2010年春 関東登山 
いしわりやま

標高 1412m
石割神社入口→10分→平尾山登山口→50分→平尾山→40分→石割山山頂→25分→石割神社→25分→石割神社入口

この山も富士山絶景の山なのだが、私が登ったときは午後から雨という日で、富士山を見ることはできなかった。この登山のもう一つの見所は石割神社である。本殿の後ろにはすさまじい巨岩が聳え立っているのだ。
下山路から石割山を振り返る

 登山口から平尾山へ
東海自然歩道の平尾山登山口


別荘地に登り着く


別荘地から山道に入る


平尾山・石割山の分岐


平尾山山頂

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2010526

今日は石割山と三つ峠山に登ろうかと思っていたが、天気予報を確認すると、今日は午後から雨になってしまうのだ。二つ登るのは無理である。仕方がないので、今日は石割山だけに登って、あとは富士吉田の市街でのんびりすることにした。
石割山へは、東海自然歩道を歩いたときにすぐ近くまで行っているのだ。長池山から飯盛山・大平山・平尾山と縦走したのだが、平尾山から40分登れば石割山山頂だったのに、東海自然歩道のルート通り、ここで下ってしまったのだ。
そこで、今日は平尾山から下った東海自然歩道を逆に登って、それから平尾山〜石割山と縦走することにした。帰りは石割神社を経由して下ってくるつもりである。
駐車場があるという石割神社参道入り口まで行った。東海自然歩道の入り口は平野から少しのところで、駐車場からはかなり引き返さなければいけない。
車道を10分あまり下って、自然歩道入り口に着いたのは615分。細い石段を上って行く。
150mほどで階段が終わって、右折すると別荘地であった。別荘の間の車道を緩やかに登って行く。500mほど行くとようやく車道から山道に入った。暗い樹林の中を登って行く。傾斜がきついところは階段になっていた。20分ほど断続的に続く階段道を登ると尾根の上に着いて、これを左に行く。
赤松の間を緩やかに登って行くと、すぐに急な階段の登りになった。この階段は長かった。いったん階段が終わってほっとして、少し平坦な道を行くと、再び階段になった。ここから先の階段は長かった。一直線にどこまでも続いている。もうかんべんしてくれ…と嘆きながら階段を上って、ようやく平坦な明るい尾根に着いた。ここからは左に山中湖を眺めることができた。
のんびりと5分ほど歩くと指導標がたっていて、ここが石割山から大平山へ続く稜線であった。右が石割山なのだが、まず平尾山に寄って行くことにした。
分岐から平坦な尾根を少し行くと、展望の開けて広場があって、そこが平尾山山頂であった。ここからは眼下に山中湖を一望できる。西側には大平山が見えた。自然歩道を歩いてきたことを思い出す。あのときはすばらしくいい天気で富士山の眺めがすばらしかったのだが、今日は雲が多くて、富士山はまったく見えない。残念だ。
記念写真を撮って引き返す。



 石割山山頂
きれいな樹林を下る


鞍部に着いた


ネットの柵、道はえぐれている


石割山山頂


自然歩道の分岐に戻ったら、そこには白い花が咲く木があった。私は木の名前がまったくわからない。

ここから少し登って小さなピークを越えると、緩やかな下りが続く。平尾山から石割山までは40分もかかるというのだが、標高差は100mくらいしかないのだ。もしかしたらすごい下りがあるのかと、戦々恐々で歩いて行ったら、果たしてすごく急な下りになった。どこまで下るんだと思ったら、意外とすぐに鞍部でほっとした。笹の茂る道を行くと、すぐに防護ネットの柵が続くようになった。植生保護柵という標識があった。
傾斜がきつくなったら、道はすごく荒れたものになった。雨水によって削られて深い溝になって、これが山頂に向かって続いている。傾斜もきつい。道は赤土ですごく滑りやすい。私は保護柵の金網に捕まりながら登って行った。すごく急な登りが続き、登るにつれて傾斜は益々きびしくなって、おまけに道の溝も深いものになってくる。深い溝になった横に踏み跡があるので、これを歩いて行く。それでも、きつい登りの連続である。
最後に草つきの急斜面を登ったら、ようやく指導標が見えてきた。ここが石割山山頂であった。山頂は裸地になっていて、山頂のすぐ左下には送電線の鉄塔がたっていた。この方向に下ると二十曲峠なのだ。
山頂標識は「山梨百名山」のものであった。この下に丸太が置かれていたので、これをベンチにして休憩。時間はまだ740分であった。
正面に大きく聳える山が見える。地図で確認したら杓子山で、この山頂からも富士山の眺めはすばらしいらしい。石割山からも正面に富士山が見えるはずなのだが、雲に隠れてまったく見えない。悔しい。この周辺の山は、富士山が見えなかったら、楽しさは半減してしまうのだ。
山頂で休んでいると、雲がとれてきて青空が広がってきた。本当に午後から雨なのかと疑ってしまう。



 石割神社経由で下山
赤土の滑りやすい道を下る


石割神社


東屋があった


すさまじく長い石段を下る


橋を渡って駐車場へ


下山を開始する。笹藪の間の細い道を下って行く。下るにつれて急になって、道にはロープがいたるところに下がっている。道はえぐれて、すごく荒れている。おまけに赤土でいかにも滑りやすそうだ。軍手をして、スリップに備えた。

急斜面をジグザグに下って行く。10分ほど下ったところには大きな岩が聳えたっていて、その下には平たい石がベンチのように置かれていた。
ここから少し下ると、行く手の林の中に神社が見えてきた。これが石割神社であった。
神社の境内に着くと、社の後ろには注連縄が張られた巨岩がそびえ立っているのが見えた。これが石割神社の語源にもなっているらしい。
神社の前に長いベンチとテーブルが置かれていて、ここで休憩しながら、社殿をみていたら、石割神社の説明板の前に「順路」という標識があるのを見つけた。
この標識の矢印に従って石段を上ると、巨岩に向かって登って行く。巨岩には大きな裂け目があって、この隙間を通れるようになっているのだ。すごく狭い隙間で、メタボは無理である。私はなんとか、体を横にして通り抜けた。
説明板によると、時計回りにこの隙間を三回通れば幸運が開けるのだという。私は一度で止めてしまった。
境内から下ると、すぐに巨木が聳えていた。桂の巨木で石割神社の御神木なのだ。
この先の道は林道のように広くなった。これをどんどん下って行くと、途中にはベンチが置かれている。樹林の間からは、石割山を振り返ることもできた。
神社から15分ほど下ったら、東屋がたつ広場に着いた。
この先がすごかった。東屋の広場からは長い石段の下りなのだ。石段の真ん中には手すりもつけられているのだが、急な階段がどこまでも続いている。東海自然歩道を平尾山に登ったときも階段で困ったが、この下りはその比ではない。膝をガクガクさせながら下って行くと、ようやく踊り場があって、そこにはベンチが置かれている。
踊り場で左折すると、その先も長い階段であった。この階段はさっきよりもさらに長い。神様許してください…と懺悔したくなるような急な長い階段であった。

ようやく下に赤い鳥居が見えてきて、終点が近づく。階段終点のすぐ手前には「石割神社参道石階段」の寄進碑がたっていた。うらめしく思った。
鳥居をくぐってようやく平坦地に着く。ほっとした。
橋を渡って、車道を横切ると、駐車場である。835分になっていた。


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