関東百名山
ひるがだけ

標高 1848m
登山口→40分→鉄塔→30分→林道終点→1:50→日留賀嶽神社鳥居→1:30→日留賀岳山頂→50分→日留賀嶽神社鳥居→1:10→林道終点→30分→鉄塔→20分→登山口

日本山岳会の三百名山では男鹿山を選定しているのだが、そこへは日留賀岳からすさまじい藪こぎをしなければいけないのだ。私はこの日留賀岳で十分だと思っている。
登山道から日留賀岳

 登山口から日留賀嶽神社鳥居へ
小山さん宅の庭先を通って登山道へ


登山口の鳥居


日留賀嶽神社改築寄進碑


鉄塔の下に着く


紅葉の道をゆく


アスナロの森


日留賀嶽神社の鳥居

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20081013

塩原の道の駅から車を走らせ、塩原温泉街を抜けて行く。今日登る日留賀山の登山口は小山さんという個人のお宅の裏にあるのだ。田んぼの中の細い道を走って行くと駐車場があったので車を停めた。(でも、小山さんの家のすぐ横にも駐車場があったのだ)
お宅の庭先を通って行くと、縁側に登山名簿がだしてあったので記名した。
家の裏にまわりこむと鬱蒼とした樹林で、そこに立つ鳥居をくぐると日留賀岳への長い登山が始まる。
すぐに祠があったので、これに手を合わせて今日の登山の安全を祈った。
薄暗い杉林を行くと竹林があった。竹林はすぐに終わって自然林になったが、それでも薄暗い林が続く。登山道は林道のように広くて平坦で、5分ほど行くと指導標に従って左折する。いよいよ急な登りがはじまるのかと思ったら、やっぱり傾斜のない道が続く。
この頃、日が射すようになって自然林の緑が輝くようになった。指導標から7分ほど行ったところに石碑がたっていて、何かと思ったら「日留賀嶽神社改築寄進」と書かれていた。
この先は緩やかな登りになって、山の斜面を右に見ながら斜めに登って行く。すぐにターンして、今度は斜面を左にに登って行く。自然林の緑がきれいで快適に登っていったら、うすぐらい植林の中に入ってしまった。でもこれを抜けたら、すぐに送電線の鉄塔の下に着いた。
鉄塔をくぐると林道で、ここからは30分ほど林道を歩くのだ。紅葉が始まった山を見ながらのんびりと林道を歩いて行く。
林道終点に着くと、そこからは山道である。でも、入口に指導標はなかった。
山道に入っても、すぐに急な登りにはならない。どちらかというと下っているのではないか思える道が続くのだ。ブナのきれいな林を歩いて行くとまっすぐな檜のような林に入ったが、頭上は明るい。見上げるとこれはカラマツであった。
このあたりからけっこう急な登りになって、ようやく登山らしくなった。

この急な道を登ってゆくと、しだいに紅葉の林になった。これがすばらしくきれいなのだ。
日が当たって、紅葉が輝いている。急登の真っ最中なのだが、つい立ち止まって写真を撮ってしまう。何度も何度も立ち止まるので、ペースが乱れてしまって、逆に疲れてしまった。でも、せっかくのすばらしい紅葉なのだから、これを楽しまなくては登山のかいがないというものである。もう、今日は紅葉の撮影会だと自分に納得させて、写真を撮りながらのんびり登って行った。
それにしても、まわりのすべてが絵になる景色で、本当に困ってしまう。デジカメのおかげでフィルムを心配する必要がなくてよかった。
ようやく急な登りが終わると、紅葉の樹林も終わって、暗い杉林に入る。でも、よくも見たらこれは杉ではないのだ。幹が赤みがかっていて不思議な林である。ガイドブックにはアスナロの森と書かれている。明日はヒノキになろうというアスナロってこれなのかと、感じ入ってしまった。
これを過ぎると再び紅葉の林になって、白樺の白い木が目立つようになったら、鳥居が見えてきた。日留賀嶽神社の鳥居で、二つたっている。奥の方は木を3本で組み立てた粗末なものである。
もう
2時間半も歩いているので、ここで休憩することにした。日留賀岳は往復7時間20分もかかるので、焦ったらバテてしまう。きれいな紅葉を眺めながらパンをかじった。



 鳥居から山頂へ
鳥居からの道


小さな鳥居があった


日留賀岳が見えた


山頂への道


日留賀岳山頂


この先はほとんど平坦な道で、最初は緩やかに下って行くのだ。すばらしくきれいな紅葉が続いて、写真に夢中で登山道のことはあまりよく覚えていない。でも、いつのまにか急な登りになって、登るにつれて紅葉もまばらになったので、登りに専念する。

行く手に日留賀岳が見えるのだが、樹林に隠れて全体をすっきり見ることはできない。すごく急な登りが続くと、金属でできた小さな鳥居があった。ここから少し急登すると、ピークに着いた。ここが山頂と思ったのだが、そうではなかった。でも、ここでは展望が開けていて日留賀岳をきれいに見ることができた。山頂まではまだかなり遠い。
異様な形に曲がりくねった松林のピークを過ぎて、少し下る。
鞍部から笹の間を急登すると、ようやく山頂に着いた。
1145分であった。夫婦連れの登山者が休んでいた。
山頂にはすごく新しい石の祠がたっている。登山道入口でみた寄進碑はこれのことだったらしい。すぐそばに二等三角点があった。
山頂からは360度の展望で、近くの山々が紅葉に染まってすばらしくきれいだ。
北には林道が走る長い尾根があって、その奥に聳えるのが日本三百名山の男鹿岳らしい。でも、この山へ登るためにはすさまじい薮こぎをしなければいけなくて、私は登ろうとは思わない。男鹿山塊の山はこの日留賀岳で十分だと思うのだ。
山頂で休んでいたら、ヘルメットの登山者が笹藪を掻き分けて登ってきた。男鹿岳から来たのかと思ったら、沢を登ってきたのだという。ロープなどを装備した本格的な登山者である。この人としばらく話をしていた。
この人は先に下山して行って、山頂には私一人になった。ゆっくりと山頂で写真を撮って、それから下った。
帰りは日が雲に隠れてしまって、紅葉をきれいに撮影できないのだが、それでもたくさん写真を撮ってしまった。
林道歩きになってから、林道から登山道への入口がどうなってたっけと考えてしまった。標識はなかったはずである。困ったなと思いながら歩いていたら、送電線の鉄塔から林道に出たことを思い出した。これなら簡単である。歩いて行くと鉄塔が見えてきて、簡単に登山道に入ることができた。
あとは樹林の緩やかな道を走るように下って、登山口に戻ったのは1450分であった。


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