2010年春 関東登山 
ほったんじょうやま

標高 410m
城山登山口→25分→城山分岐→15分→城山→35分→葛城山分岐→40分→葛城山→50分→益山寺分岐→25分→発端丈山山頂→20分→益山寺→6分→益山寺分岐→50分→城山分岐→25分→城山登山口

発端丈山はまったく無名の山だと思う。東北に住んでる私が知るべくもないのだが、日本百低山として紹介されているのだ。私は小林泰彦の日本百低山が大好きで、近くに行く機会があたtら、必ず登ることにしているのだ。この山も期待に違わぬすばらしい山であった。
発端丈山山頂

 登山口から城山へ
岩がゴツゴツする道


石切場の岩壁


ロッククライミングルートがある


城山分岐にある休憩所


山頂直下の登り


城山山頂

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2010518

昨日はマクドで登山記録の入力をしていたら22時を過ぎてしまって、真っ暗な中、道の駅に着いた。マクドから近かったのだが。
今日は伊豆長岡の西に聳える発端丈山に登る。この山については、山と渓谷社の分県登山ガイドにもなくて、あまり有名でないのかとも思ってしまうのだが、小林泰彦の日本百低山で紹介されているのだ。すさまじい岩峰の城山から縦走を始めて、ロープウェイが通じている葛城山に寄り、そして発端丈山山頂を目指すのだ。発端丈山からは40分で三津浜に下ることができるのだが、車を城山の登山口に置くため引き返さなければいけない。交通機関を使うと三津浜からバスで沼津まで行き、沼津からJRで三島に行き、そこで伊豆急に乗り換えて…ということになってしまうのだ。しかたがないので、発端丈山から歩いて引き返すしかない。
道の駅から車を走らせて、城山の登山口に着いたのは620分。登山口にはイラストマップの案内板がたっていた。
登山道に入ると道には大きな石がゴロゴロしていて、すごく歩きにくい。竹林を過ぎると、目の前に石切場跡が現れ、真っ平らな巨大な岩壁がそそり立っていた。
檜の林を過ぎると道の左は崖で柵が設けてある。これを過ぎると、再び大きな岩がゴロゴロする涸れ沢のような荒れた道になった。この道が左にカーブするところにはロッククライミングルートの分岐があった。あの岩壁を登るルートがあるらしい。

さらに大きな岩がゴロゴロする道を急登すると再びロッククライミングルートの分岐があって、このあたりからは大岩壁を眺めることができた。すごい眺めだ。
石の道が終わると階段の急登で、行く手が明るくなるとテーブルとベンチが置かれた休憩場所に着いた。この先には緩やかな傾斜の草地の広場があった。草地から樹林に入って、一がんばりすると峠に着く。ベンチとテーブルがあって、その傍には小さなお地蔵様がたっていた。
峠を越えて直進すると発端丈山なのだが、その前に城山を往復する。あのすさまじい岩壁の上に立つのだ。
最初は照葉樹の中に階段が続いている。少し行くと道には露岩が多くなって、大きな岩の間を抜けたりする。ようやく山頂に着いたと思ったら、ここで左折して、いったん下るのだ。再び岩の多い道を登るとようやく山頂に着いた。
山頂は東が開けていて、すばらしい眺めである。方位盤も置かれていて、伊豆の万次郎山などが特定できる。最初気がつかなかったが、展望台の左には白い雪をいただいた富士山が聳えていた。私は富士山が大好きで、富士が見えるとうれしくなってしまうのだ。
山頂には鮮やかな茜色のツツジが満開ですばらしくきれいである。山名標識のそばに三角点と書いた標柱がたっている。探したが三角点は見つからない。撤去されてしまったのかとあきらめたら、大きな岩の上に四等三角点と書かれた円盤が埋め込まれていた。

富士山を長め眺めながら休憩した。幸せなひとときである。



 葛城山へ
林道手前の休憩所


葛城山が見えた


林道ヘアピンカーブに出た


かつらぎ山登り口


ロープの張られた階段を登る


葛城山山頂


峠には山頂から
10分ほどで帰ってきた。
峠からはほとんど平坦な稜線の道が続く。7分ほど行くと、道の右側に巨大な岩がいくつも並んでいた。これはいったいなんなのだと思ってしまった。
ここから少し行くとテーブルとベンチが置かれていて、その先に林道が通じていた。ここから林道を左に行くと、すぐに登山道の入り口があった。
樹林の中の稜線を歩いて行く。樹林が途切ると、行く手右にアンテナ塔が並ぶピークが見えた。これが葛城山山頂である。
道は山の左側を水平にトラバースして行く。ツツジがあちこちで満開ですごくきれいだ。
檜林に入ったら、「外山の観音様」という標識があって、馬頭観音がたっていた。
さらに檜の林を行くと「神島小富士」という標識があって、その矢印の方向を見ると、樹林の間に鋭い三角の山が見えた。
鬱蒼とした林の中を5分ほど行くと、峠のようなところに着いた。ここが葛城山との分岐だと思うのだが、山に上って行く道がない。違うのかと思って、指導標をよく見たら、葛城山へはここから一旦下るのだった。
こんなに下ってしまっていいのかと思うほどどんどん下ると、ヘアピンでカーブする林道に出た。すごく下ったと思ったが、峠からは5分しかたっていなかった。
葛城山へは林道を右に行くのだ。
簡易舗装された林道はほとんど平坦であった。林道の北側が開けて富士山がきれいに見えた。7分ほど歩くと、ようやく葛城山への登り口があった。
ここからは開けた草地の急斜面で、その中に階段の登山道が続いている。この道からは富士山を展望できる。うれしくなってしまう。
草の急斜面をジグザグに登って、やがて樹林の中に入る。ようやく尾根の上に登り着いたと思ったら、ここで左折して、さらに急な尾根の登りが待っていた。ロープが張ってある急登なのだが、すぐに傾斜は緩まった。鮮やかな緑の広葉樹林の中を登って行く。所々にツツジの群落が見られる。この時期は本当に花がきれいである。

