2010年春 関東登山 
みつとうげやま

標高 1785m
三ツ峠駅→50分→神鈴の滝遊歩道→20分→三ツ峠登山口→7分→だるま石→30分→股のぞき→45分→八十八大師→35分→富士見山荘→20分→三ツ峠山頂→10分→御巣鷹山→20分→木無山→40分→鉄塔広場→10分→霜山→50分→天上山→15分→カチカチ山展望台→35分→河口湖

三ツ峠はさすがに日本二百名山だけあって、すばらしい登山ができた。なによりも、山頂から眺める富士山・南アルプスが絶景である。
山麓から仰ぐ三ツ峠山

1983年の登山記録
 三つ峠駅へ
河口湖駐車場


河口湖駅


東京行きのJR新型車両


列車の中から富士山がきれいに見えた


三つ峠駅

BACK 二十六夜山

2010527

今回の登山旅行で三つ峠は大きな目標だったのだが、今日は天気がよくないのであきらめて二十六夜山に登った。
私は一度、三ツ峠山に登ったことがあるのだが、それは
27年も前のことで、絶対にもう一度登りたいと思っていたのだ。ただ、登るんだったら山頂から富士山を眺めることができる晴れた日と決めていた。そして、明日は快晴だという。富士吉田に引き返した。

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三ツ峠山への登山ルートはいろいろあるのだが、やっぱり三つ峠駅から登る「表登山道」を行きたい。昔、私が登ったのもこのルートで、一番変化に富んでいると思うのだ。でも、帰りは別のルートを下りたい。そこで、府戸尾根という長い長い尾根を河口湖に下ることにした。車は河口湖観光駐車場に停めておいて、歩いて河口湖駅に行き、富士急線に乗って三つ峠駅に行く。ここから歩きだすことにした。
道の駅富士吉田に泊まっていたのだが、朝5時頃に河口湖に向かって車を発進。駐車場がちゃんとあるかどうか心配だったが、無料のすごく広い駐車場があった。
身支度を終えて歩き始めたのは5時半。富士急線の始発は540分なので急がなくてはいけない…のだが、駅がどっちかわからなくて困った。地図と磁石で方向を確認して歩いて行くと、駅をさす道路標識があった。でも、400mとある。これでは間に合わない。始発に乗るのはあきらめようかと思ったが、ともかく走ってみた。
息を切らせて駅の前に着いたのは540分少し前であった。駅舎の上には富士山が朝日をあびてすっくとそびえている。今日は本当に雲一つない快晴である。
駅に走り込むと、始発は546分であった。余裕ができた。駅のホームには東京行きの快速が停まっていた。不思議に思ったのだが、富士急線はJRと相互乗り入れをしているのだ。
三つ峠駅に着いたのは613分、駅のホームには梵字を刻んだ石碑がたっている。(あとでわかったが、この石碑は登山道入り口にあるダルマ石のレプリカなのだ)
駅のホームからは富士山がきれいに見えた。そして反対方向には三ツ峠山が見える。なんかすごく遠くに聳えていた。



 三つ峠駅から登山口へ
ガードをくぐる


三ツ峠グリーンセンター入口


三つ峠園地


遊歩道にはツツジがきれいだった


三ツ峠山登山口


駅の出口は三ツ峠山と反対側にあって、ぐるりと迂回しなければいけないのだ。でも、指導標が角毎にたっていて迷うことはない。

線路のガードをくぐると、行く手遠くに三ツ峠山が聳えている。目をこらして見ると、山頂は三つの岩峰からなっているようで、その上にアンテナ塔が立っている。私はこの三つの山頂すべてに登ろうと思っている。
民家の間を歩いて行く。ほとんど平坦な道をのんびり歩いて行くのだ。集落を過ぎて、駅から17分ほどのところに「三つ峠グリーンセンター」があった。ここには温泉や宿泊施設があるのだ。この少し先に、トイレと一緒になった「三つ峠案内所」があった。人はだれもいなくて、ただのトイレのようだ。でも、登山届けのポストがあった。
この先はひたすら樹林の中に続く車道を歩く。渓流に沿って道は続いていて、案内所から7分ほどのところには山祇神社があった。
登りがけっこうきつくなって、さらに
10分ほど行くと三つ峠園地があった。ずいぶん古びた施設で、営業しているのかどうかわからない。
この前で左にカーブして、樹林の間に道は続く。左の流れが、ナメ滝になっていて、すごくきれい。そして、道ばたにはツツジが植えられていて、今ちょうど満開である。
流れを見て、花を眺めてのんびり登って行くと、「神鈴の滝遊歩道」入り口があった。神鈴の滝というのは、
400mにわたって続くナメ滝のことなのだ。この遊歩道は三つ峠登山口への近道のようなので、これを行くことにした。
遊歩道の右には満開のツツジが続いている。渓流は樹林でよく見えないのだが、それでも、ビューポイントでは川岸に降りれるようになっているのだ。すごくきれいなナメ滝で、うれしくなってしまった。最後に大きな滝を見てから、遊歩道は右にカーブして車道に合流する。

