2010年春関東登山 
まくやま

標高 625m
幕山公園→30分→南郷山登山口→30分→湯河原ゴルフ場→40分→白銀林道出合→20分→南郷山→20分→自鑑水→30分→幕山山頂→30分→幕山公園

幕山は源頼朝ゆかりの山である。山腹には大岩壁があって、ロッククライミングのゲレンデにもなっている。登山口の幕山公園には広大な梅林があるのだが、私の登ったときは花の季節は終わった後であった。
幕山公園から見上げる幕山

 幕山公園からゴルフ場経由南郷山へ
幕山公園に車を停めた


電柱と並んで指導標が立っていた。ここが登山口


南郷山まで500mかと思った


小屋前の分岐、南郷山までは2700m


白銀林道から登山道に入る


南郷山山頂


2010
515

21時に家を出たのだが遠かった 。カーナビでは幕山登山口までは475kmとなっているので、3時半くらいに着くつもりでいたが、1時を過ぎたらどうにも眠たくてたまらなくなって、途中のSAで二度も仮眠をした。
首都高に入ると、まだ暗いというのに車がすごく多くて、しかも首都高は分岐がたくさんあるので、眠気がすっかり覚めてしまった。明るくなる頃、平塚で東名を降りて国道1号線を走って行く。
幕山の登山口は湯河原にある。山に向かって車を走らせて幕山公園に着いた。公園はツジが満開ですばらしくきれいだ。駐車場から見上げると岩塔がいくつもそそり立っているのが見える。これが幕山なのだ。
駐車場からまず車道を歩きである。今回の登山は南郷山から幕山へ縦走して来るつもりなので、まず南郷山の登山口まで4kmほど歩かなければいけない。
公園から緩やかに下って行くと、湯河原の町がすごく近づいて来て、登山口を見逃してしまったのではないかと心配になった。でも、登山口を見つけることができた。ここまで30分かかった。
コンクリート壁の前に電柱と並んで指導標がたっていて、南郷山山頂まで
3.8kmとなっていた。
急な坂道を上って行き、住宅地を抜けるとミカン畑が広がっていた。畑には石垣が組まれていて、その間を行く。振り返ると湯河原の町が展望できた。
登山口から10分ほど登ると、石垣に木の板が貼り付けてあって、南郷山まで500mと書いてあった。すぐではないかと思ったが、よく見たら、南郷山手前にある小屋分岐までの距離であった。
鬱蒼とした樹林の中に舗装道は続いている。ようやく小屋の前に着くと、そこにたつ指導標には南郷山まで2700mと書かれていた。まだ遠いのだ。
ここから道は狭まって山道のような感じになってきたが、まだ簡易舗装されている。樹林の中を緩やかに上って行くと、右手はゴルフ場であった。金網のフェンスに沿って歩き、安全網が頭上に張られたところで左折する。指導標には南郷山まで2400mとなっていた。
この先は土の道になったが、道には草が覆い被さって、ズボンが露で濡れてしまった。時々樹林が途切れると、ゴルフ場のグリーンが見える。まだ早いのでプレイしている人はいなかった。
傾斜がきつくなった林の中を登って行くと、突然舗装された林道に出てしまった。これが白銀林道で、右に少し行くと登山道の登り口があった。入り口は丸太を組んだ階段になっていて、よく整備されているのだ。

背の高い笹藪の間を登って行き、樹林が途切れると下に真鶴岬が見えた。
明るい灌木の道になって、
5分ほど登ると南郷山山頂に着いた。広い平らかな山頂なのだが、樹木にかこまれていて海を眺めることはできなかった。
広場の真ん中には三等三角点があった。



 幕山山頂から幕山公園に下山
背丈の高い笹藪の間を下る

自鑑水の入口


自鑑水に着いた


山頂直前、下山路との分岐


幕山山頂


幕山公園に戻った


南郷山山頂からの下りはそんなには急ではなくて、ガイドブックとは違うではないかと思いながら行くと指導標が立つ分岐に着いた。直進方向は小道地蔵堂寺屋敷跡
900mとなっている。白銀林道へはここで左折して下って行くのだ。ここからがすさまじい急な下りであった。ところどころ階段になっていて、遠く真下に林道が見えた。
ようやく白銀林道に降り着いたときはほっとした。この林道をしばらく歩くのかとおもったら、すぐにカーブするところに自鑑水の入り口があった。ここからは急な登りであった。さっき急降下したのに、その分登り返すのだった。もしかしたら尾根を直進したらよかったのではないかと思った。200mほど登ってようやく尾根の上に出ると、指導標があって、右に行くと小道地蔵堂寺屋敷跡となっていた。
鬱蒼とした檜林を行くと、その林の中に丸い池があった。これが自鑑水であった。そばに立つ石碑には「一年中枯れることなく清水をたたえた…」と書いてあるのだが、まるで泥水で、とても清水とはいえない。源頼朝が石橋山の合戦で敗れて、この池までたどり着いて自害しようとした伝説があるのだ。だから自害水とも呼ばれたりするという。
ここから少し行くと再び林道に出てしまって、この林道を歩いて行く。ガイドブックには大きな案内板があるというので、それを目指して歩いて行ったが、…ない。これではないかという踏み跡があったが、案内板がないので通過すると、そのすぐ先に指導標があった。幕山まで700mとなっていた。草が茂る道なのだが、これを行くとさっきの道と合流した。ちょっと遠回りをしたみたいだ。
赤松の林を抜け檜林を行くと大石ヶ平の分岐があって、その先は広くて整備された遊歩道になった。明るい緑の林を緩やかに登って行く。道は階段になっている。行く手に樹林に覆われたこんもりとした山が見えてきて、これに向かって長い階段を登ると、指導標のたつ分岐に着いた。このすぐ先が幕山山頂で、左の道は公園への下山路なのだ。
幕山は広い草地の山頂で、東側が開けていて海を眺めることができた。
記念写真を撮ってすぐに下山した。
急な斜面に階段がジグザグに続いている。これをどんどん下って行くと、すごくきれいなツツジの群落に入った。15分ほど下ると東屋があって、この先はさらに急な下りになったが、所々にベンチが置かれていた。鮮やかな朱のツツジを眺めながら下って行くと、すさまじい岩塔が見えてきた。すごい眺めである。
どんどん下ってこの巨岩の近くまで来ると、「梅園最高点」の標識があって、ベンチが置かれていた。もう公園の圏内に入ったらしい。岩塔を見上げながら下って行くと、道にも大きな岩が点在するようになった。巨岩の間を縫って行くと、道の両側には梅林が続く。公園の車道に降り立ったのは
910分、意外と早く戻ってこれた。駐車場に戻るとたくさんの車が停まっていた。今日は土曜日なのだ。


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