こんどこそようやく山頂だと思ったら、電流の流れる柵があって、その奥は工事の真っ最中であった。地面が掘り返されていて、ショベルカーも置かれていた。
このあたりはもう山頂の一角で、工事中の遊歩道を歩いて行くと、ロープウェイ駅が見えてきた。
遊歩道は茶店のデッキを通って山頂広場に出る。さて、山頂は…と見回したら、神社があってその奥が小高くなっている。花壇の中の遊歩道を上ると、展望台のたつ山頂に着いた。山頂には源頼朝の銅像があって、その前には二等三角点があった。
ベンチで休憩する前に、まず展望台に登った。海岸線が弧を描いて続いていて、その右に白い雪をいただいた富士山。まるで絵を見るようだ。富士山の左に雪の峰の連なりが見える。南アルプスであった。
富士山を眺めながら、ゆっくりと休憩した。



 発端丈山山頂へ
ロープウェイ駅まで行ってみた


迂回路があった


益山寺分岐


発端丈山への登り


発端丈山山頂


山頂から反対側に下ると千体地蔵があって、そこから右に行くと金山城址の碑がある。といっても石碑ではなくて五輪塔だった。金網のフェンスにはたくさんの鍵がかけられていた。山頂の少し下を半周してロープウェイ駅の広場に戻った。

広いデッキがあって、真正面に富士山が見える。これを眺めるためにロープウェイが通じているのだ。
登ってきた道を引き返し、峠の分岐に戻ったのは935分、葛城山往復に1時間半もかかってしまった。
発端丈山に向かって歩いて行く。檜林の尾根道が続き、いつの間にか、山の右側を行くようになると迂回路という標識があった。直進方向はロープで閉鎖されている。迂回路はしっかりと踏み込まれていて、しかもあまり高巻くことなく、すぐに古い道と合流した。古い道はずっかり草木に覆われてしまって、とても通行できる状態ではなかった。わざわざ閉鎖する必要なんてないと思うのだが。
この先でもう一度迂回路があって、道が合流すると右から林道が上ってきた。この林道との合流点に益山寺分岐があった。このお寺は帰りに寄ることにして、まず山頂を目指す。
広葉樹の明るい緑の中を行く。すぐにピークについて、そこには三角点の標柱があった。ここが山頂かと思ったが、もちろん違っていた。三角点は四等三角点で、角柱の上に円盤がはめ込まれたものであった。

このピークで左折して、いったん下るのだが、鞍部からはすごい登りになった。急な階段道が続く。ガイドブックでは、このコース最大の登りとあるのだが、その通りだと思った。
ロープの下がる階段を登って、ツツジの花が咲くピークに着いた。山頂だと思ったがそうではなかった。ここから平坦な稜線を5分ほど歩いて、ようやく山頂であった。
山頂には大きな木がたっていて、その下に山名標識があった。

山頂からは富士山をきれいに眺めることができる。でも、樹木がジャマをして海はよく見えなかった。葛城山山頂からの眺めがが一番だったと思う。
山頂でのんびり休憩。休みながら、あたりを見回していたら、隅っこに四等三角点らしきものを見つけた。でも、その円盤には「地積図根三角点」と書いてあった。三角点にはいろんな種類があるのだ。



 来た道を引き返す
益山寺分岐


石段を下って境内へ


葛城山背面登山口


車に戻った


山頂を出発したのは
1035分、益山寺分岐には10分ほどで下って、そこからお寺に向かう。檜の植林の中を下って行くと、5分ほどで指導標のたつ尾根に着いた。ここで鋭角に左折すると下にお堂が見える。
坂を下ると神社があって、この正面の石段を下ると益山寺の境内に降り立つ。本堂の前には緑の苔に覆われた庭があって、そこに古い巨木がたっている。日本三大楓といわれる樹齢1300年の古木である。この古木に並んで真っ直ぐに聳える銀杏の木があった。上を見上げると気根がいくつも下がっているのが見えた。
この苔の庭を囲むように石仏が並んでいる。西国・板東・秩父・豆駿の観音像133体が並んでいるというのだが、数える気にはならなかった。本堂の前には直指流開祖の墓もあった。墓というよりは石碑なのだが…。直指流というのは江戸時代につくられた剣道の流派である。
満足して分岐に引き返した。
あとは登ってきた道を引き返すだけである。でも、この帰り道では腰から右足ににかけてがすごく痛くなって、足を引きずるように歩かなければいけなかった。登山旅行を続けれるか心配になった。
葛城山分岐を過ぎて少し行くと、「葛城山背面登山口」という指導標を見つけた。林道を歩いたりして遠回りしなくても、ここから直接葛城山に上ることができるらしい。でも、すごく険しい道らしい。
城山分岐に戻ったのは1152分、休むことなくそのまま下って、登山口に着いたのは1216分であった。疲れた。


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