関東百名山
あらふねやま

標高1422m
内山峠→50分→鋏岩→25分→一杯清水→25分→艫岩展望台→25分→星尾峠分岐→10分→経塚山→10分→星尾峠分岐→25分→艫岩展望台→1:10→内山峠

荒船山のすごさはなんといっても艫岩の断崖絶壁で、この展望台から下を見下ろしたらさぞや爽快だろうと思ってしまうのだ。
荒船山の艫岩

 登山口から艫岩へ
内山峠


鋏岩修験道場跡


崩落地を高巻く


一杯清水


こんな標識があった


艫岩展望台

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2010817

今日は荒船山に登る。去年の秋にやってきたときは、台風で道が崩落したということで林道が閉鎖されていた。今回は無事、登山口の内山峠までくることができた。登山口の前には広い駐車場があって、車が2台停まっていた。
身仕度を終えて歩き始めようとしたら、登山道入り口には通行禁止の標識がたっていた。でも、よくみたら、一部崩落しているところがあるので、注意して歩けということであった。
登山口からはほとんど平坦な道が続く。今日は晴れのはずなのに、霧がかかっている。登山口から10分あまり歩いたところに新しい指導標がたっていて、山頂まで2.7kmと書いてあった。ちなみに内山峠からは600mであった。
この先、ちょっと急な登りがあって、さらに行くと左側に鎖の柵が張ってある。覗いたらすごいガケであった。道はけっこう狭い尾根で、左側はずっと断崖なのだ。
突然、鉄柵のむこうに急な階段が現われた。ロープも下がっているめちゃくちゃに急な丸太の階段である。いよいよ急登が始まるのかと覚悟してこれを登ったら、その先はやっぱり平坦な道であった。そして時々、左側に白い鉄柵が現われる。
山頂まで2.2kmの指導標を過ぎて15分ほど行くと、新しい木道の階段があった。道はしっかり整備されているのだ。
すぐに大岩壁がみえてきた。ここが鋏岩修験道場跡らしくて、岩壁の下が岩屋のようになっている。でも、標識はなかった。
ここから5分ほど行ったら崩落地があって、道はこれを高巻くのだ。虎縞のロープが張ってある。足下は滑りやすくてロープにすがってこれを越えた。これが登山口に表示してあった危険箇所なのだ。
20分ほど緩やかなアップダウンを続けて行くと「一杯水」に着いた。岩の間を水が流れ落ちていて、これを渡る橋がかかっている。水を飲むためには橋から降りなければいけないのだが、ちょっとした岩場になっていて、いかにも滑りそう近づくことはできない。水を飲むことはできなかった。
この先は急な登りになった。木の梯子やロープが下がる急斜面があって、やっと登山らしくなってきた。行く手が明るくなると、ようやく山頂台地の上に着く。樹林の平坦地が広がっていて、笹原のなかに登山道が続いている。
平坦になったすぐのところに古い看板があった。マツダランプの名前が入っていて、「みんなで楽しむハイキングコース」と書かれている。昭和
30年代のものかと思う。
笹の緑の絨毯が広がる林を歩いて行く。私は登り切ったところがすぐに艫岩展望台だと思っていたのだが、そうではなかった。
10分ほど歩いてゆるやかに下ると東屋が見えてきた。でも、これは避難小屋なのだ。このすぐ左が艫岩展望台であった。
林から抜出すと露岩の広場で、すばらしい展望が広がっている。すぐ下は断崖絶壁なのだが、ここには柵が設けられていないのだ。方位盤も置かれているので見ると、ここからは北アルプスも展望できりのだった。でも、今日は遠くは雲で、山々の展望はできないのだ。残念だ。断崖の下には国道が曲がりくねって走っている。
景色を眺めながら休憩した。



 艫岩から経塚山へ
避難小屋の右を行く


天皇朝修武之地碑の分岐


星尾峠分岐


経塚山山頂


小屋の前に戻って、経塚山をめざす。経塚山というのが荒船山の山頂なのだ。すぐに相沢。三ツ瀬の分岐があった。三ツ瀬の方向は断崖絶壁なのだが、下ることができるのかと不思議に思った。

緩やかな下りになったら、小さな流れを渡った。こんな山の上にどうして水が流れているんだと思う。
流れを渡って5分ほど行くと、樹林から抜出して明るい笹原に出る。そこに石碑の案内があった。昭和初期に地元の人によってたてられたのだという。笹藪の中に細い道が続いている。笹をかき分けて行くと、すぐに石碑の前に着いた。細長い石に「皇朝最古修武之地」と刻まれていた。
登山道に戻って少し行くと、注連縄が張ってあって、石の祠があった。この山は信仰の山なのだ。
この先も平坦な道が続く。林の下は一面の笹原で、その笹は鮮やかな緑である。クマザサのような猛々しさはなくて、すごく優しい感じなのだ。
道に木の根が張り出すようになって、5分ほど行くと、経塚山の分岐に着いた。直進すると荒船不動尊に下るのだが、経塚山へはここで左折するのだ。ここには朽ちかけたすごく古い指導標もたっていた。
すぐに急な登りになったが、10分ほどで石の祠がたつ山頂に着いた。樹林のなかで、まったく展望はない。山頂には二等三角点があった。
景色も見えないので、記念写真を撮って、早々に下山した。あとは登ってきた道を引き返すだけである。
登山口に戻ったのは11時を少し過ぎた頃であった。

今日は早く下山できたので、温泉でのんびりしたい…、と思いながら車を走らせたが適当な温泉がなかった。でも、コインランドリーを見つけたので、たまっていた汚れ物の洗濯をした。夏の暑い時期の登山は、汗ですぐに臭くなってしまうのだ。全部、洗濯して、衣類はすべてきれいになった。


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