さんどうざん

標高 1009m
奥多摩にも三頭山とい山があるのだが、これは北海道の山である。この山に登ったときは、なぜか熊が出そうな気がして出発するのに気が重かった。
三頭山

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2004
710

札幌の明日の天気は雨である。仕方がないので明日は札幌の観光にあてることにして、札幌の森林公園内にある開拓記念館を見学しようと思っている。とりあえず森林公園に車を走らせ、さて、今日はどこで寝ようかと悩んでいたら、温泉を見つけてしまった。
ここで時間をつぶすことにして、2時間ねばった。
それからマクドに行って、今日までの登山記録をパソコンに打ち込んだ。
その傍らで天気予報を調べたら、札幌は雨だが留萌は午後から晴れることがわかった。
それなら明日、山に登れるではないか。ピッシリ山に登ることにして、急遽、札幌を出ることにした。

7月11日

札幌から三頭山の登山口はめちゃくちゃに遠い。岩見沢、美唄と抜けて行くのだが、途中どうにも眠くて、道の駅を見つけて、そこで仮眠をした。
朝、3時頃に目を覚まして発進。
北海道のこの頃の夜明けは早くて、3時半頃には空が明るくなり始める。
天気はあまり良くない。どんよりとした厚い雲が覆っていて、時々フロントグラスに雨がかかる。札幌は雨なのに、本当にこっちは晴れてくれるのか心配になってきた。
新十津川を通過し、北竜町を通過して国道275号線を行く。
カーナビで設定したところに、確かに登山口があった。大きな柱が立っていて、ピッシリ山登山口と書かれている。この林道に入って、少し行くと再び案内があり、右の道に入る。ここからがすごい道になった。すさまじい勾配なのだ。
パジェロミニを買って、初めて四輪駆動の機能を使うことになった。
砂利道の急勾配で、どうやってもタイヤが空転して登っていかなかったのだが、四駆に切り替えたらラクに登れた。四駆はすばらしい。
アップダウンの激しい道をどんどん行くと、一つのピークで行き止まりになる。
ここが今日の登山口である。時間は7時を過ぎている。
天気は曇っていて、風も吹いている。なんか気持が重たくて、登山に出発するのがおっくうである。天気予報では午後から回復してくるらしいので、ここでゆっくり朝食をとって時間をつぶすことにした。
9時頃、4人のパーティがやってきた。
札幌の人で政和登山口から登ってきたらしい。
彼らが行った後で、私も登山の準備を始めた。
雨で道が濡れていて、なんかいかにも熊が出そうな雰囲気である。
でも、私の前を4人歩いていると思うと心強い。
樹林の中の道を行く。展望のきかない、ほとんど傾斜のない道で、これなら楽だと思いながら「見晴台」に着いた。
ここからは、三頭山が見えるはずなのだが、雲が山頂部を覆っている。午後から晴れるという予報を信じてやってきたのだが、今日もだめなのかと諦めムードが濃くなってきた。それでも、空は何かしら明るくなってきたような気がする。
傾斜がきつくなくてラクだと思いながら歩いていたが、急にすごい登りになった。ジグザグに急な道を登って行く。
たどり着いたところには指導標があって、そこには「一頭山」と書かれていた。「三頭」のミスプリかと思ったのだが、そうではなくて、三頭山というのは本当に三つのピークがあるのだ。最初のピークが一頭山というわけである。
ここからは、稜線歩きになる。
行く手に大きなピークが見える。これが「二頭山」。
これを過ぎると山頂「三頭山」である。
この頃になると、山頂の雲が取れて、展望がきくようになっていた。但し、風はものすごく強い。
でも、山頂で晴れているというのは、やっぱりうれしい。
山頂には登山口であったパーティが休憩していた。
雲が取れているものの、山頂からながめて、すごいという景色はない。
仕方がないので、先着していたパーティよりも先に下山を始めた。
来た道を引き返して、登山口に帰ってきたのは12時半であった。

車で国道に出るまでがちょっと恐かった。登って来るときはそうでもなかったのだが、下りになるとその勾配のすごさにビビッてしまう。なにかしら、間っ逆さまに落ちて行くという感じなのだ。よくこんな道を登ってきたものだと思う。四駆の力はすごい。
国道に出て、少し行くと温泉があった。本当に新しいきれいな施設で、ここでのんびりお湯に浸かることにした。
風呂から出てきたら、さっきのパーティと会った。彼らはここから歩き始めたのだから、偉い。私は軟弱である。

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ここが登山口。丸山分岐、五合目である。


馬の背、六合目。頂上まで2.7km


深山オンコ、七合目、頂上まで1.8km


八合目手前の反射板


ようやく稜線に出る


これが最初のピーク「一頭山」、山頂まで0.5km


一頭山を振り返る


2つ目のピーク「二頭山」に向かう


山頂三角点





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