おきりかわやま

標高 802m
登山口→40分→剣山→40分→分岐点→40分→無名山→30分→沖里河山→2分→林道終点広場→1:00→登山口

この山には山頂直下まで林道が通じているのだが、剣山・無名山・沖里河山と縦走すると楽しい登山になる。山頂からは石狩の流れと十勝・大雪連山のすばらしい展望が広がっているのだが、私が登ったときは雲で何も見えなかった。
沖里河山

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2007年6月28

明日登る予定の沖里河山は深川市の近くに聳える山で、芦別からは近いと思っていたが40kmほど走らなければいけなかった。車を走らせて行くと深川の近くの峠にトイレつきの駐車場があったのでここで泊まることにした。ここからは深川の市街が一望できる。
まだ、5時前で薄日が射している。せっかくなので、今日の登山で濡れた衣類を乾かすことにした。車の窓にハンガーを下げて、雨具・シャツ・ズボンをぶら下げた。まるでホームレスみたいだ。ホームレスのことを路上生活者というのだが、私は車上生活者なのだ。


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携帯で天気予報を確認したら、今日から3日間は天気がよくないのだそうだ。今日の登山はあきらめるしかないかと思っていたが、朝、雨は降っていない。今日の山は往復4時間ほどなので、雨になる前に登山を終えてしまうことにした。
峠の駐車場を5時半ころに発車して、鶴の湯に向かって走って行く。温泉の少し手前に登山口の標識を見つけた。その前に駐車スペースがあったので、ここに車を停めて身支度を整える。
すぐに急な登りになって、樹林の中の登りが続く。登山道には「音江連山登山コース」という標識がたてられている。縦走コースから少し外れたところに音江山はあるのだが、この山への登山道は廃道になってしまっていて登ることはできないのだ。どうして音江連山なのかよくわからない。
急な斜面を登りきってT字路のようなところに出ると、そこが剣山であった。登山道はここで直角に右折するのだが、まったく山頂という感じではない。このT字路の向こうにはさらに高いピークが見えて、これが剣山ではないかと思うのだが、そこに向かう道はないのだ。このT字路が剣山山頂ということになっているが、たんなる分岐点みたいなものである。
ここからは少しの間、平坦な道を行く。白樺などのきれいな樹林の中を真っ直ぐに道は続いていて、歩いていて気持ちのいい道である。
傾斜が増して緩やかなアップダウンを繰り返す。樹林の中を登り続けて30分ほどで音江山分岐に着いた。ここには指導標がたっていて、音江山の方向も示した表示があるのだが、それは切り取られていた。音江山への道は途中で消えてしまうので、こうした措置をとっているのだろう。
この分岐からは行く手に大きなピークが見える。あれが沖里河山なのだろうかと地図を確認すると、どうも無名山のようである。名前のない山だから「無名山」なのだろうが、北海道には立派な山なのに名前がないということが多いのだ。本州では考えられないことである。この無名山の左に続く稜線に頭をもたげるピークがあるので、これが目指す沖里河山のようである。山は少し霞んで見えて、今にも雨が降りそうな感じである。
分岐からは一旦、下る。行く手に聳える無名山が大きい。
鞍部から登り返して傾斜が緩やかになったので、もう山頂かと思ったらそうではなくて、平坦な尾根を少し歩いてから再び急な道を登る。途中にはロープが下がっているとこもあった。笹の間を広く切り開いた道を登りきると、無名山山頂に着く。大きな山名標識がたっていた。ここからは大雪山を展望できるということなのだが、今日は雨がふりそうな天気なので、遠くの山はまったく見えない。残念だ。
無名山山頂には、沖里河山に向かう道の他に細い道が笹薮の中につけられていた。これがイルムケップ山への道のようなのだが、指導標はなかった。
山頂から緩やかに下って沖里河山に向かう。
尾根の道はまず右に向かって行き、眺められる沖里河山とは違う方向に行くので焦ってしまったが、そのうち左にカーブして山頂に向かうようになった。尾根の樹林もけっこうきれいで歩いていて楽しい。
最後に樹林の中を急登すると、山頂に着く。山頂は驚いたことに木組みされた展望テラスになっていて、双眼鏡まで設置されていた。観光地によくある100円入れて覗くやつなのだが、ここの双眼鏡は無料であった。深川市外を眺めることができた。でも大雪山などの遠くの山は雲で見えない。残念だ。
雲がどんよりした感じになってきたので、雨が降る前にと急いで山頂を後にした。山頂からは木の階段を下る。すぐに林道終点の広場に着く。ここからの登り口には登山ポストと、新しい神社の祠がたっていた。
さて、あとは林道を下るだけである。この未舗装の林道はイルムケップスカイラインというのだ。名前からは快適な舗装道を想像してしまうのだが、かなりダート道である。
林道を歩いて行くと5分ほどで分岐があって、左の道が鶴の湯への道である。この道を行く。
このスカイラインという林道を
45分ほど歩いて、ようやく広い道にでた。すぐ左には鶴の湯の建物が見えたが立ち寄ることはせずに、そのまま下って行くと、すぐに車の前に着いた。
この頃には空が明るくなって、とても雨が降る気配はなくなっていた。

明日は音威子府山に登るつもりである。カーナビをセットしたら、道は旭川市を通る。せっかくなので、旭川を観光することにした。


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登山口


きれいな樹林の中を行く


剣山の分岐


登山道の標識


音江山分岐


無名山への道


無名山山頂


山頂直下のロープ


沖里河山山頂


林道終点広場の祠


イルムケップスカイライン入口





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