BACK 黒富士
2012年10月10日
今日は蛾ヶ岳に登る。カーナビに従って碑林公園をめざしたのだが、着いてみて驚いた。中国式の建物がたっていて、その庭園が造られている。これは何なのだ…と思ってしまった。
この駐車場に車を停めて、出発は7時少し前であった。
公園を突っ切ると登山口がある。でもそこに書いてあるのは「四尾連湖自然公園入口」であった。熊出没注意の標識もある。
登山道に入ると、道はすごく荒れていた。道には落ち葉が厚く積もっていて、ほとんど人は通らないようである。V字に深くえぐれた道を歩いて行く。
30分ほど行くと石龕があって、その前に注連縄が張られていた。中に石仏が収まっている。この道は古くからの生活道だったのだという。
四尾連湖との中間点に着いたのは8時20分、どちらへも3kmの道程になっていた。
ここから10分ほど行くと、分岐があって、左に急な階段が伸びている。これが仏岩への上り口であった。指導標には「展望台・烽火台」と書かれている。丸太を組んだ階段を上ると、すぐに広場に着いた。登り切ったところには、復元された烽火台があった。
私は「仏岩」というから、すごい岩塔が突き立っているものと思っていたのだが、平坦な広場があるだけである。しかも、展望台というのに樹林に囲まれていて、少しも展望はないのだ。広場の一郭に展望図があるのだが、そこから見ても樹林がじゃましているのだ。展望図がたてられた後、木が育ったのかもしれない。広場の少し下に東屋があるのだが、けっこう荒れていて、ここで休憩する気にはならない。烽火台の前で休んだ。ここから登山道には引き返さなければいけないのかと思っていたら、まっすぐ進んだところに下って行く道があった。ガイドブックに「仏岩には巻道もある」と書いてあったので、これを行ったら巻道に合流できるようだ。下って行くとちゃんと合流できた。
登山道を少しだけ行くと再び東屋があって、ここからは遠くの山を展望でき、霞んではいるが八ヶ岳連峰が見えた。
樹林の中をどんどん歩いて行く。ほとんど平坦な道が続く。行く手に立派な橋が見えてきた。これが地図にある桑沢橋らしい。ちゃんと遊歩道として整備されているのだ。橋の手前には石碑と石仏が置かれていた。
この近くに桑沢の石龕があるはずなので、注意しながら歩て行ったが結局見ることはできなかった。
土砂崩れがあったと思われる箇所を巻道で通過すると、そのすぐ先で登山道の整備工事がされていた。遊歩道の保全はちゃんと行われているのだ。
緑の林の中、平坦な道を歩いて行く。途中には石仏があって、けっこう雰囲気のある道である。
四尾連峠に着いたのは9時25分。ここは道が複雑に分岐している。道の略図があるのだが、かなりわかりにくい。矢印はいっぱい書いてあるのだが、その間の距離が無視されているので、すぐ近くに分岐があるのかと思ってしまうのだ。
ともかく、ここから四尾連湖に下って行けるのだが、遠そうなのでパス。
すぐそばに「野沢一」の文学碑があった。私は野沢一ってまったく知らないのだが…。
この峠には登山ポストも置かれていた。四尾連湖から登ってくるのが一般的らしい。
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