関東百名山 |
なんたいさん 標高 653m |
||
|
||
古分屋敷から見る男体山 |
西金から大円地へ | 袋田町営第一駐車場 袋田駅 袋田駅のホーム 西金駅に着いた 湯沢温泉の入口 行く手に岩峰が見えてきた 男体山が見えてきた ここから左に下る 大円地集落に入る 健脚コース登山口 |
|
BACK 吾国山 2009年3月18日 |
登山口を振り返る スズメバチ注意、ここから急登 滝倉との分岐 鎖場が続く 展望台の平坦地 山頂直下の東屋を振り返る 男体山山頂 |
大円地から男体山へ | |
一般コースと健脚コースの分岐点に着いたが、駅から歩き始めて1時間15分ほどたっているので、少し休憩することにした。休みながらガイドブックを読んでコースの点検をした。健脚コースでもなんとかなりそうな気がする。まさか穂高のようなすさまじい岩場ではないだろう。心を決めて、健脚コースに挑む。 のどかな日差しの中を緩やかに登って行くのだが、前方には槍の穂先のような岩峰も見え、断崖絶壁が立ちふさがっている。これをどういうふうに登って行くんだと絶句してしまうのだ。 傾斜がきつくなるところに「スズメバチ注意」の張り紙があった。ここからはすさまじい岩場の登りで、この上蜂まで出てきたら、それこそ「泣きっ面にハチ」である。 杉林の中の急登である。でも、10分ほどのきつい登りで、前方に尾根が見えてきた。ガイドブックにある第一のポイントの展望台にもう着いたのかと思ったら、そうではなかった。ここから尾根を左に行く。少しだけ平坦であったが、すぐにまた急な登りになった。杉林の中を登ると、500mほどで滝倉への分岐に着いた。私のガイドブックの地図には載っていない道である。いったい私はどのあたりを歩いてるんだと思ってしまう。 この先、道には大きな岩が見られるようになった。道の横に聳え立っているのだが、そのうち登山道はこの岩を越えて行くようになった。鎖が下がっていて、これにすがってスラブを越えて行く。鎖場の連続になった。幸いなことに、岩には小さな岩礫が飛び出していて滑るということはない。足がかりは十分なので、絶壁みたいな岩場も、あまり危険を感じることなく登って行くことができた。 ようやく尾根の上に出た。そこからは雑木林の中に笹が生える平坦な道である。岩場になってから30分もたったような気がしたが、まだ15分しかたっていなかった。ここが第一ポイントの展望台だろうと思う。見上げるとすさまじ岩壁が聳えていて、これからが本当の岩場との格闘だということがよくわかる。ここからは展望が広がっていて、下に大円地の集落を箱庭のように眺めることができる。目をこらしたら一般コースとの分岐点も見えた。周辺の山々の眺めがすばらしい。これでも、標高はまだ400m余りなのだ。 尾根は狭まってきたが、道の両側は雑木林で、日差しがあたたかい。平坦で快適な尾根道を行く。 でも、すぐに鎖場が現れた。ガイドブックではこの先は、ほとんど鎖でよじ登ると書いてあるから、これは大変だと思ってしまう。スラブのような岩盤に鎖がつけられていて、鎖だけを手がかりに登って行くのだ。越えても越えても、次々と鎖場が現れる。息をつぐために立ち止まって振り返ると、山々の景色がすばらしい。 いったいどこまで岩場は続くんだと思う頃、岩溝の長い登りがあって、これを越えたら平坦な場所に着いた。そこには「男体山山頂一般コース」とかかれた指導標がたっていた。そして、東屋もあった。ここが一般コースとの合流点なのだ。東屋には、駅で一緒だった登山者が休憩していた。ともかくやっと険しい岩場が終わってほっとした。山頂はもうすぐである。 ここからは普通の登山道である。ジグザグに登って行くと、アンテナ塔が2本たっているのが見える。山頂にはあんなものがあるのかと、少しがっかりしてしまった。 山頂の入口には「茨城百景」の碑と石の祠がたっていた。山頂到着は11時2分である。山頂の真ん中には露岩があって、そこに一等三角点があった。ここからさっきの石の祠を振り返ると、それはすさまじい断崖の上にたっているのだった。 すばらしい景色を眺めながら休憩した。山頂にいるのは私一人である。 ポッドのお湯でコーヒーをつくろうとしたら、コーヒーを忘れてきていた。仕方がないのでお湯だけ飲んだ。お湯だけでもけっこうおいしいものである。 |
男体山から月居山へ | 足下注意の標識 上小川駅への下山路分岐 牧草地が広がっていた 見返り坂を急下降して谷底に着く 第二展望台 鍋転山(第一展望台)山頂 月居峠 月居山山頂 |
|
