BACK 女峰山
2010年9月7日
富士見峠から小真名子山に登って行く。
針葉樹林のなかを7分ほど登ると、突然、樹林から抜出してガレた急斜面が広がった。まさかこれを登るのか…と絶句したが、岩にはペンキの矢印が書かれている。
ガレ場の急登が始まった。振り返ると、帝釈山が端正な三角形で聳えている。女峰山は帝釈山に隠れて見えなかった。ようやくガレ場から樹林のなかに入ってほっとしたのだが、すぐに林から抜出して、その先にもガレ場の急斜面が待っていた。再びガレ場を急登する。振り返ると、帝釈山の右に女峰山が姿を現していた。
樹林に入っても大きな岩がゴロゴロする急登が続く。ロープが下がる岩場を越えて尾根に出ると、右側に再びガレの急斜面が広がっていた。今度はさっき登ったガレ場の隣のガレを登るのだ。ロープの下がる急斜面を登って、ようやく樹林のなかに入る。
5分ほど潅木の中を登ると、反射板の立つピークに着いた。ガイドブックによると、この先に本当の山頂があるらしいのだが、展望はここのほうがいいと書いてある。ここで休憩することにした。すごい長い登りだったような気がしたが、富士見峠からは40分しかたっていなかった。
ここからは帝釈山と女峰山が肩を並べて聳えているのが見え、さらに西には日光白根山、その下には戦場ヶ原が見えた。絶景である。
反射板の広場から樹林に入ろうとするところに三角点があった。三等三角点なのだが、女峰山にもなかったのに、ここに三角点か…と思ってしまう。
少し行くと小真名子山山頂で、小さな石の祠があった。樹林に囲まれていてまったく展望はない…と思ったら、女峰山の方向が開けていて、帝釈山と女峰山をきれいに眺めることができた。
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