埼玉01 水源のみち
ぼうのおれやま

標高 969m
岩茸石山→8分→名坂峠→1:00→雨沢山→20分→黒山→30分→ゴンジリ峠→10分→棒ノ折山山頂→45分→奥茶屋→25分→上日向

棒ノ折山は棒ノ嶺とも呼ばれる奥多摩の山である。私は高水三山から長い縦走路をたどって山頂に立った。また、このコースは関東ふれあいの道のコースでもある。
棒ノ折山山頂

 岩茸石山から黒山へ
名坂峠


大きな岩を越えたりする


逆川ノ丸山頂


黒山山頂

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2010年6月3日

さて、岩茸石山から棒ノ折山までは長い長い稜線歩きをしなければいけない。
10分ほど休んで、記念写真を撮ってから早めに出発した。山頂からは急な下りである。樹木もあるが切り開かれていて、展望の開けた急斜面を下って行く。緑の雑木林を歩いて行くと、関東ふれあいの道のプレートがあった。終点の百軒茶屋までは5.4kmとなっていた。山頂から8分ほどで名坂峠に着いたが、この先は岩や木の根が張り出した険しい登りであった。棒ノ折山まではすごいアップダウンの連続なのだ。
私のガイドブックでは名坂峠から雨沢山まで1時間となっている。1時間も険しいアップダウンを繰り返すのかと思うと気持ちが落ち込んでくる。
名坂峠から45分ほどのところには柵が設けられた展望所があった。ここからは奥多摩の山々が見渡せ、下には小さく集落が見えた。
展望所から10分ほど行き、伐採された明るい斜面を登って指導標のたつピークに着いた。ここが雨沢山かと思ったが、山名の標識はなかった。指導標には黒山まで900mと書かれていた。
ここから雑木林を下ってから丸太の階段を上ってピークに着くと、そこに立つ指導標には「逆川ノ丸 841m」というプレートが打ち付けてあった。標高は雨沢山と同じなので、ここが雨沢山のようである。指導標によると次の黒山までは800m、もうすぐだと思って張り切って登って行く。
尾根は狭まってきて、いろんな樹相のなかアップダウンを繰り返す。ツツジも美しく咲いていた。
20
分ほどのアップダウンで黒山山頂に着いた。ここには三等三角点があった。
ここまで来たら、あとは最後に棒ノ折山を登ったらおしまいである。黒山からは1.2kmの距離であった。



 棒ノ折山から上日向へ下山
慰霊碑のプレート


権次入峠


棒ノ折山山頂


檜林を急下降する


奥茶屋まで降りてきた


黒山山頂で直角に左折し、緩やかな尾根を歩いて行く。途中、小沢峠の分岐があった。檜林を歩いて行くと大きな岩があって、そこにプレートがはめ込まれていた。「トレイルランナー高橋香ここに眠る」というレリーフであった。

このすぐ先に広場があって、関東ふれあいの道に案内板がたっていた。指導標には「権次入峠」と書かれていた。ゴンジリ峠と読むのだ。この峠からは、樹林の間に青い湖が見えた。名栗湖というダム湖である。
左に檜林、右に緑の雑木林という尾根を歩いて行くと、急な階段が立ちふさがった。これが棒ノ折山への最後の急登なのだ。階段登りはきついと思ったら、階段の横にしっかりした踏み跡があった。ほとんど登山道といっていい道で、これを登って行く。檜林の中を行くので、植生を気づかう必要はない。でも、この階段道は本当に長かった。
棒ノ折山山頂に着いたのは1315分であった。明るい広場で、東屋がたっていた。山頂の右が開けてして、すばらしい展望である。ここから見える山の名前が書いたパネルがたっていて、これで見える山の特定ができる。
あとはもう下るだけなので、長めの休憩をした。山名の書いたパネルと、見える山々と比較しているとあっという間に時間はたってしまった。
下山路は檜林をひたすら急下降する。すさまじい下りの連続であった。下って行くと、時々大きな岩がある。どんどん下って振り返ると、大きな岩が重なり合っていて、すごい岩場を下ってきたのだった。
いったん傾斜が緩まってほっとしたら、その先にまた急下降が続いていた。やがて道は階段になって、これをジグザグに下って行くと、下から沢の流れの音が聞こえてきた。どんどん下ると沢の流れまで降りてしまった。あとはこの流れに沿って行くのだ。

この沢に沿って「わさび田」があった。石垣で段々畑を作って、わさび田としているのだが、畑を保護するためにネットが張ってある。登山道はこのわさび田のネットに沿って続いているのだ。わさび田に引くだけあって、すばらしくきれいな水であった。
沢に沿って15分ほど下ったら、行く手に橋が見えてきた。手すりはないが、広くてりっぱな橋である。
この橋を渡って、石段を上ると車道であった。あとは車道を10分ほど歩いたら、車の前に着いた。


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