埼玉県09 将門伝説を探るみち
じょうみねさん

標高 1037m
石間峠→15分→城峰山山頂→20分→天狗岩→30分→石間峠→15分→鐘掛城→10分→石間峠

この山は小林泰彦の日本百低山に選ばれていて、山頂からの展望がすばらしいのだ。山頂には大きな電波塔がたっていて興ざめしてしまうのだが、山頂の三角点は一等三角点である。
また、この山は平将門の伝説があって、将門がここに城を築いたことから城峰山と呼ばれるようになったという。

鐘掛城から見る城峰山

 登山口から城峰山山頂へ
石間峠の東屋


角材を組んだ頑丈な階段


丸太を並べて打ち込んだ階段になった


城峰山山頂に着いた


城峰山山頂

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2009年10月15日

二子山から下山してきたが、まだ時間があるのでもう一つ山に登る。城峰山である。でも、この山は往復で
1時間半で登れてしまう山なのだ。ほとんど山頂近くまで車で行ってしまうからなのだが…。
二子山から車を走らせて行くと、見たことのある交差点に着いた。ここは秩父の札所巡りをしたときに通ったところである。交差点にあるコンビニで買い物をしたから覚えているのだ。
ここから山に向かって車を走らせる。曲がりくねった道を走り続け、登山口の石間峠に着いたのは13時半を少し過ぎていた。
峠には東屋がたっていてトイレもある。ここは「関東ふれあいの道自然歩道」の休憩所であった。これから歩こうとしている道は関東ふれあいの道のコースなのだ。(私は関東ふれあいの道も全コース歩きたいと思っている)
峠からまず城峰山を目指す。檜と自然林の間に道が続いていて、尾根を緩やかに登って行く。樹林の途切れたところからは下界の展望がすばらしい。かなり高いところにいることがわかる。
階段の急な登りになった。この道の階段はすごく頑丈な造りで、角材を複数組み合わせて階段にしているのだ。さらに上って行くと、今度は杭を並べて打ち込んで階段になった。普通は丸太を横にわたすだけなのだが、この頑丈なつくりはナンナノダと思ってしまう。この階段は段差が大きいので、とても一段一段上って行くことはできない。階段の横に踏み跡が続いているのでこれを登って行った。
行く手、樹林の奥にすごく大きな電波塔が見えてきた。ここが城峰山山頂であった。一等三角点があって、「一等三角点のある山」という関東自然歩道の説明板がたっていた。
山頂に着いたが樹林に囲まれていて展望はない。でも、目の前に大きく聳える電波塔は展望台にもなっていて、上ってゆけるのだ。
展望台からは360度のすばらしい眺めが広がっている。各方角には、見える山の写真と山名が書いてあって、山々を特定できる。でも、今日は遠くが霞んでしまっていて、せっかくの展望はダメであった。でも、昨日登った御荷鉾山を見ることができた。



 天狗岩と城峯神社
日本武尊を祀るお堂に着く


将門隠れ岩への道


城峯神社


杉林の参道を下る


舗装道と合流する


城峰山頂からさらに西に向かって城峯神社を目指す。
紅葉が始まった樹林の尾根を緩やかに下って行き、ジグザグに急降下するようになると神社は近い。左下に神社が見えてくると、分岐に指導標が立っていた。そこには日本武尊を祀るお堂があった。

この分岐のすぐ下が神社なのだが、まず天狗岩に行くことにした。尾根をまっすぐに歩いて行く。指導標があって、左が「将門隠れ岩」となっている。尾根から左に下ると、岩壁に沿って歩いて行くようになる。
行く手に絶壁が立ちふさがった。岩壁には太い鎖が下がっていて、これを登ったら天狗岩だろうかと思う。鎖にすがって岩壁を登る。すさまじく急な岩場で、鎖場が終わったその上にもまだ絶壁が続いていて、これ以上登ることは無理であった。鎖場を引き返した。結局、天狗岩には登れなかった。

でも、あとでガイドブックを読むと天狗岩へは尾根を直進するのであって、「将門隠れ岩」の指導標に従って左に下ったのは間違いだったのだ。結局、天狗岩を見ずに終わってしまった。
隠れ岩から城峯神社に向かう。りっぱな社殿で、黒い額に金字で将門と書かれている。この神社は将門ゆかりの神社なのだ。でも、史実では将門がこの地に来たことはなかったらしい。
この神社の境内には展望が開けているところがあるのだが、今日の天気では遠くの山々が霞んで見えない。残念だ。
本殿から大きな杉並木の参道を下った。左手はキャンプ場になっている。でも、ここでキャンプする人っているんだろうかと思ってしまった。
参道を下ったところに関東ふれあいの道の標識があって、石間峠は直進となっている。でも、すごく荒れた道である。草茫々の道を緩やかに上って行くと、新しく造られた道が行く手に立ちふさがった。道が寸断されているのだ。土砂の急斜面を強引に登って林道の上に出る。これは新しくつくられたキャンプ場のための道のようだ。
林道を歩いて行くと2〜3分で舗装道に出た。これは私が車で走ってきた道だ。
のんびり歩いて行くと、関東自然歩道の「平将門と城峯山」という説明板がたっている。さらに行くと、道端に展望台のようなものが設けられていた。このすぐ先が石間峠であった。



 鐘掛城
巻き道の分岐


これを登ると最初のピーク、展望が開ける


鐘掛城山頂


車に戻ったのだが、ここから東にある鐘掛城を往復することにした。峠の行く手には植林に覆われたピークが聳えている。これならすぐだと思って歩き始めた。

5分ほど緩やかに登って行くと、鐘掛城の捲き道が分岐する。もちろん直進する。階段の急な道を上ってようやく山頂に着いたら、ここは単なるピークで鐘掛城はその奥に聳えているのだ。捲き道の意味がわかった。でも、ここからは北側が開けていて、展望がすばらしい。御荷鉾山も見えた。
急な道を下って鞍部に着くと、さっきの捲き道が合流する。鞍部からは杭を並べて打ち込んだ階段を急登する。段差が大きすぎる階段で、これを上って行くことはできない。脇の踏み跡を登って行くのだ。
ようやく着いた鐘掛城山頂は樹林の中で展望はない。でも、立派な標識がたっていた。戦国時代の山城という説明板もあった。
山頂から引き返す階段道から前衛ピークの奥に城峰山山が見えた。山頂に立つ大きな電波塔が目立つ。

帰りは捲き道を通って石間峠に戻った。車に戻ったのは1515分、1時間45分の散策であった。


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