2010年5月15日
21時に家を出たのだが遠かった
。カーナビでは幕山登山口までは475kmとなっているので、3時半くらいに着くつもりでいたが、1時を過ぎたらどうにも眠たくてたまらなくなって、途中のSAで二度も仮眠をした。
首都高に入ると、まだ暗いというのに車がすごく多くて、しかも首都高は分岐がたくさんあるので、眠気がすっかり覚めてしまった。明るくなる頃、平塚で東名を降りて国道1号線を走って行く。
幕山の登山口は湯河原にある。山に向かって車を走らせて幕山公園に着いた。公園はツジが満開ですばらしくきれいだ。駐車場から見上げると岩塔がいくつもそそり立っているのが見える。これが幕山なのだ。
駐車場からまず車道を歩きである。今回の登山は南郷山から幕山へ縦走して来るつもりなので、まず南郷山の登山口まで4kmほど歩かなければいけない。
公園から緩やかに下って行くと、湯河原の町がすごく近づいて来て、登山口を見逃してしまったのではないかと心配になった。でも、登山口を見つけることができた。ここまで30分かかった。
コンクリート壁の前に電柱と並んで指導標がたっていて、南郷山山頂まで3.8kmとなっていた。
急な坂道を上って行き、住宅地を抜けるとミカン畑が広がっていた。畑には石垣が組まれていて、その間を行く。振り返ると湯河原の町が展望できた。
登山口から10分ほど登ると、石垣に木の板が貼り付けてあって、南郷山まで500mと書いてあった。すぐではないかと思ったが、よく見たら、南郷山手前にある小屋分岐までの距離であった。
鬱蒼とした樹林の中に舗装道は続いている。ようやく小屋の前に着くと、そこにたつ指導標には南郷山まで2700mと書かれていた。まだ遠いのだ。
ここから道は狭まって山道のような感じになってきたが、まだ簡易舗装されている。樹林の中を緩やかに上って行くと、右手はゴルフ場であった。金網のフェンスに沿って歩き、安全網が頭上に張られたところで左折する。指導標には南郷山まで2400mとなっていた。
この先は土の道になったが、道には草が覆い被さって、ズボンが露で濡れてしまった。時々樹林が途切れると、ゴルフ場のグリーンが見える。まだ早いのでプレイしている人はいなかった。
傾斜がきつくなった林の中を登って行くと、突然舗装された林道に出てしまった。これが白銀林道で、右に少し行くと登山道の登り口があった。入り口は丸太を組んだ階段になっていて、よく整備されているのだ。
背の高い笹藪の間を登って行き、樹林が途切れると下に真鶴岬が見えた。
明るい灌木の道になって、5分ほど登ると南郷山山頂に着いた。広い平らかな山頂なのだが、樹木にかこまれていて海を眺めることはできなかった。
広場の真ん中には三等三角点があった。
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