車道の少し先に廃屋のような家屋があって、入り口には「涼風荘」という看板があった。
木漏れ日の中、車道は続く。駅から1時間も歩いているのにまだ登山口に着かない。車道歩きは本当にイヤになってしまう。
行く手には三つの岩峰をもって聳える三つ峠が近づいてくる。もしかしたら、登山道の入り口を見逃してしまったのではないかと心配になったころ、ようやく登山口に着いた。車道が右に大きくカーブするところに指導標がたっていた。



 八十八大師へ
すぐに橋を渡る


石垣が続く


股のぞき


岩がゴロゴロする急登


八十八大師の休憩所


登山道はすぐに橋を渡る。そして、少し急な道を登ると樹林の中に広場があって、そこに駅のホームで見たのと同じ梵字の石碑がたっていた。「だるま石」である。この奥にプレハブの家屋がたっているのだが、これはお堂なのだろうか。

だるま石から少し登ると、車道に出てしまった。車道の少し下には大きな砂防ダムの堰堤がそびえ立っている。左に上って行くと、すぐに登山道の入り口があった。
岩がゴロゴロする荒れた道を登って行く。道は深く字にえぐれていて、その中を行くのだ。10分ほど登ると道の左には石垣が続くようになった。こんな山の中にどうして石垣がつくってあるんだと不思議に思ってしまう。
石垣から5分ほど行くとベンチが置かれていて、この先、階段の登りになる。ようやく広い尾根の上に出て道も広くなると、「大曲」という標識がたっていた。ここからは広い尾根をジグザグに登って行くのである。
5分ほど登ったら左手が開けて、そこから富士山を見ることができた。「股のぞき」という標識がたっていた。それにしても、真っ青な空に、白い雪をいただいた富士山はすばらしくきれいである。なんとかこの天気が保ってくれて、山頂でも絶景を見せてほしい。
日にきらめく緑の中を登って行く。林もすごくきれいである。尾根を縫うようにジグザグに登って行くと、赤松の林が現れ、傾斜が緩まると「三つ峠登山道」の案内板がたっていて、ベンチが置かれていた。
この先、登りがきつくなって岩場が現れると、「山道危険」という標識がたっていた。岩場の登りが続く。階段もあったが、崩れかけていた。
三つ峠登山道の標識から20分ほど登ると、ふたたび同じ標識がたっていた。ここにもベンチが置かれている。この先、少しだけ平坦な明るい樹林の道だが、すぐに岩がゴロゴロするジグザグ道になって、大きな岩の横を通った。この岩の上に出たら「不二石」という標識がたっていた。
大きな岩が点在する道を緩やかに登って行くと、ベンチの置かれた平坦地に着いた。そこには「八十八大師」の説明板がたっている。あたりを見回したら、登山道を少し上ってところに石仏群が見えた。
ともかくここで休憩することにした。時間は9時少し前になっている。
登山道を登って行き、石仏群のすぐ横を過ぎる。石仏は五百羅漢ではないかと思った。



