関東百名山
かばさん

標高 709m
加波山神社里宮→25分→3合目→35分→7合目山椒魚谷→30分→加波山神社親宮→20分→加波山山頂→50分→3合目→20分→加波山神社里宮

昔、関東ふれあいの道を歩いたとき、縦走するかたちでこの山に登ったことがある。このときはいくつものピークのうちの一つだったのであまり印象に残っていないのだ。そこで、今回は里宮から山頂を往復することにした。
山麓から加波山を振り返る

 加波山神社から4合目へ
道の駅思川


加波山神社


二合目登山口


三合目に着いた


斜面を岩が覆っていた

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2009317

昨日は栃木県の小山まで車を走らせたところで力尽きて、「道の駅思川」で寝てしまった。この道の駅には大型トラックがいっぱい停まっていて、一晩中、エンジンの音がうるさかった。
6時半頃に起きて、顔を洗って歯を磨いてすっきりして出発。国道をまっすぐに走っていったら、下館のあたりで渋滞になったので、めんどうになってマクドに入ってしまった。結局、加波山の登山口に向かって出発したのは9時頃であった。
昔、関東ふれあいの道「筑波連山縦走のみち」を歩いたときにこの山には登っているのだが、たくさんあったピークの中の一つであっため、あまり印象がないのだ。そこで、せっかく近くを通るのだから再登することにしたのだ。
加波山神社里宮を目標に車を走らせたのだが、ここには駐車場がなくて、さらに山に向かって上って行くと、すごくケバケバシイ神社があった。その前には法務省の説明板がたっていて、これが本当の加波山神社里宮だという。さっきの落ち着いた神社のほうが本当みたい気がするけど、一応、お参りすることにした。
真っ赤な鳥居をくぐると、ギンギラギンの本殿がたっている。この悪趣味はいったいなんなのだと思ってしまう。それでも、たくさん写真を撮ってしまった。
ここにあった駐車場は参拝のためのものだから長居することはできない。さらに車を走らせて行くと、石の鳥居の横に登山口の指導標がたっていた。二合目と書いてある。ともかくここから登ることにした。この少し上にカーブがあって、そこの路肩が広いので駐車できた。
身支度をして、二合目の鳥居の前に戻る。山道を少し上ると「寝不動尊」という旗がたつ御堂の前に着いた。指導標がたっていて、左が五合目に至る道、右が三合目と書いてある。私のガイドブックには三合目から左の尾根を登って山頂に至り、少し稜線を歩いて隣の尾根を下って三合目に戻るようになっている。合流点になる三合目を見ておきたいので、右の道を行った。
すぐに樹林から出ると大きな砂防ダムがあって、その右を登って行く。道には砂利が敷かれて遊歩道のようである。
笹の茂る中に入ると、そこに古い石柱があった。昔はこれが参拝道だったのだろうか。
…と思って少し行ったら、舗装道路に出てしまった。そこが三合目であった。ここにはたくさんの碑がたっていて、お地蔵様もたっていた。…よくみたら観音さまで「桜観音」と書かれていた。
ここからはコンクリートで固められたかなり急な道である。600mほど登ったところに小さな石の祠が二つあって、木の板に四合目とかかれていた。それによると、四合目と五合目の石標は採石業者によって壊されてしまったのだという。怒りを感じてしまう。


 加波山神社


 加波山神社拝殿へ
林道終点


照葉樹林の中を登る


七合目、山椒魚谷


階段道になった


ようやく参道に出た


石段を上って加波山神社拝殿へ


稜線直下の鎖場


四合目から少し行くと、山の斜面が大きな岩礫に覆い尽くされているのが見えた。この先に採石場があるのだ。道の両側には昔切り出されたのだろうと思われる巨岩がいくつも放置されていた。
登る行くにつれて、ブルドーザーの騒音が聞こえてきて、山が削られて岩壁がむき出しになっているのが見えてきた。その下ではショベルカーが動いていて、岩がぶつかる音がする。
昨日までは秩父にいて、石灰採掘のために山が削られているのを見てきたのだが、ここでは採石のために山が削られている。こうした山の破壊をなんとかできないのだろうかと思ってしまうのだ。
採掘現場から5分ほど登ると林道終点で、登山道が始まった。入口には注連縄が張られていた。
照葉樹の中の急な登りが始まる。ジグザグの急登はすぐに終わって、緩やかな一直線の道になった。右には深い谷が見える。
古い杉の倒木が道を塞いでいたりする。照葉樹の濃い緑の中を登って行くと、加波山まで30分という指導標があった。二合目からここまで45分しかたっていないのだが。
でも、あと30分だけかと思ったら、足が軽くなった。このすぐ先に六合目の標石がたっていた。
檜の林から照葉樹の林をに入り、急な登りが続く。500mほど登ると小さな流れを渡った。そこには七合目の石標があって、山椒魚谷という石標もあった。私のガイドブックはここが水場と書いてあるのだが、とても飲める水には見えなかった。ただし、私のもってきたガイドブックは1983年の発行なので、26年も前のものなのだ。それだけの年数がたったら、水も汚れてしまうだろう。
この先も急な登りが続き、道は岩がゴツゴツして歩きにくくなった。大きな岩が目に付く道を行くと道から少し離れたところに石柱が見えた。近寄ってみたら八合目の石標であった。昔はこの前を道が通っていたのだろうか、それにしても、踏み跡らしきものは見えないのだが…。
八合目も過ぎて、山頂はもうすぐだ…と思うのだが、急な登りは続く。いいかげん、稜線が見えてきてもいいはずなのだが。
道は角材の階段道になった。でも、よく見たらそれは鉄であった。この階段道の急登が続く。ようやく行く手が明るくなったが、そこは山頂ではなくて林道であった。舗装はされていないが林道がこんな上まで通じているのかと驚いてしまう。

