たるまえさん1041m

ふっぷしだけ1102m
今回の北海道登山旅行で最初に登った山である。
以前一度登っているのだが、そのときは天気が悪くて何も見えなかった。今回は快晴、すばらしい山だった。
樽前山溶岩ドーム

1992年10月の登山記録
BACK 仙台から苫小牧へ

2004 71

苫小牧には1040分頃に着いたのだが、車がフェリーから出たのは11時を過ぎていた。
苫小牧から一番近い山、樽前山を目指す。
船の中ではろくな食事をしてなかったので、コンビニを見つけて弁当を買った。
今日はすばらしい天気だ。
カーナビにしたがって登山口に向かう。
もうすぐというところで車を停められた。路端に列を成して車が停まっている。考えてみたら今日は日曜日だ。登山者が多いのだ。
車が係員に止められたのは、片側を違法駐車が占めていて、すれ違いができないらしいのだ。そしてこの整備をしている人はボランティアでやっているのだそうだ。私が車を止められたところは登山口前駐車場の500m手前である。登山者の多さを感じてしまう。

出発できたのは1時であった。
少しだけ樹林の中を歩くと、すぐに展望の開けた道になる。
眼下には支笏湖が大きく広がっていた。。
樽前山には前に一度登ったことがあるのだが、その時は霧で何も見えなかった。今日は本当に快晴で、支笏湖が青い。
登山道は火山性の砂礫で、その斜面を斜めに登って行く。
登山口から45分で外輪山の稜線に着いた。ここから山頂は近い。
この稜線からは火口の真ん中に聳える溶岩ドームがよく見える。前回の登山ではまったく見ることができなかったものだ。
こうして快晴のときに登ると、樽前山は本当にいい山だと思ってしまう。
樽前山の山頂に立つ。この前登った岩手山のように、外輪山の中で一番高いところを山頂としているのだ。でも、溶岩ドームの方が高いと思うのだ。樽前山は今も噴煙をあげている活火山で、もちろん溶岩ドームには立ち入り禁止だ。
山頂にはアブのような虫がいっぱい飛んでいて、早々に退散。
山頂から一段下がったところで休憩した。
行く手に樹木に覆われた山が聳えている。これが風不死山である。私はこれから、この山にも登ろうと思っている。
風不死岳に向かって下山開始。鞍部に下ってくると「東山」の指導標があった。樽前山は、山頂としているのが西山なのだが、外輪山の反対側にもめだったピークがあって、これが東山なのだ。これも本当は登っておきたかったのだが。
行く手に三角形の山が見える。932m峰という名前になっている。
ともかくその山頂を目指す。目の前に風不死岳が迫ってくる。ここから風不死岳を見ると、山頂に3つほどのピークがあって、ちょっと複雑な地形のようだ。
振り返って樽前山を見ると、外輪山がお皿のように横に広がって、その真ん中にぼた餅のような黒い溶岩ドームが乗っかっている。すばらしい景色だ。
932m峰の山頂から展望を楽しんで、そして風不死岳に向かおうとしたら、…道がない。
あわてて地図を見たら、風不死岳には932m峰の途中からトラバースする道を行かなければいけなかったのだ。すこし引き返す。
風不死岳への指導標があった。
樹林の中の道を行くと登山口の看板が立っていた。
樹林の中を急登する。
ようやく傾斜がなくなって、山頂かと思ったらそうではなかった。さらに向こうに高い山が見える。あそこまで行かなければいけないらしい。樹林の中を行き、ようやく山頂に立つ。山頂からは樽前山がすごい。支笏湖も眼下に見えた。すばらしい展望だ。
時間は4時半になっている。早く引き返さなければいけない。
来た道を戻って932m峰の分岐に着く。ここから直接登山口に向かう。
登山道が山襞に曲がりくねってつづいているのがよく見える。なんかずいぶん歩かなければいけない…、見えすぎるというのも困ったものだ。
登山口に戻ってきたのは6時過ぎであった。
さすがに、駐車している車はほとんどなかった。

今夜は支笏湖湖畔のモーラップキャンプ場にテントを張るつもりだ。
その前に買い出しと思って支笏湖温泉に向かったが、お土産屋さんしかなくて引き返した。せっかく北海道上陸の第一夜なのに、酒・焼き肉なしの寂しい夜になってしまった。


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登山口


すぐに展望が開ける、支笏湖


こんな登山道を行く


稜線に出ると溶岩ドームが見えた


樽前山山頂


山頂を後に風不死岳に向かう


行く手に風不死岳


風不死岳登山口


風不死岳山頂





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