めむろだけ

標高 1753m
芽室岳には釧路に住んでいたときに一度登っているのだが、西峰に登っていなかったのでもう一度登ることにした。
山頂からは日高山脈がすばらしかった。
西峰山頂から芽室岳

BACK 神居尻山


2005年617

今日は天気もよくて、黄金山と神居尻山2つの山を楽しむことができた。まだ2時前なのだが、これからかなり長距離を走らなければいけない。
新十津川を過ぎて、芦別を通る。芦別からは富良野を抜けて行く。明日はオプタテシケ山に登りたいと思っていたのだが、役場に電話をかけて訊いてみたら、まだかなり雪が深くて、登山道は隠れているようなのだ。

十勝岳も同じ状況らしい。明日までは天気がいいのに、登山ができないのはいかにも残念である。仕方がないので、富良野は通過して、十勝に向かった。登山ガイドを探して、日高の北端にある山、芽室岳に登ることにした。
芽室岳には昔、釧路に住んでいたときに登っているのだが、この山は二つのピークを持つ双耳峰である。芽室岳山頂には登ったが、もう一つのピーク、西峰(パンケヌーシ岳)には登っていないのだ。そして、電話で訊いたら、雪は少し残っているが山頂まで大丈夫ということだったのだ。
富良野の観光は明後日にして、帯広方面に向かった。


618

登山口を出発したのは645分である。
登山口にはりっぱなログハウス風の小屋が建っていた。これは宿泊のためのものではなく、休憩舎である。
最初はエゾマツの林の中の道である。あまり傾斜はなくて、これをひたすら歩いて行く。日が射していていて、木々の緑が輝いている。こういう新緑の時期に林の中を登るのはひどく気持ちがいい。
歩き始めて1時間半ほどで、広い尾根を行くようになる。木々がまばらになって、傾斜が緩やかになり展望が開けてくる。尾根の東側には雪がかなり残っていた。また、雪道を歩くのかと思ったら、登山道は忠実に尾根の上をたどるので、雪の上には出ないのだ。その雪の斜面の向こうには雪を多く残す峰が連なっている。目指す芽室岳である。
その反対側には梢の向こうに、際立った三角峰が見える。地図で確認するとこれが「西峰(パンケヌーシ)」なのだ。絶対この山には登ろうと思った。
左右の景色を楽しみながら、急な尾根の道を登って行く。
山頂と西峰とのコルに着いたのは9時半である。ここはT字路になるのだが、はっきりとした指導標は立っていなかった。西峰への道は一般的ではないみたいだ。
まず、山頂を目指す。
山頂までの道はところどころで雪の斜面を横切らなければいけなかった。
けっこう雪が残っているのだ。
振り返ると、西峰の三角峰がするどく聳えている。急な斜面を登ってケルンのあるピークに着き、山頂だと喜んだら山頂はもう少し先であった。
山頂に着いたのは950分である。
山頂からの展望は本当にすばらしい。
今回の登山旅行では、日高の山にいくつか登ったが、展望には恵まれなかった。
今日はすばらしい天気で、日高の山稜を一望にできるのだ。うれしくなってしまう。
惜しむらくは、この芽室岳は日高山脈の北端にあるために、日高の中央部分の山を間近に展望できないことである。それでも、残雪で飾られた日高の山々はすばらしい。
なんかうれしくて、長い時間この展望を眺めていた。
1時間近くもいてしまった。
そうこうしているうちに、日高の山には雲がかかり始めた。天気は下り坂なのだ。
仕方がないので山頂を後にする。これから西峰に登らなければいけない。
分岐まで戻って、細い這い松の間の道に入る。少し心細い道である。
這い松を掻き分けて緩やかに下ると雪原に着いた。ここからは雪の斜面を登るのだ。
傾斜がきつくなる。でもけっこう踏み跡がはっきりしているので、安心である。
山頂の間近で、這い松の中の道に入る。ここからはめちゃくちゃに急な登りである。這い松に掴まって登って行く。西峰山頂に着いたのは11時半である。
ここから芽室岳を振り返る。けっこう堂々とした山である。
残念ながら日高の山々は雲に隠れてしまっていた。
パンケヌーシにも登ることができて、大満足である。
あとは来た道を引き返して、登山口に戻ったのは1時半であった。
天気に恵まれて、楽しい登山であった。

さて、明日は天気もあまりぱっとしないはずなので、休養日にするつもりだ。
ここから富良野に引き返して、富良野観光をするつもり。私は富良野が好きなのだ。
とりあえずは、帯広に行って、温泉に入ることにする。


NEXT オロフレ山

BACK 私の北海道の山百選

登山口の休憩舎


樹林の尾根を登る


雪道になった


尾根から芽室岳が見える


西峰との分岐


芽室岳山頂への登り


芽室岳山頂


西峰への道


登山口へ戻った





総合TOP My日本の山  My日本の道  日本の旅  自己紹介
















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送