かむいだけ

標高 983m
神威岳は極めて特徴的な山である。西部劇に出てくる台形の岩山そのものなのだ。
登山口には熊出没の情報がいっぱい貼り出されていた。
登山道から神威岳

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2005年6月8日

さて、午後からは定山渓の神威岳に登ることにした。砥石山山頂から眺めたら、雪がまったくなかったからだ。

国道230号線を走って、定山渓に向かう。

神威岳には定山渓温泉の手前で右に入る。少しだけ林道を走るとゲートがあって、その前に車が数台停まっている。ここから林道を1時間以上歩かなければいけないのだ。
しかし、驚いたのはゲートにはいくつものカードがぶら下がっていて、それはすべてヒグマ出現の情報なのだ。この定山渓というのは札幌も近いから、熊なんていないと思っていた。ところが、このあたりは本当に熊が多いらしいのだ。
11時半に歩き始めた。林道を行く。十分車が通れるりっぱな道なのだが、どうして通行できないのかと思ってしまう。
小さな砥山ダム湖を右に見て歩いて行くと、20分ほどで左に登山道入り口がある。林道はさらに先まで続いているのだが、この登山道は林道の曲がりくねったのをショートカットする道なのだ。さっきのヒグマ情報では、最近、この道でヒグマの足跡が発見されているのだ。鈴を鳴らしながら歩いて行った。
かなり藪が道にかぶさっているところもあって、ちょっと不気味である。
このショートカットの道は再び林道と合流する。
再び林道を歩いて行くと、行く手には神威岳の岩峰が見えてきた。西部劇の岩山みたいである。
ゲートから歩き始めて1時間、林道終点に着いて、ここからが本当の登山道である。最初に沢を渡る。沢から少し急登して台地の上に出る。
尾根に取り付いて登って行く。だんだん傾斜はきつくなって、右の谷の向こうに神威岳の岩峰が見える。登山道には倒木が多く、これを越えるのが大変であった。
だんだん尾根も細くなってきて、本格的な登りになってくる。私のガイドブックには、登りきったところに「喫煙所」という標識があるとなっているのだが、見当たらなかった。でも、ここだろうと思われるところで少し休憩することにした。木の間越しに神威岳の岩峰が見える。つくづくすごい山だと思ってしまう。
登山道は山頂の左に張り出している尾根をたどる。傾斜は緩やかで、少し下ったりする。樹林から笹原の中の道になって、この斜面を急登する。このあたりが展望台のはずなのだが、標識がないのでわからない。コルに下って登り返す。ここからは山頂に向かってひたすら登るのだ。途中傾斜のきついところにはロープが下がっていた。
山頂には2時少し過ぎに着いた。
山名の標識が木の根元に立っていた。
山頂からは、すぐ間近に「定山渓天狗岳」が見える。鋭い三角形の山で、岩峰である。明日はこの山に登るつもりなのだが、雪はないみたいだ。ただ、その後に聳えている余市岳は雪で真っ白である。当分、余市岳には登れそうもない。
来た道を引き返す。
熊の心配をしていたのだが、なんとか無事登山口に戻ることができた。車の前に着いたら4時をまわっていた。


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登山道入り口


砥石ダムをみながら林道を行く


短絡路を行く


登山道に入る


神威岳の山頂が見えてくる


神威岳山頂





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