30分ほど山頂でのんびりして、いよいよ袋田の滝に向かって縦走を開始する。山頂から東屋のところに戻って、そこで指導標を確認した。雑木の尾根が続いている。しばらく進んで振り返るとアンテナ塔のたつ男体山を眺めることができた。 この縦走路はひたすらアップダウンを続けるのだ。明るい日差しの中、尾根を歩いて行く。冬枯れの雑木林の道なので、明るく気持ちがいい。 突然、足下注意と書いた新しい標識があった。そこは露岩をトラバースするところで、健脚コースの岩場に比べたらまったくたいしたことがない。 東屋から800mほど来たところに上小川駅・滝倉の分岐があった。ガイドブックではここから下るようになっているのだが、直進して縦走路を行く。 きれいなブナやナラの木を眺めながら尾根を行く。こんな道は大好きなのだ。 上小川駅との分岐から10分ほど来たところで、右に褐色の草原が広がっていた。古いガイドブックには牧場があると書いてあるからそれだろうと思う。牧場の草原を右に見ながら行くと急な登りになった。ようやくピークに着いたが、そこには指導標がたっているだけで名前のある山ではないのだ。そこから急下降して、牧場の草原のすぐ傍を通る。錆びた有刺鉄線の柵が設けられていた。 きびしいアップダウンが続いて、いいかげんバテてきた。あの健脚コースの岩場で体力を使い果たしたみたいだ。 高いピークをようやく越えたら、そこでは鋭角に左に曲がってどんどん下って行く。これは急な長い下りであった。これが見返り坂だろうと確信した。ほとんど谷底に下って、そこで小さな流れを橋で渡る。今までは尾根の上を歩いていたのだが、ここからは尾根の右斜面をトラバースするように歩いて行く。ピークを巻いて行くので、傾斜が緩やかでラクである。いくつか鞍部を過ぎるが、そこは広い平坦地でブナやクヌギなどの林がすごくきれいである。 水根との分岐に着いたのは13時17分、山頂からもう2時間も歩いたことになる。縦走路は単純な尾根沿いでないので、自分の位置が特定できない。谷底に下りてしまったり、沢のような窪地をつめていったりする。周りにはけっこう高いピークが見え、地形はかなり複雑なのだ。 水根の分岐からさらに10分ほど行き、急な尾根を登ってピークに立つと、そこには第二展望台の標石が置かれていた。やっと自分の位置を特定できた。ここから20分ほどで第一展望台なので、隣に大きく聳えているのがそうだろうと思う。展望台の名前の通り、すばらしい展望が広がっていた。休憩してポッドのお湯を飲んだら、ポッドはカラになってしまった。 第一展望台に向かう。まず急下降する。行く手にピークが迫ってくると、それが断崖をもっていることがわかった。すごい。 急な道を登ってピークに着くと、そこには鉄骨組の休憩所があった。第一展望台の標石の他に鍋転山423mの標識もあった。その他に新しい木札には「後山(鍋転山)」とも書かれていた。山頂の真ん中には三角点があった。三等三角点で、ここはりっぱな山なのだ。 さて、ここから月居山までは40分ほどのはずである。第一展望台から下って国道461号線への分岐を過ぎると、鬱蒼とした杉林の中に入ってしまう。尾根の真ん中に指導標がたっていて、ここから尾根を外れて左に下って行く。杉林の中を下って鞍部に着くと、再び国道461号への指導標があった。ここが月居峠であった。 峠から月居山への登りはすさまじく急であった。最後の山なので、たいしたことはないと思っていたのだが、とんでもなかった。急登の連続で、露岩に鎖まで下がっていた。これを越えたら山頂かと思ったらそうではなくて、露岩の痩せた尾根を行き、一度下ってそれからもう一度ロープにすがって岩場を登るのだ。こんなすごい山なのかと思ってしまう。険しい露岩を登ってようやく着いた山頂はうって変わって、広々としていた。広い山頂にはブナやナラなどが生え、ベンチも置かれている。この広場の奥に一段高いところがあって、そこには三角点と月居山の標識があった。でもよく見たら、ここにあるのは三角点ではなかった。第一展望台に三角点があったのに、岩場をあんなに苦労して登った月居山に三角点がないのは不思議である。 月居山山頂からの下り口には月居城跡の石碑がたっていた。指導標にも月居山ではなくて月居城跡とかいてあった。 |
月居山から下る 鞍部に着いた 境内に石仏群があった 月居観音堂 急な階段を登る ピークに着く、何もない 下に滝が見えてきた 袋田の滝に下って行く 袋田の滝が見えてきた |
月居山から袋田の滝へ | |
NEXT 堅破山 BACK 私の関東の山百選 |
総合TOP My日本の山 My日本の道 日本の旅 自己紹介 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||