 三つ峠山頂へ
道が崩落している


山小屋の残骸


大岩壁の下を行く


富士見山荘へ階段を登る


富士見山荘


反射板があった


三ツ峠山山頂


この先、道は尾根から外れて、山の左斜面をトラバースするようになった。崩落箇所もあって、そこには安全柵が設けられていた。行く手には三つ峠の岩峰が鋭く聳えている。

再び崩落箇所を通過する。ここまでは樹林にジャマされて見えなかった富士山が姿を現して、すばらしくきれいであった。
山襞に沿って沢に入って行き、これを渡る。そこから見る沢はそそり立つ岩壁の間から落ちてきていた。さらにトラバースを続けると、藪をガサガサと動くものがいる。カモシカであった。山の斜面に立ち止まって、私を見上げていた。
トラバースが緩やかな登りになると、小屋の跡らしきところに着いて、テラスの残骸が残っていた。このすぐ先で、三つ峠の絶壁が見えてきた。すさまじい大岩壁である。これがロッククライマーのゲレンデかと思ったが、姿は見えない。絶壁の下を通過して、少し上ると「一字一石供養塔」があった。
ここから緩やかに下って行くと、行く手には再び大絶壁が見えてきた。岩登りをする人たちの大きな声が聞こえてくる。ロッククライミングはこっちの岩壁でやっているのだった。
絶壁の下をトラバース道が続いている。道は緩やかに下っているようで、これが山頂への道なのか不安になってきた。
クライマー達の間を通って行くと、ひときわ大きな声を掛け合っているグループがいた。それは迷彩服の自衛隊員であった。自衛隊はこんな訓練もしているのだ。レンジャー部隊なのだろうか。自衛隊員に道を訊いたら、この道を行ったら山頂に着けると教えてくれた。
水がしたたり落ちる絶壁の下を歩いて行くと、階段が見えてきた。この階段道は左右に分かれていて、右が富士見荘、左が三つ峠山荘となっている。右が山頂に近いのだ。
急な階段を上って行き、振り返ると富士山の眺めがすばらしい。きれいに晴れていて、山に雲がかかる気配はない。山頂からの眺めが楽しみで、足が速くなる。息を切らせて急な階段を上って、ようやく平坦地に着くと、そこに富士見荘がたっていた。でも、閉まっていた。
小屋の前からさらに階段の登山道を上って行く。急な登りである。でも、山頂には反射板がいくつもたっているのが見えた。昔、こんなものはなかったはずだが…。360度の展望はできないのだろうかと心配しながら登ると、この反射板の上にさらにピークがあるのだった。道は裸地ですごく滑りやすい。板を横に渡して階段のようにしてあるのだが、赤土の急斜面はそれでもすごく滑るのだ。慎重に登って行くと、昔と同じ「三つ峠」と刻まれた石碑がたつ山頂に着いた。9時40分であった。
山頂からは富士山がすっくと聳えているのが見えて、これだけで登って来た苦労は吹き飛んでしまう。でも、富士山よりももっと素晴らしい展望が広がっていた。登ってきた方向を振り返ると、白い雪をいただいた山並みが見えるのだ。南アルプスであった。感動する眺めである。今日は空気が澄み切っていて、山並みがくっきりと見えるのだ。南アルプスの右端に雪のない三角峰が聳えている。これが甲斐駒であった。その左は鳳凰三山で、その左に白く聳えるのは北岳だ。白い雪の峰の連なりの左端が聖岳、その右は赤石岳だ。
南アルプスから平野を挟んだ右には八ヶ岳も見える。南アルプスと八ヶ岳の間、遠くに白い峰峰が見える。北アルプスであった。うれしくて涙が出てきてしまう。なにもいううことのない絶景である。

振り返ると、大きく聳える富士山。晴れた日に登ってきて本当によかった。大満足である。
大パノラマを眺めながら休憩した。休んでいると、岩壁登攀を終えた自衛隊員が何人も登ってきた。



 御巣鷹山から木無山へ
三つ峠山荘分岐


御巣鷹山山頂


四季楽園に着く


三ツ峠山荘に着く


ここが木無山山頂?


さて、帰りは府戸尾根を下るのだが、その前に御巣鷹山に登ろうと思う。三つ峠というのはその名前の通り、三つの頂からなっているのだ。今いる三ツ峠山頂が開運山、そしてアンテナ塔が林立する御巣鷹山、府戸尾根の降り口にある木無山の三つである。今回はそのすべてのピークを踏んで行こうと思っているのだ。山頂から登って来た反対に下って行く。細い急な道を下ると、すぐに
NTTの電波塔の前に着いた。そこからは広い道を下って行くのだが、これはブルドーザーの道であった。平坦になったところに指導標があって、分岐になっている。ここを左折すると三つ峠山荘に着くのだが、直進する。
平坦な道を行くと、すぐに樹林から抜け出して草地が広がる。ここは高山植物の場所らしいのだが、それらしき植物は見えなかった。ブルドーザー道を登って行く。行く手にアンテナが立つ御巣鷹山が聳え、振り返ると三つ峠山が大きい。
急登して山頂に着くと、山頂は完全にアンテナ施設で占められていて、山頂らしきところはない。フェンスに沿って進むと、清八峠への降り口があった。そこでフェンスを回り込むと踏み跡があるので行ってみた。でも、結局施設の金網で行き止まり。山名の標識もなかった。ともかく御巣鷹山山頂に立ったということに自己満足して引き返した。
鞍部の分岐から下って行く。どんどん下って行くので、ちゃんと小屋に着けるのか心配になってしまったが、道が平坦になって、少し行くと富士見荘の横に着いた。ここを直進するとモダンな小屋(四季楽園)があって、その前はデッキになっていて、三つ峠の絶壁を眺めることができた。このデッキのベンチで休憩するのは有料なので、通過した。

