BACK 銭函天狗岳
2005年6月8日
昨日はこばやし峠の駐車帯に車を停めて寝た。
今日登ろうとしている「砥石山」は札幌の近くの山で、標高は826mである。これなら雪はないだろうと思って選んだ山である。
こばやし峠は車がひっきりなしに通る国道沿いにある。
登山口はこの峠にあって、5時50分に歩き始めた。まず階段を登る。ここからは急な斜面を登って尾根に登りつくのだ。尾根に着くと傾斜はゆるやかになって、気持ちのいい新緑の中の道を行く。
登山口から1時間弱歩くと「T4分岐」である。これは「中の沢コース」の合流点で、砥石山への登山は「中の沢コース」のほうが一般的らしい。
このT4分岐からはゆるやかにアップダウンを繰り返して登って行く。緑の中の道は気持ちがいい。途中雪が残っているのもみた。本当に今年は雪が多くて、例年より雪解けが3週間は遅れているらしいのだ。
分岐から30分ほど行くと、三角山への登り口があった。道は分岐していて、左は三角山の巻き道、右が山頂への道だ。もちろん、私は山頂を目指す。
三角山山頂までは5分もかからなかった。山頂には狭い広場があって、その片隅に簡単な標識があった。ガイドブックには展望がいいと書かれているのだが、樹林の中で何も見えなかった。急降下して巻き道と合流する。
樹林のなかの尾根道を行く。行く手にピークが見える。
左手の展望が開けて、樽前山が見えた。札幌からは支笏湖が近いのだ。
小さなピークを2つほど越して、ようやく山頂に着く。7時45分であった。山頂は樹木に囲まれているが、展望は開けている。
間近に白い雪をいただいた空沼・札幌岳が見えた。真っ白で、これでは登れそうにない。計画を変更しなければいけないようだ。定山渓天狗岳と神威山もみえる。これは雪がないのだが、鋭く切り立った岩峰の山である。その向こうに余市岳も見える。これは完璧に真っ白であった。これも当分登れそうもない。
札幌の市街はすぐ真下に見ることができる。午後の登山は止めてしまって、札幌市街の観光をしてしまおうかと思ったが、私は登山にやってきたのだと思い直す。
山頂からは、登ってきた道を引き返した。下りは快適で、新緑の樹林の中をどんどん行く。三角山はもちろん、巻き道を通ってしまった。
登山口に戻ったのは、9時25分である。
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登山道入り口
T4分岐
三角山分岐
三角山山頂
砥石山山頂 |