、ここが「熊野曽根」であった。

一旦、緩やかに下って、鞍部から岩だらけの尾根を登って行く。雲の中で、まったく展望はない。傾斜が緩まったところに台形の標識があった。清水平まで400mと書かれていた。
ここから少し行くとケルンがいくつも立つピークで、その先はすごく急な下りであった。岩がゴロゴロする急下降で、丸太で階段を設けてあるのだが、丸太の間には大きな岩を詰めていて、ガレ場を下っているのと同じような感じだ。
下って行くと、雲の下に木道が続く湿原がみえた。これが清水平であった。

ようやく平坦になって木道を歩いて行く。上から見て、どんなすばらしい湿原なのかと期待していたのだが、裸池になっていて、湿原とはとても思えないところであった。でも、説明板を読んだら、雨の多い時期にはこの砂地から水が湧き出るようになるらしい。一部に残る湿原には(どこにあるんだと探してしまうのだが)モウセンゴケやツルコケモモを見ることができるのだそうだ。そして8月中旬には赤とんぼがたくさん飛ぶというのだが、今は一匹も見ることはできなかった。




 三本槍岳へ
清水平からは溝の中の急登


北温泉分岐(1856m無名峰)


ここから登りになる


三本槍岳への登り


三本槍岳山頂


溝の中の道を急登する、両側は背の高い笹とハイマツで、塹壕の中を歩いているようだ。振り返ると霧の中に木道の清水平が見えた。
すぐに指導標の立つ分岐に着いた。地図によると、ここが1856mの無名峰山頂となっている。まったく山頂とは思えない平坦地なのだが。
右に行くと北温泉なのだが、三本槍岳へは直進する。
潅木の間を下る。雨水がつくった深い溝で、けっこうきつい下りであった。ようやく平坦になると、指導標がたっていて、そこから樹林の中の急登になる。行く手には樹林に覆われた壁のような山が大きく聳えているのだが、上は雲に隠れていて、どんな山なのかまったくわからないのだ。涸れ沢のような溝の中に岩がゴロゴロしていて、これを登って行く。
ようやく平坦になって、ハイマツの間を歩いて行くと広場に着いた。ここが三本槍岳山頂で、
912分であった。
山頂にあった三角点は一等三角点なのだ。普通の三角点より大きいのですぐにわかる。山頂には方位盤があって、ここからは360度の展望のようなのだが、雲の中で何も見えない。今日はもう、展望はあきらめるしかないようだ。
少し休憩して引き返す。どんどん下って行くと雲が薄れてきて、うれしいことに行く手の山が見えるようになった。無名峰に向って雨水で削られた道を登って行き、振り返ると三本槍岳の山容を見ることができた。
北温泉の分岐に着くと、行く手には鋭く突き立つ山が見える。これが朝日岳であった。登ってきたときは雲で何も見えなかったのだが、すばらしい眺めだ。

清水平に着くころには、雲がすっかり晴れて、木道からは六本槍岳を見ることができた。木道から岩がごつごつする急な階段を登って、ケルンのたつピークにつくと、展望が一気に広がる。行く手には朝日岳の鋭峰、その奥に茶臼岳が見える。振り返ると三本槍岳。すっかり晴れて、うれしくなってしまった。
朝日岳の肩から険しい岩場を下って、峰の茶屋避難小屋に戻ったのは118分であった。


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