林道を横切ってさらに登って行くと、道はえぐれた溝の中を行くようになった。この頃、雨がポツポツと降ってきて、いつの間にか空はどんよりとした灰色の雲におおわれていた。そしてすごく寒くなった。今日の天気予報は晴れだったのに。
行く手の林の後ろに空が見えるようになった。稜線はもうすぐである。山頂まで30分と書いた指導標のところから、本当に30分かかっていた。
ようやく登り切ると、尾根には石畳の道がつけられていて、古い碑がたくさんたっている。関東自然歩道の指導標もあって、加波山頂へはここから400mと書いてあった。まだ15分はかかりそうである。
石畳の参道の向こうには石の鳥居と石段があって、その上に社殿が見える。
石段の上り口には加波山神社と刻まれた石柱がたっていた。石段を上りきって、石の鳥居をくぐると、加波山神社の社殿がある。この社殿の前に手書きのイラストがあって、それによるとこれは加波山神社拝殿なのだ。下にあったのが里宮で、ここが拝殿。さらに山頂の途中には親宮や本宮があって、その本殿があったりと、なんか、こんがらかってくる。
親宮の右にも社殿がたっているのだが、これは三枝祇神社の親宮拝殿なのだという。いろんな神社がありすぎて、もうどうでもよくなった。
目の前にはすさまじく急な石段が続いている。もうひとふんばりしなければいけない。



 加波山山頂から本宮路を下山
親宮本殿に着いた


加波山神社本殿を振り返る


加波山山頂


下山口


林道に出た


明るい雑木林を下る


登山道入口に着いた


石段が終わると、今度は急な斜面に巨大な平岩が置かれていた。道の左右には祠や碑がたくさんたっている。巨岩が石畳のようになっているのだが、大きいので、岩を越えて行くという感じである。
これを登って行ったら、今度はスラブであった。巨大な岩盤が登山道を覆っているのだ。稜線が遠くに見えてきたら鎖が下がる急登になった。岩を越えて登って行く。最後は鉄の手すりにすがって、巨岩を登って、ようやく社殿のたつピークである。でも、ここは山頂ではないのだ。これは「加波山神社親宮本殿」なのだ。このすぐ先のピークにも社殿が見えた。
林の中を緩やかに上って、社殿のたつ石垣を回り込んで正面にたつと、それは「たばこ神社」であった。その名のとおりたばこの神社で、社殿をかこむ石柵には寄贈者、日本たばこ産業株式会社・茨城県たばこ耕作組合の名前が刻まれていた。
まだ登りは続く。今度は巨岩の間の細い隙間を抜けて、さらに岩場を登って社殿に登り着く。これは「加波山神社本殿」なのだ。でも、この隣にさらに高いピークがあって、そこにも社殿が見える。今度こそ山頂だろうと思ってがんばって登って行く。
巨岩がある道をひと登りすると社殿の石垣の下に着いた。
ここが加波山山頂の「加波山三枝祇神社本宮本殿」なのだ。社殿にかかっている額には「正一位本宮加波山大神社」とかいてあって、すごく格式の高い神社だということがわかる。
ともかくここが加波山の山頂である。社殿の前で記念写真を撮った。ようやくたどり着いた山頂だが、樹林に囲まれていて展望はない。

このころ、日が射すようにようになった。雨を覚悟したが、天気予報の通り、晴れになったのだ。
時間は1155分になっていた。ちなみに、山頂まで30分という標識のところからは50分かかっている。そんな甘い登山ではなかった。
社殿の前には巨岩がいくつも重なっていて、祠もたくさん置かれ、注連縄が張られている。磐座のようである。パンをかじって休憩して、それから下山開始。
稜線を歩いて行くと、巨岩がそそりたち、たくさんの祠や碑がたっている。それらを眺めながら歩いて行くと、また神社があった。これが加波山三枝祇神社本宮拝殿であった。そして、ここに下山路がある。下り口には「里宮」とかいてあるからこの道で間違いないだろう。
急な石段を下ったところには石碑群があった。いかにも修験道の山といった感じである。
あとは照葉樹林の中をジグザグに下って行くだけである。道端には丁目石もあった。こっちの道が本当の参道だったのかもしれない。走るように下って行くと、5分ほどで林道を横切った。この林道を右に行くと、登り道と交わっているのだろう。ここの下り口にも「真壁・長岡ニ至ル」と書いてある。真壁町ってかなり離れたところのはずなので心配である。でも、ガイドブックの地図を確認したら、里宮があるところが真壁町長岡であった。これで間違いない。安心してどんどん下って行った。林道から10分ほど下ったところには休憩にふさわしい平坦なところがあって、八合目の石標がたっていた。
梢だけの林の中、暖かな日を浴びて下って行くと道に赤松の林が現れる。林の向こうには平野が広がっていて、木立が遮らなければすばらしい展望なのだが。
冬枯れの林の中を走るように下って、林道に出たのは1237分であった。
そこには「加波山頂」と書いた小さなブロックが置かれていた。ここから少し下ると三合目の分岐であった。無事戻ってきた。
三合目からは登山道ではなく林道を下った。振り返ると加波山がきれいに見え、東には筑波山も眺めることができた。
車に戻ったのは1250分、意外と早く帰ることができた。


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