この先は裸地の広い斜面を登る。ピークはすごく広い平坦地で、真ん中に方位盤がたっていた。さっき三つ峠山頂にあったものと同じものであった。ここが木無山だろうと思ったが、山名標識はなかった。
木無山から緩やかに下って行くと再び小屋があった。これが三つ峠山荘で、ここには自衛隊員が泊まっているようだった。

小屋から平坦な道を歩いて行く。所々にベンチが置かれていて、そこからは富士山を眺めることができるのだ。
山荘から7分ほど歩くと分岐があって、そこに木無山の説明板がたっていた。ここが木無山山頂なのかと思ったが、すぐ横に草地の小高いところがある。でも、柵に囲まれていて立ち入り禁止であった。…とはいえ、これが山頂かもしれないので、柵を乗り越えて登ってみた。でも、何もなかった。



 天上山へ
天上山への道


鉄塔に着いた


車道を横切る


天上山山頂


木無山の分岐を左に行く。右は「母の白滝」を経由して河口浅間神社に下るのだ。
私が下る方向はカチカチ山ロープウェイとなっていた。あの童話のカチカチ山ってここにあったのかと驚いた。
ここからは尾根をひたすら下るだけである。樹林の中の道で、緩急はあるが下りが続く。
分岐から40分ほど下ると展望が開けて送電線の鉄塔がたっていた。ここからは河口湖を眺めることができた。富士山の眺めもきれいだ。
再び樹林に入って尾根を下って行く。木々に日があたって緑が輝いている。
鉄塔から10分ほど下ると、尾根の右下をトラバースするのだが、尾根に向かって上る明確な踏み跡があった。気になってこれを上ってみたら、三角点があった。山名の標識はたっていなかったが、ここが地図にある霜山だろうと思った。
さらにどんどん下って行くと、道は字の溝の中を行くようになって、ヘアピンで左にカーブして尾根から離れて急下降して行く。道が違うのではないかと思ったが、やがて尾根の道になった。どんな地形になっていたのかよくわからない。
カラマツ林の間を過ぎ、三角点から20分ほど下ったところに、右に下る分岐があった。湖畔下山道となっている。下には車道が見えるのだが、ロープウェイは直進である。
尾根を少し行くと車道を横切った。明るい落葉樹の尾根から檜の暗い樹林に入ると、急な階段が見えてきた。右に捲き道もあるのだが、私は天上山に登って行くつもりなので、この階段を上って行った。急な階段を上ってピークに着いたが、山頂の標識はなかった。さらに尾根を緩やかに下って、さらに平坦な尾根を行くと、再び階段の登りになった。
これを上りきったところには祠がたつ広場があった。
祠は「小御嶽神社」で、ここが天上山山頂であった。山頂には観光客が何人か登ってきた。この下にロープウェイ駅があるので、そこからやってくるらしい。この山頂からは木に間に富士山が見えるのだが、山頂には雲がかかっていた。




 河口湖畔に下山
カチカチ山展望台


展望台から広場を見下ろす


太宰治の歌碑


河口湖湖畔に着いた


天上山から下って行く。

鮮やかな緑の林を少し下ると、小屋がたつ広場に着く。でも、この小屋は閉まっていた。
このすぐ先がロープウェイの山上駅であった。その入り口にはカチカチ山展望台と書かれたゲートがあった。
ゲートをくぐると観光客がいっぱいで、左にある展望テラスからは真っ正面に富士山が見える。山頂に雲がかかっていたが、見ているとだんだん雲がとれてきた。観光客が熱心に写真を撮っていた。展望台の上に上がると河口湖が見える。
この広場の周りには太宰治の小説「カチカチ山」の説明板が掲示されていた。
広場から下って行くと、すぐに展望が開けて、河口湖の眺めがすばらしかった。展望台よりもここからの眺めのほうがよかった。
あとは「アジサイロード」と名付けられて遊歩道を下って行くだけである。途中にはあじさいではなくてツツジの花がきれいであった。
10分ほど下ったら、東屋のたつ広場に着いた。そこには太宰治の文学碑がたっていた。碑には「惚れたが 悪いか」と刻まれていた。
遊歩道の階段をジグザグに下って、トイレのある広場に着いた。でも、ここは護国神社であった。とても神社とは思えない近代的な建物であった。
石段の下に鳥居があって、神社であることがわかる。車道を右に行く。左は河口湖駅となっていた。
車道を少し行くと指導標があって、左の急な階段を下って行く。急斜面に階段がジグザグに続いている。階段を下りきったら、もう河口湖畔は目の前であった。
車道を横切って、ローソンの前から湖畔に下る。大型バスがたくさんやって来ていた。河口湖か観光地なのだ。車の前に戻ったのは1310分であった。


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