BACK 浅間山
2010年8月17日
今日は荒船山に登る。去年の秋にやってきたときは、台風で道が崩落したということで林道が閉鎖されていた。今回は無事、登山口の内山峠までくることができた。登山口の前には広い駐車場があって、車が2台停まっていた。
身仕度を終えて歩き始めようとしたら、登山道入り口には通行禁止の標識がたっていた。でも、よくみたら、一部崩落しているところがあるので、注意して歩けということであった。
登山口からはほとんど平坦な道が続く。今日は晴れのはずなのに、霧がかかっている。登山口から10分あまり歩いたところに新しい指導標がたっていて、山頂まで2.7kmと書いてあった。ちなみに内山峠からは600mであった。
この先、ちょっと急な登りがあって、さらに行くと左側に鎖の柵が張ってある。覗いたらすごいガケであった。道はけっこう狭い尾根で、左側はずっと断崖なのだ。
突然、鉄柵のむこうに急な階段が現われた。ロープも下がっているめちゃくちゃに急な丸太の階段である。いよいよ急登が始まるのかと覚悟してこれを登ったら、その先はやっぱり平坦な道であった。そして時々、左側に白い鉄柵が現われる。
山頂まで2.2kmの指導標を過ぎて15分ほど行くと、新しい木道の階段があった。道はしっかり整備されているのだ。
すぐに大岩壁がみえてきた。ここが鋏岩修験道場跡らしくて、岩壁の下が岩屋のようになっている。でも、標識はなかった。
ここから5分ほど行ったら崩落地があって、道はこれを高巻くのだ。虎縞のロープが張ってある。足下は滑りやすくてロープにすがってこれを越えた。これが登山口に表示してあった危険箇所なのだ。
20分ほど緩やかなアップダウンを続けて行くと「一杯水」に着いた。岩の間を水が流れ落ちていて、これを渡る橋がかかっている。水を飲むためには橋から降りなければいけないのだが、ちょっとした岩場になっていて、いかにも滑りそう近づくことはできない。水を飲むことはできなかった。
この先は急な登りになった。木の梯子やロープが下がる急斜面があって、やっと登山らしくなってきた。行く手が明るくなると、ようやく山頂台地の上に着く。樹林の平坦地が広がっていて、笹原のなかに登山道が続いている。
平坦になったすぐのところに古い看板があった。マツダランプの名前が入っていて、「みんなで楽しむハイキングコース」と書かれている。昭和30年代のものかと思う。
笹の緑の絨毯が広がる林を歩いて行く。私は登り切ったところがすぐに艫岩展望台だと思っていたのだが、そうではなかった。10分ほど歩いてゆるやかに下ると東屋が見えてきた。でも、これは避難小屋なのだ。このすぐ左が艫岩展望台であった。
林から抜出すと露岩の広場で、すばらしい展望が広がっている。すぐ下は断崖絶壁なのだが、ここには柵が設けられていないのだ。方位盤も置かれているので見ると、ここからは北アルプスも展望できりのだった。でも、今日は遠くは雲で、山々の展望はできないのだ。残念だ。断崖の下には国道が曲がりくねって走っている。
景色を眺めながら休憩した。
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