かりばやま

標高 1519m
36日間、北海道を走り回って53の山を登った。その登山旅行の最後の山が狩場山だった。すばらしい天気に恵まれて、真っ青な空と輝く雪渓。なにも言うことはない。来年も北海道に来ようと思う。
南狩場山から狩場山山頂

BACK 黒松内岳

2005年77

黒松内岳からは黒松内町に戻って、そこから日本海に出る。海岸線の道を走って、弁慶岬を回りこむ。ひたすら海岸線を走って、島牧村に着く。村の入り口に道の駅があったので、ここに車を停めた。道の駅の名前は「よってけ!島牧」というのだ。
この夜はこの道の駅で泊まった。

78

さて、今日が北海道登山旅行の最後の日である。夕方には函館からフェリーに乗らなければいけないのだ。
島牧村から少し行って、山に向かう道に入る。これは賀老高原に向かう道なのだ。
キャンプ場があって、広い駐車場がある。ここは賀老の滝の入り口である。この滝には帰りに寄ろうと思っている。
さらに林道を走って行く。途中で舗装ではなくなったが、かなり走りやすい道である。橋を渡るところで林道は通行止めになっていた。ヤバイと思ったが、その通行止めのすぐ右が狩場山登山口であった。
歩き始めたのは650分である。
林の中を登って行く。空は雲っていて、今日も展望は期待できそうもない。最後の日くらい晴れてほしかったのだが。
尾根の上に出る。笹の中の道で、少し雪が残っていた。
尾根の道を登って行くと、空の雲がだんだん取れてきて、青空が現れ始めた。
行く手には雪渓をいただいた斜面が見えてくる。真っ青な空が広がっている。うれしくなってくる。
笹の斜面を緩やかに登って行くと、大きな雪渓に遮られた。急な雪の斜面で、これをトラバースしなければいけない。地図で確認すると、このあたりが地図に書かれた「下部花畑」のようである。雪が解けてしまったらお花畑になるのだろうが、今はただ一面の雪である。今回の北海道登山では最後の最後まで雪に苦しめられることになった。ようやくの思いで、この急な雪の斜面を登りきった。
再び笹の道に入ったが、しばらく行くと再び、広大な雪の斜面にでた。これは道がよくわからない。踏み跡を探して、これをたどる。ここが地図の「お花畑」である。
すさまじく急な雪の斜面を登って行く。どこに登りついたらいいのかわからない。ともかく、必死の思いで、急斜面を登って行く。スキーのストックを持ってくるべきだったと悔いたがもう遅い。途中で軽アイゼンをつけた。それでも、足元がズルズルとすべる。
急な斜面を登って、それからトラバースして、笹薮の間に見える登山道らしきところを目指す。このときは本当に必死であった。つくづく、ちゃんとしたアイゼンを持ってくればよかったと思った。来年は絶対、12本爪のアイゼンを持ってくるぞと心に誓った。
ようやく雪渓を抜けて、笹薮の間の道を急登する。樹林の中に入って登って行くと、頂上まで1kmという指導標があった。展望が開けて、行く手に岩峰が見えて、それが「南狩場山」のようである。
樹林の中を登って行くと、9合目の指導標がたっている。南狩場だと思うのだがそういう標識はなかった。樹林の中を少し下って、広い尾根に出る。ここからは平坦な道である。
その広い尾根は雪におおわれていて、その上に踏み跡が続いている。平らな雪の上の道はかえって歩きやすい。行く手には広大な台地が広がっている。空はすっかり晴れて、青空が広がっている。下は一面の雲海である。山頂に向かって平らな道を歩いてゆく。吹く風が気持ちいい。最高の気分である。
雪の尾根から、雪がとけたばかりとわかる登山道になる。途中で半分雪に埋まった「親池」と「子池」があった。
山頂には広大な平原をゆるやかに登る。行く手に赤い鳥居が見えてきて、そこが山頂であった。この鳥居の奥に山名の標識と三角点があった。
山頂からの展望はすばらしい。登ってきた方向をみると南駒場の岩のピークと絶壁が見える。東側には大平山の長く連なる尾根をみる。海の方向は一面の雲海である。
真っ青な空を見上げていると、今回最後の山はすばらしい形でしめくくれたと思う。
来た道を引き返す。
下りの難所は2つの雪渓で、下って最初の雪渓はすさまじく急であった。軽アイゼンをつけても、足元がズルズルとすべる。11歩、足場を刻んで下るしかなかった。
登山口に戻ってきたのは1時半である。いい山であった。

さて、賀老の滝を見学にゆく。キャンプ場まで戻って、ここから遊歩道を歩く。これはかなり距離があった。舗装された道を歩いて行き、10分ほどで左に下る道がある。ここからは階段の道をひたすら下るのだ。谷底までくだらなければいけない。
階段はひどく歩きにくかった。
ようやく谷底に着くと、ここから賀老の滝が見える。さすがに北海道一大きな滝というだけあって、すばらしい迫力の滝であった。
千走川が滝を作っていて、その幅が大きい。しばらく見とれていた。私は滝が好きなのだ。

狩場山から函館山までは遠かった。電話で予約を入れて、なんとか17時半のフェリーに乗ることができた。フェリーの上から、函館の景色を眺めていると、40日間の思い出がよみがえってくる。来年もまた来るぞと、心に誓った。

おしまい

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狩場山登山口


こんな感じの指導標


樹林を抜けた


雪渓が見えてきた。霧が晴れてゆく


雪渓を登る


ようやく雪渓が終わった


頂上まで1kmの標識


9合目


山頂に向って雪原を行く


千走旧道コース分岐


狩場山山頂





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