よいちだけ

標高 1488m
キロロリゾート→1:00→登山口→1:30→見晴台→1:10→余市岳山頂→55分→見晴台→1:10→登山口→1:00→キロロリゾート

去年登ったときは快晴ですばらしい展望だったのだが、今回は霧の中であった。それに去年は通れた林道が今年はゲートに鍵がかかって、5kmほど余分に歩かなければいけなかった。
余市岳山頂

BACK 目国内岳・雷電山


2006年7
24

今日は余市岳に登る。往復3時間半なので、ラクな山である。早く下山できたら温泉にでもいってのんびりしようと思う。
登山口にはキロロリゾートという大規模な観光施設があって、りっぱなホテルが立ち並んでいるのだ。広い駐車場がいくつもあって、昨夜はその中に車を停めて寝た。

朝、車を登山口に向けて走らせると、驚いたことにゲートが閉まっていた。去年はこの道は通じていたのに。
でも閉まっているのはどうしようもない、歩くしかないのだ。カーナビでは登山口まで6kmほどである。片道1時間半、往復で3時間を余分にみなければいけなくなった。3時間半のラクな登山のはずが6時間半の登山になってしまった。
5時半に歩き始めた。林道を延々と歩いて行く。去年はこの道を車で走れたと思うと、めちゃくちゃに無駄なことをしているような気がする。
登山口のあるスキー場のゲレンデに着いたのは6時半、林道歩きは1時間で終わった。よかった。
この登山口で少し休憩し、気合を入れなおして歩き始めた。山には雲がかかっていて、余市岳は影も形もみえない。
登山道は余市川を右に見て、樹林の中を登ってゆくのだ。10分ほどで沢に下って、この余市川の源流の沢を渡る。飛び石で渡ることができて、靴を濡らすことはない。
樹林の中を緩やかに登ってゆく。道はだんだん急になって、急な尾根道になる。これはけっこうきつい登りである。
道が緩やかになると笹ヤブの間の広い道になる。稜線は近い。
それでもゆるやかなアップダウンが続いて、見晴台に着いたのは8時であった。霧の中でなにも見えないのが残念である。去年きたときはすばらしい天気だったのだが。
見晴台からゆるやかに下ると分岐がある。定山渓の白井二股から登ってくる道なのだ。白井二股からだとここまで4時間40分もかかるのだ。私がきたルートは林道歩きで1時間よけいにかかってしまったが、それでもラクなコースといえる。
霧の中を登ってゆく。石がゴロゴロする溝の中の道になって、これを登ると樹林から抜け出て低い這い松の中の道になる。
緩やかに登ってゆくと台地の上に出て、大きなケルンが見えてくる。その横には仏像が置かれている。赤く錆び付いてしまった鉄製の観音像で、そのお顔が端正で私には好みの仏像である。写真を何枚も撮ってしまった。
ここが山頂のように思ってしまうのだが、実は山頂はここからさらに
300mほど、這い松の中を行かなければいけないのだ。
お花畑の中を行くが、最後は這い松の藪こぎになった。短い区間であったが、今日の登山の一番の難所に思えた。
這い松をくぐりぬけたところが山頂である。95分であった。
山頂は平坦で広い。周囲は這い松の絨毯である。
15分ほどいて、引き返した。
見晴台が10時、登山口が1055分、車の前に戻ったのは1150分であった。
長い林道歩きと霧の中の登山で、報われたのは山頂の肩にたっていた鉄の観音像だけであった。
疲れた。


NEXT 北戸蔦別岳

BACK 私の北海道の山百選

キロロリゾートに車を停めた


林道終点


沢の流れを渡る


尾根に向かって急登する


見晴台


ケルン・観音像のある肩


山頂にて







総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介













SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送