さっぽろだけ

標高 1293m
山頂kらの展望はすばらしかった。でも、下山して驚いた。
車上荒らしにあって、大事なパソコンが盗まれて、登山記録と写真がなくなってしまった。
札幌岳山頂

BACK 羊蹄山

羊蹄山に登ったあと、6月26日にイワオヌプリ・チセムプリ・目国内岳、27日に雷電山、28日に積丹岳・塩谷丸山、29日に余市岳・夕日岳、30日に無意根山・朝日岳に登った。ところが、この札幌岳登山の間に車上荒しにあって、そのデータの入ったパソコンを盗まれてしまった。しかたがないので、この5日間の記録はとばして札幌岳ということにするしかない。

2005年7月1日

定山渓温泉の郊外に、札幌開発局がつくった立派な駐車場があって、ここに連泊している。
ここから札幌岳の登山口までは、近い。
登山口駐車場には550分に着いた。駐車場の入り口には、登山届けのための小さな小屋が建っている。駐車場の奥が登山道入り口なのだが、その入り口にはまったく標識がなかった。登山道は続いているのだが、ちょっと心配になってしまう。
登山道は沢に沿った道で、深い樹林の中の平坦な道を行く。この沢が「冷水沢」で、私が今日たどろうとしている道は「冷水コース」というのだ。すぐに路傍に石仏が置かれているのを見た。北海道の山で石仏を見るのは珍しい。
深い樹林の中の道が続くが、ガイドブックには「台風高原」という記載がある。昭和29年の洞爺丸台風で、このあたりの大木がほとんどなぎ倒されたらしい。私は青森の生まれだから洞爺丸という青函連絡船が津軽海峡で沈んだというのはよく知っている。そのときの台風かと、感慨深いものがあったが、そんな目だった倒木帯はなかった。そうだよなぁ、もう50年も経っているんだから。でも、捕獲的新しい倒木をいくつかみた。多分、去年の台風で、北海道はかなりの被害を受けているから、そのときのものだろう。
歩き始めて40分くらいで、林道を横切った。私のガイドブックの地図にはない道である。
沢の流れの両岸が狭まってきて、何度か沢を渡る。
冷水小屋に着いたのは75分である。小屋の中をのぞいてみたかったが、扉には準備中の張り紙があって、鍵がかかっていた。
ここまで登山道を歩いて来て困ったことは、蚊が異常に多いことである。登山口からずうっと蚊の大群に囲まれて歩いてきた。虫除けスプレーも腕や顔にかけたのだが、あまり効果がない。ともかく立ち止まると蚊の攻撃を受けるので、休むこともできない。困ってしまう。殺虫剤も持ってきているので、これを大量にスプレーしてしまった。虫さん、ごめんなさい。
小屋からは、今までとうって変わって、すさまじく急な登りになった。これを20分ほど、あえぎながら登ると、ようやく傾斜が緩やかになる。展望が開けて、無意根山や空沼岳を展望することができた。
笹とダケカンバの道を緩やかに登って行く。道が平らになったら、ぬかるみが続くようになった。傾斜がふたたび急になって、岩のまじった道を登って行く。
這い松に出ると山頂が近いとガイドブックに書かれているのだが、這い松帯になかなか出ない。急に展望が開けたら、もう山頂はすぐそこであった。810分であった。
今日の天気は、青空が広がっているわけではないのだが、高曇りで展望は開けている。
羊蹄山がきれいに見えて、その左には尻別岳も見えた。羊蹄山の右には雪をいただいた平らな山が見える。昨日登った無意根岳だ。さすがに「札幌」岳というだけあって、札幌市街も展望することができる。きれいである。
休憩しながら、帰りにそなえて虫除けスプレーを体中にかけまくった。
登ってきた道を引き返して、登山口に着いたのは10時少し前であった。

とんでもないことが起きていた。車の中に置いていたパソコンがないのだ。探しまくったが、どうしてもない。パソコンと一緒に、充電器も消えていた。
車上荒らしにあったのだ。こんなことってあるのだ。
私の持っているパソコンは、Window95で動いているものすごく古いもので、パソコンに少し詳しい人だったら、これを売り払っても二束三文だというのがわかるはずなのだ。
だから、このパソコン自体が盗まれたのは惜しくはないのだが、このパソコンに入れておいたデータがもったいない。この登山旅行で移したデジタル写真は、下山するたびにこのパソコンに移してきたのだ。もちろん、データをパソコンにうつしたら、メモリーカードはクリアしてしまう。それから、登山記録は、印象が薄れないその日の夜のうちに、すべてパソコンに入力してきたのだ。
ただ、ラッキーなことに写真は63日から25日までの分だけ、546Mメモリーカードにバックアップしてあった。完全に失われたのは626日から30日までの5日分である。
この5日間に登った山は、イワオヌプリ・チセヌプリ・目国内岳・雷電山・積丹岳・塩谷丸山・余市岳・夕日岳・無意根岳・朝日岳の10座である。これらの山についてはホームページをつくることはできない。来年また登るしかないのか…。
登山記録は、思い出して復元するしかないのだが、30の山について記憶をたどるのは大変なことである。これだけの山を一気に登っていると、記憶がゴチャゴチャになってしまっている。大変な作業になりそうである。
携帯で警察に電話をして、定山渓温泉の市街にある警察派出所に行った。盗難届けを出して、現場検証のためにもう一度、登山口に戻り、すべての手続きが終わったのは12時近かった。


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札幌開発局の広い駐車場


登山口の登山届け所


石仏があった


最近の倒木も多い


林道を横切る


冷水小屋


古い指導標


大きな石がゴロゴロする道を登る


札幌岳山頂


山頂から羊蹄山






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